FORESIGHT

FORESIGHTは、1980年2月日本のパソコン創世期、小牧氏、稲野辺氏、故島村氏3名の高校生によって創立されました。FORESIIGHTは、まだパソコンの情報が少ない時代に、一月に1度会報の情報提供とカセットテープによるプログラム提供を行うという。今考えれば無謀とも思える当時には類を見ない画期的なクラブでした。だれでも勉強すればパソコンプログラムが作れるとの期待から会員より提供されるプログラムなども増えるとクラブスタッフ一同は考えていました。しかし理想と現実とはなかなか思い通りにはなりません。会報は、会員スタッフの多くのボランティア的活動で続けられてきましたが1988年41号最後に休刊となり現在に至ります。
FORESIGHTに参加された方々のプログラムは当時のマイコン誌(当時はパソコンよりマイコンと呼んでいた)にも数多く発表されました。皆さんの中にもプログラムを楽しまれた方もいらっしゃるかもしれません.FORESIGHTの活動は他に毎月パソコン例会、講習会や情報交換、合宿、マイコンショーなども手がけてきました。
現在では、会員制度も実質解消し毎月第一日曜に有志が集まり情報交換などを行っています。だからといってFORESIGHTの活動が終わったわけではありません。パソコンも成熟期入り、インターネットなど先進のメディアも増えた現在新たな活動の場を得たとも言えます。

会報

1980年から続いた会報表紙類とプログラム一覧です。

会報

会報プログラム'80-04から'80-10
会報プログラム'80-11から'81-08
会報プログラム'80-09から'82-06
会報プログラム'81-09から'83-12
会報プログラム'84-01から'85-06
会報プログラム'85-09から'88

出版

BIG FORESIGHTは、FORSIGHTに参加された300人ものプログラマーによって作られた膨大な量のプログラムの中から編集・掲載したものです。1984年12月25日に株式会社ナツメ社より発行されました。

BIG FORESIGHT ナツメ出版

F・B・I

(FORESIGHT BULLETINBOARD INFOMATION SYSTEM)
FBI は、1985年7月実験サービス開始から1998年4月28日休局まで実に12年9ヶ月間FORESIGHT会員である中村氏により運営されました。中村氏の当時芽生えたばかりのパソコン通信へのチャレンジはFORESIGHTの会員ばかりでなく広く一般に人々に開放され東京の主要BBSにまで成長していきました。
最初の実験サービスは千代田常磐マイコンクラブの横田氏から提供されたホストプログラムに改良を加え毎週土曜の夜8時から9時半に限定し実施されました。
また川村氏も実験サービス開始時より参加、パソコン通信ホストプログラムを本格仕様へとC言語+アセンブラを駆使し移行していきました。1986年5月18日FBIは本稼動を開始、同年7月20日には1200BPSのサポートと毎週土曜午後8時から翌日曜の午後8時までの限定24時間運営に延長、1987年1月27日に多回線化、同年2月にはゲトーウェィサポート、同年4月1日より終日運営となりました。(ここで開発されたパソコン通信ホストプログラムは後に「BIGModel」となり商品化され日本の代表的BBSプログラムとなりました。)以降パソコン通信自体は黄金期を迎え社会に広く認知され様々な人々とのコミニケーション手段の担い手となったことは皆さんもご存知のことと思います。さて、永く続いたFBIも1998年使用機器の老朽化と大手VANやインターネットなどが一般の人にも利用できる時代となり ここで一区切りをいれ、休局を迎えるに至りました。長い間精力的に草の根BBSとしてパソコン通信にご尽力をされた中村氏にはFORESIGHT会員一同深く感謝しております。

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