東京の観光絵はがき4点(夜景)

1955年(S30)

銀座数奇屋橋から、4丁目交差点を見た夜景の絵はがきです。当時は、モノクロの上に彩色をしていますので絵のように見えてしまいます。また、これもレトロで味があるのですが。都電が走っているのがわかります。森永の地球に輪の付いた広告灯が目印です。でも、電気昔だから凄く消費したのでしょうね。

これは、4丁目の交差点から築地方面を臨んだものです。車がいるところは「晴海通り」になります。地下鉄銀座線の入り口です。やはり、夜景です。男性のシルエットですが、帽子をかぶっています。この頃はまだ帽子をかぶっているサラリーマンが、多かったのです。サザエさんの波平なんかは、50年代をひきずっているのです。右側に、「ニッポンビール」とありますが、今は地下にライオンのビアホールがあって、地上は日産のショールームです。「ニッポンビール」は、戦後、大日本麦酒がアサヒとニッポンに分かれて行きました、そしてサッポロになります。そうそう、今住んでいる近くの酒屋にはまだ「ニッポンビール」の看板があるんですね。

これは、新宿です。東口の駅前から四ッ谷方面を臨むというかんじです。左手が、アルタのビルになります。右手に高野のフルーツパーラーがあります。西口は、まだ淀川の浄水場があった頃です。

これは、渋谷です。ハチ公前のほうです。東横百貨店が見えます。山手線のガードが見えます。ビルがほとんどありません。子どもが集まる今の、騒がしい渋谷が嘘のようです。東急もまだ今みたいに「ハイソ」なイメージはなく、緑のケロヨンみたいな電車が走っていた頃ですね。


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