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マンドリン悠々(2004年5月7日-2)
指揮者兼アレンジャーの呟き
2004年5月7日(金) 晴
KMC172回定期演奏会
5月23日(日)に文京シビックホールで慶應義塾マンドリンクラブ(KMC)の171回の定期演奏会が開かれます。
昨年の秋からぼくは常任指揮を引退して久保光司くんにバトンタッチしました。それで、今年はのんびり聴きに行こうと思っていたのですが、どういうわけか客演指揮の依頼を受けたので、今さら、のこのこ出ていくのもかっこがつかないのでは、とも思いましたが、よくよく事情を聞いてみたら「新曲」を発表したいということで、それも数年越しの企画だったようで、いまの4年生は、ぼくが引退するとは想像もしていなかったらしく、ぼくが振ることを前提に作ったという経緯説明を聞かされました。そういうふうにお聞きすると、なんだかとっても嬉しくなりました。久保くんに特別のお許しを得て、それで、その1曲だけ、ちょこっとおじゃまさせていただくことになりました。
作曲したのは安藤真裕子さん。いま芸大の4年生で、不思議な方で、1年生のときから慶應のマンドリンクラブに在籍しています。安藤さんには、一昨年発足した「あめむぼクインテット」にも、何曲か作品を寄せていただいたので、今回の曲も、すんなりと理解できたように思います。「月ヲ想フ」というタイトルで、とても素敵な作品です。3つの小品からなる月に寄せる連作です。「月」はその姿を変容させ、鏡のように神秘的な光りを映しています。空を舞うような雅びやかな1曲目「クルイツキヨ」。続く2曲目は「the moon in a train」。淡々と走る夜汽車の窓にぽっかりと浮かぶ月を眺めている、すると汽車はどんどん進んでいくのに月はしっかりと寄り添っている。そんなイメージだそうです。延々と連なるリズミックなトーンの向こうから窓に写し出される ポートレールのようなものが浮かびあがってきます。3曲目は「新月」。時間の観念がなくなる。そうしたカオスのなかからやがて穏やかな光がさしてきます。すべての過ちを許してくれるような穏やかな包容感で満たされていきます。文京シビックホールは前回アメデオの定期をやった場所です。文京公会堂といえば、昔からマンドリンコンサートがよく開催されていた由緒あるところです。是非、演奏会にいらしてみてください。
慶應義塾マンドリンクラブ第172回定期演奏会
2004年5月24日(日)開場13:30開演14:00
文京シビックホール(大ホール)
東京メトロ後楽園駅、都営地下鉄春日駅(下車0分)
常任指揮者 久保光司
第1部 奇歌劇「こうもり」序曲(ヨハン・シュトラウス)
間奏曲「蛍の舞曲」(アメデオ・アマデイ)
「リュートのための古代舞曲とアリア」第3組曲(レスピ−ギ)
第2部 組曲「月ヲ想フ」(安藤真裕子)初演
祝典序曲「1812年」(チャイコフスキー)
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