1977 750SS ヘッド分解 3

バーチカルヘッドを外す

エンジンを前傾させる為に リンケージ・ハーネス・ドライブチェーンを外し
リアの下側のボルトを中心に 前傾させる

ボルトは異常に硬く締められていた ボルトにはグリースが塗ってあり
以前にエンジンが脱着されたことがあることを意味する

バーチカルヘッドとシリンダーの分離には気を使うらしい
フィンの方向の関係で こじることが出来ず 細かくハンマーでショックを与えていた
フィンが欠けたら 泣いちゃうよね

シリンダーガスケットは何故か2枚入っていた??
バーチカルヘッド 

こちらもカーボン満載ですが バルブは正常に焼けています
こちらのピストンはカーボン盛りだくさん 
これがducaの何時ものピストン

シリンダーもピカピカに 消耗  排気側には例のごとくピストンの振れ跡
バーチカルコンロッドのも異常はなく 安心

コンロッドのガタの判別は引っ張ってみても 良く解らない
クランクケースに押し当てる様にして ビックエンドに反対方向の力を加える
様にすると解りやすいらしい
ヘッドとクランクケースとの距離は 製品誤差やガスケットが関与する為に
一定ではなく ベルトデスモはベルトのテンション調整によって微調整します

ベベルはシャフトを使用しているので 接合と微調整の仕方が疑問でしたが
図の様に お互いに切かきされた部分を パイブで押さえているだけです
立て方向に対しては微調整は必要無いようです

ベベルには良いプラスチックハンマーが必要です
カムカバーを開けると ピカピカのロッカーアームが登場
カムカバーガスケットは厚手の最近に部品に換えられていた

開けシムはバルブに押されてきちきちに アームに押さえつけられていた
クリアランスはOmmだ 0.10mmから0.15mmの隙間が標準で 
シムをつかみ 上下させると 微かにだが確実に隙間が存在する手応えを感じる

締め側はガバガバに緩んでいて バルブはまったく閉じられていない状態でした

バランス取りの為か 肉抜きされた カムは魅力てきだ 
続く
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