磁気車（東日小学生新聞「科学の新世界」より）
1939年（S14)
1939年の日刊の小学生新聞の日曜版のカラー特集です。科学の新世界という特集で、近未来を想像した絵です。このような絵は、60年代頃まで、あったような気がします。写真やコンピューターグラフィックではなく、紙芝居風の絵なのです。1939年は、戦争への道に着々と進んでいた時期ですが、まだ戦争ものではない記事がありました。今のリニアモーターカーになるのでしょう。車窓の人物の絵は、ブリキのおもちゃに描かれている絵のタッチそのものです。山あいですか、険しい岩山の谷間を行く磁気車、当時の子ども達は夢を膨らませながらこうした絵を見ていたのでしょう。私が育った時代も、このような想像した絵を載せた図鑑が多くありました。何か夢のあるほのぼのとしたものを感じます。ちなみに、この絵を小学校の時に見たひとは、今6〜70代になってるのでしょう。
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