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マンドリン悠々(2004年3月6日)
指揮者兼アレンジャーの呟き




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2004年3月6日(土)
選曲の楽しみ!
来週、アメデオの飲み会があります。来年のことを話しあうそうです。
それで、ぼくも来年はなにをやろうかっていうことについて、いろいろ考えてみました。1票を投じようというわけです。毎年そうなんですが、この時期って楽しいですよね。なんていうか、曲を決めたり、音楽会の構想を練るのはわくわくします。やりたいものをあげろなんていうことになったら、それこそ星の数くらいありますから、いったいどうやって絞り込むか・・・。これは至難の技です。

久我山小学校のみなさんと、また、なにか一緒にできたらなぁ、久我山小学校のみなさんは、お邪魔するたびに上手になっているっていうこともありますけど、なんだか、みなさん、音楽のことがますます好きになっているっていう感じも伝わってくるからです。そうですね「手のひらに太陽を」っていううたを思いっきり歌うとか、あのうたはいいですね。力強く生きるっていうことの素晴らしさが溢れています。たくましさもありますね。みんな一緒だっていうのもいいですね。あの伴奏の出だしのところがとくに気に入っています。弾んでいてわんぱく魂みたいなのが、それが始まっただけで、ほんとうに最初の2小節だけで、もうすっかりその世界に引き込まれてしまうんですね。

もう1曲あげるとすると、それは「誰も知らないここだけの話し」っていう曲で、これも「みんなのうた」で紹介された曲です。秘密ってちょっといいですよね。必ずばれちゃうんだよね。でも、かくれんぼみたいで、ちょっとどきどきして、それで、ズボンがずりサガッタようなやんちゃくちゃな感じがいいね。というわけで、「みんなのうた!」なんかどうだろう。その当時の資料をNHKあたりに取材して、そうしたら、ついでにぼくたちも取材されちゃったりして・・・。ほんとうに「みんなのうた」って、いいですね。
ぼくは小学校のころ音楽の先生にあこがれていて、といっても日尾先生みたいに素敵な先生だからっていうより、どちらかというとその先生は愉快な先生で、そのピアノの伴奏にあこがれていました。ヤマハでみんなのうたの本を買ってきて、たしか、あのころは水星社っていう出版社で、全部で7巻くらいあったと思います。伴奏だけ弾いていても楽しいんでしょうか?ブンチャッチャッみたいのばかりのもありましたが、それはそれで楽しいんですね。メロディは歌えばいいのですから。それに、そもそも憧れていたのは、合唱に併せて弾く先生のピアノだったのですから!それで、教科書にも伴奏の楽譜が付いているのもあったのですが、教科書のやつはつまらないんですね。なんていうか簡略になっている。密かに先生のあんちょこのような、いわゆる指導書みたいな分厚い本がピアノのうえに置いてあるのを休み時間に見たときは、ときめきましたね!それでちょっと試し弾きなんかやったんだと思います。そのときはもう宇宙を飛びまわるような気分でした!当時のお気に入りナンバーは・・・「線路は続くよどこまでも」(これは伴奏もこっていて凄いです。いきなり汽笛!っていうようなのが轟いて、一気に駆け抜けていく感じです。おなじブンチャッチャッなんだけどバスの進行がいいんですね。ごきげん気分で、ずいぶん我家でこのブンチャッチャッをやりました。相当やかましかったでしょうね。ちなみに、この曲は中学1年のときの合唱コンクールで伴奏を弾きました!このときは、嬉しかったですね。夢が叶ったようでした。もう全身のパワー全開でブンチャッチャッをやりました。もちろんぼくたちは優勝でした。

「ぼくらの街はかわぷちー」っていうのもよかったですね。これは林光さんの曲で、そのころ「森はいきている」というミュージカルを聴きました。これがタイトルだったかどうかは定かではありませんが、これもブンチャカやるのが愉しくて、結構はまっていました。「燃えろ!燃えろ!真っ赤に燃えろ!」というところが、呪文みたいで、真っ赤になってブンチャカやっていました。さっきの「だれも知らないここだけのはなし」タイトルは忘れてしまいましたが、セリフは覚えているやつ「今日も朝から一日中、はさみの音も軽やかに、羊苅るその仕事場にたちまち羊も丸裸!」っていううた。「ピクニック」も快調です。「トムピリビ」「サモア島のうた」「おお牧場はみどり」「おおブレネリ」・・・。これに昔のアニメの主人公たちを呼んで、なんかキッズワールドみたいなのをやるっていうのはどうでしょう。全員いろとりどりのTシャツを着込んで、それで「アメデオのわんぱくランド」へようこそ!みたいなノリで弾きまくる、歌いまくる、子供もアメデオもお客さんも、もう、みんなでうたいまくる!それでパンフレットには忘れた歌詞が全部書いてあるみたいな。曲によってはアメデオ臨時創設合唱隊みたいなクワイヤが突然楽器を置いて立ち上がるみたいな演出で・・・歌唱指導は隠れゴスプレ委員におまかせしましょう・・・それで終曲はハレルヤかなにかで盛り上がる「オーハッピーデー!」みたいに。

