
2026.2藤咲整形外科医院だより
夜明け前の月と朝日の兆しの共演を駐車場掃除に興じ、日の出が早くなったようだと感じるころとなりました。水仙開き梅に期待し、日中は春の気配に気づきます。院の草畑を見回れば、柿、無花果、藤、ブルーベリー、草草に至るまで、芽吹きの準備に余念ありません。
各地でフルマラソンが開催される世でありますが、中でも勝田全国マラソンは新春のフルマラソンの古参にして今年73回を数える古強者、年の初めの足試しに、多くの足自慢、挑戦者、各人思い思いのいでたちで、ひたちなか市、東海村を駆け抜けます。寒さが勝田全国マラソンの気のつけどころですが、建物にして8階に及ぶともいわれるアップダウンも走者にとっての注意点です。
今年も勝田全国マラソンの医療班として参加しました。一人一人に物語があるのがマラソンです。かつて著明な登山家に、なぜ山に登るのかと問うたところ、そこに山があるからだと答えたというのは有名な逸話です。マラソンは遅速を問わず、体にとっての限界を問うに等しい過酷な競技です。登山もマラソンも、危険は常に隣りあわせです。答えに間髪を入れずに至るのは、ただ走りたいという無心の欲求があるからです。それでも言葉を求められれば、走者はそこにコースがあるからだというでしょう。
走者を見守るのは大会本部と街全体です。沿道の警備のかた、応援の方、医療の銀輪隊、メディカルランナーも頼りです。事務部門、時間測定、皆総動員です。走る一人一人は不特定のだれかでなく、名前で呼ばれる重要な存在です。私もスタッフの一人、密かに10m程走ってみましたが、聞かれたいのは、なぜ歩くか、です。
皆様お体大切に
ホームページURL
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2026.2藤咲整形外科医院院長 藤咲 裕