この場面で初めて知りました。立行司になると軍配の房の長さも違う。これでよく取組中に踏んづけたりしないですよね。 房の長さも何cmとか決まりがあるのかと思いましたが、これはそうではなく行司さんの身長に合わせて作るんだそうです。 さて、何ページか前で行司さんは完全な年功序列の世界ということを書きましたが、今は定年もあって、65歳で定年退職となるそうです。そうなると順繰りに下の人の位が上がるんですね。途中で下の人が追い抜かすことはありませんから、自分の上に今何人いて、その人たちが今何歳で、ということが分かれば、自分がいつどの位まで上がれるかはおおよそ計算ができるんだそうです。 さあ、武蔵丸の登場です。そろそろ行司さんのことも書くことがなくなってきました。かといって武蔵丸のことはもっと書けません。 さて、顔触れ言上で使われた翌日の取組が書かれた半紙ですが、その取組当日に国技館の外のやぐらに張られるそうです。従って、顔触れ言上が行われなかったとしても無駄にはならないんですね。で、その日の取組が終わると当然はがされるわけですが、これも普通はゴミ箱行きにはならず、修行中の行司さんの字でもいいから欲しいと呼び出しさんを通して行って来た人などに差し上げるそうです。なるほど。 雨の日はどうなるんでしょうか。さすがに雨の日に外に張り出すわけにもいかないですよね。きっとそんな日は雨の当たらない場所に張るんでしょうね。 再び伊之助さんです。そうそう、NHKがやっている大相撲中継ですが、結びの一番まで必ず中継できますよね。決して時間オーバーってありませんよね。結びの一番まで必ず6時までに終了するように時間がコントロールされているんですね。早い進行なら「顔触れ言上」を入れたり、進行が遅れると・・・・。さあどうやって時間を縮めているんでしょうか。これは疑問として残っています。タイムキーパーなんかもいるんでしょうか・・・。行司さんが土俵の上で腕時計を見ている姿など見たことないし・・・。