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マンドリン悠々(2003年7月18日-1)
指揮者兼アレンジャーの呟き




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2003年7月18日(金)-1 くもり
夜間飛行中継
なかなか家でCDを聴くような時間がとれなくて、最近は通勤時間にウォークマンで聴いています。昨日はゲルギエフとアバドの「展覧会の絵」を聴きました。ゲルギエフは意外に演奏が丁寧に練り上げてあるという印象でした。意外にと思ったのは「シェヘラザード」が凄まじかったからかもしれません。ここでも思ったのですが、やはり金管の多様がオーケストレーション的に気になりました。さすがにヴィーンフィルハーモニーの音は柔らかくしなやかで美しいという感じはありますが、どこかよそよそしい感じは否めません。アバドはベルリンフィルハーモニーの演奏で、これもまことに豪華絢爛という響きですが、平凡な印象。終曲の「キエフ」の感じでは、ゲルギエフは壮大という感じ、アバドは輝かしいという印象。それにしても抜きにでているのは弦中心のフンテック版で、これはじつにしみじみとしていていいですよ。キエフの賛美歌は弦ですがこの弱音の響きは心が洗われるようで、鳥肌がたちます。おいおい満員電車のなかで鳥肌がたってどうすのじゃ!でもそうなんだからしょうがないじゃないの!だから、この連休中にもし許されたら部屋を真っ暗にして真夜中に聴いてみたい。ほんとうならばヴォリュームは全開にしておいてこのコントラストに浸ってみたい!今度アメデオでやるときは、もうマンドリンの超弱音トレモロの技術を徹底的にみんなで研究してみたいと思うのであります。そこで、これは前回亨君が言っていたんだけど、このコラールは2回目はフォルテと書いてある!そのとおり!しかしフンテックは2回目もピアニッシモなんですね。ここが不可解ですね。しかし、ひょっとすると、同じ唱が、少し近づいて大きく聴こえる程度のコントラストなのかもしれない。それでフォルテとあるのかもしれない。いずれにしても厳かなコラールを成功させたい!これはおそらくガルトマンのレクイエムになっているにちがいない。だから悲しい!そのキエフの門の壮大な構想、それが立派であればあるほどに悲しいのでしょう。それから、アバドベルリンフィルにカップリングされているウゴルスキというピアニストのソロをざっと聴いたんだけど、これはかなり病的でした。やはり展覧会はお化け屋敷なのかもしれない!事実カタコンベは死者の魂を葬ってあるところには違いないが、それでちょうど妖怪の祭りの禿山のエピローグのように朝靄のなかに陽が指してくるような眩しい光の音。それもつかの間。ババヤーガのまさにジェットコースターのお化け屋敷バージョンみたいなのりものに振り回されるのである!まさに壮絶!それで印象的だったのはやはりキエフのクライマックス!ガルトマンの門にぶら下がっている3つの大きな鐘。これが執拗に強調されている!例のプロムナードのテーマが、そうラヴェルのアレンジでは輝かしく蘇ってくるところ!それがまったく違う!あくまでも鐘が鳴り続けて、その合間にプロムナードが顔を出すような響きである。「そうか!」これに違いない!ということでこれからはピアノを聴こう!これからはフンテックとありとあらゆるピアノ、これでイメージを固めていこう!
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