1曲日 |
「眠りの森の美女のパヴァーヌ」Lent(レント)、イ短調、4分の4
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わずか20小節、しかもごくわずかの、選び抜かれた音符だけで構成された音楽。神秘的な雰囲気で聴き手を夢の世界に誘います。
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2曲目 | 「一寸法師」Tres modere(きわめて中庸の速度で)ハ短調、主に4分の2と4分の3
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頻繁に変化する拍子が森の中を不安気に歩く一寸法師の様子を表します。中間部では小鳥の鳴き声が聞こえてきます。
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3曲日 | 「パコダの女王レドロネット」Mouvt de Marche(行進曲の速度で)嬰へ長調、4分の2
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パコダはどうやらアジア系の民族のようです。行進曲で、細かい音型も登場しますが、何となく優雅な雰囲気があります。少しテンポが遅くなる中間部は特にその印象が強いですね。どこからかまた最初のメロディーが聞こえてきて、クライマックスを迎えて曲は柊わります。
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4曲目 | 「美女と野獣の対話」Mouvt de Valse tres modere(中庸のワルツの速度で)へ長調、4分の3
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最初に美女が登場。この旋律はエリック・サティの音楽からヒントを得たものと言われています。そのメロディーが終わると野獣の登場。こちらはドビュッシーの音楽からヒントを得たものと言われています。この2つの旋律がからみ合いながら曲が進んでいきます。クライマックスで呪いが解け、野獣は王子の姿に戻ります。
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5曲自 | 「妖精の園」Lent et grave(レント、荘重に)へ長調、4分の3
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おとぎ話の締めくくりにふさわしい曲。ゆったりとした、安らぎに満ちたメロディーで始まり、アルペジオの伴奏と高音域の和音が印象的な中間部を経て、最後は盛り上がって終わります。
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