さて、代替の構想としては「フランスのこどものうた」っていうのも、これも捨てがたい。この間は「マザーグース」これはイギリスの童謡集でした。マザーグースは結構奥が深くて、なぞなぞうたや、子守うたや、あそびうた、パロディ、諷刺、ギャグ、いろいろ幅も広くて盛り沢山でした。怖いうたもあったりしました。メルヘンは怖いもの。悪いことをしたら地獄におちるぞ!みたいなのがあって、深い森の置くには恐ろしいトロルが住んでるんですね。トロルは北欧のお化けで、ムーミンの正式名称はムーミントロールでしたっけ。それで「トロルハロゲンの愉快な婚礼」なんていうグリーグのこれもめちゃくちゃ愉しい行進曲もありました。そういえばトトロってトロルから来てるのでしょうか?

それでマザーグースをフランス語で言うと「マメールロワ」。これってラヴェルだよね。それで一気にフランスに飛ぶっていうのも素晴らしい!それで、我家の蔵書に「Vieilles Chansons et Rondes」っていうのと「Chansons de France pour les petits francais」いずれもM. Boutet de Monvelという人が著者。ぼくは第外国語はこれでも仏蘭西語だったんだけど、これが全部フランス語なので、ちんぷんかんぷん。でも結局これって楽譜付きの絵本なのでよくわかります。要は童謡を集めた絵本。フランスの童謡といえば「フレールジャック」や「アビニョンの橋のうえで」それから「月の光」なんかが知られていますが、「La Bergere」っていう曲「原っぱ」っていう意味でしょうか、この曲はドビュッシーの「おもちゃ箱」っていうピアノの連弾の曲(これはドビュッシーが書いた絵本?)の3楽章に登場していました。何年か前にアメデオでも取り上げたアンゲルブレシュトの「子供部屋」はすべてフランスの童謡のアレンジでした。というわけで「フランスの子供のうた」っていうのをやるっていうのはどうでしょう?「ひばり」や「いたち」のような愉しい曲もありますし、歌詞はなくても楽しめるものも沢山あります。そもそもフランス語ってしゃべるだけでも音楽みたいですから、ルルルルやるだけでフランス語みたいになるかも・・・。そうなるとオープニングはフォーレがいいですね。フォーレは「ドリーの部屋」っていう有名な連弾の曲があるけど、マスクとベルガマスクの序曲がぴったりでしょう。なんていうかお伽の国にスキップしながら出かけていくような感じで心も弾みます。

もしフランスがだめならドイツでもいいよ。ドイツは素晴らしい!「こぎつねこんこん山のなかー」「山のなかー」とか「ぶんぶんぶん、ハチが飛ぶ」。なんと、そんな童謡を集めたマンドリンのオリジナル曲があるんです。ちゃんとCDにもなっていて、「ヴェストファーリッシュ地方のうた」とかいう曲です。ケルン在住の内藤さんが昔楽譜とともに送ってくれました。リトネッロという挿入曲がちょうど「展覧会の絵」のプロムナードのような感じで時々登場していろいろな曲をつないでいくという構成になっています。この曲、大好きな曲で、昔からやりたいやりたいといって選曲会議にあげるんですけど、ついに陽をみない状況です。まぁ、「ツプフ」という奏法(ピックで弦を弾く奏法。弾きかたにもいろいろあって、ちょっとやっかいです・・・。)マンドリンって弾いた音がいいんですけどね・・・今はちょっとなじみがないし、どうしても敬遠されがちですね。結構いい曲なんだけど・・・。でも100人でやる曲ではないかも・・・。でも、いい曲ですよ。ギターが結構かっこいいです。和声やリズムも愉しいし・・・。でも、却下されるでしょうね・・・。
それで、著作権の問題があるんだけど、ドイツと童謡ということになると、やはりカールオルフっていうことになるんでしょうね。グルム童話のオペラとか、「月」っていうとてもお洒落な曲もあったりするんだけど、なんといっても「schulwerk」でしょう!これってそもそも学校の教材だったようです。リズムの繰り返しみたいな曲が多いんだけど刺激的です。リコーダーとかタンバリンだとか、そういう世界なんだけど、なぜかうきうきしてしまうんですね、それにドイツの木のおもちゃのような温もりがあるんです。ティンパニやパーカッションが大活躍することまちがいなしですが、これやるんだったら半分くらいのメンバーはいろいろな打楽器に持ち替えるっていうハプニングがおこることは間違いありません。おもちゃの交響曲はこの間やったばかりですから、久しぶりにモーツアルトの序曲はいかがでしょうか。メルヘンであれば「魔笛」といきたいところですが、「牧場の王様」っていうのはいかが?

なんだか、とりとめのないことになってきました。つきないので、このあたりで・・・。

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