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ベベル二次ギアとご対面
歯車を調べると「曲がりかさ歯車」「スパイラルマイタ」と言う種類らしい
かみ合い率を上げ 2歯か3歯になり、低騒音で強度の高い歯車の種類です
ロックワッシャーは弄られた形跡が無く(分解された跡が無い) 綺麗な状態でした
ホリゾンカムには タコメーター取り出しの為のスリットがあります
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スタッドナットを緩めていくと 一箇所スタッドボルトに固着してボルトごと
抜けてきました フロントフェンダーを外せばボルトごとヘッドは抜けそうですが
ヘッドとシリンダーを浮かせて バイスでボルトを固定してナットを緩めました
写真では 右下のスタッドです
ホリゾンピストンとご対面
カーボン少ないね 良い感じに見えたのだが・・・・・
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まん丸で深い燃焼室形状は 時代も感じるが 可愛い
カーボンは激しく固着しているが DUCAエンジンとして見れば 普通に見える
DUCAはシリンダー・ヘッド間にガスケットが存在していず 直に接合しているので
スキシュエリアの外の外輪部分は 通常はもっと綺麗なはずなのだが?
排気漏れなのか? リターン オイルラインからの漏れか? 怪しい跡が
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ホリゾンシリンダーをクランク側から覗く
ピストンリングの往復部分だけが ピカピカである ホーニングがまったく無い
指で段差が感じられるほど 減っている
これでは オイルは保持できずに 焼き付いても不思議ではない
鋳鉄ライナーを使用しているベベル(スパイラルマイタ)特有の症状です
写真右は正常なライナー
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良く見ると
汚れかと思ったが 汚れでは無い 凹でいる 断層の様な模様になっていた
この状態でシリンダーライナーはダメだ
一般的には ライナー製作 入れ替え又は ボーリング+オーバーサイズピストンと
なるのだが・・・・
写真を整理していて気がついたが
シリンダーとの位置や この角度から見ると 水が溜まって錆びて
リングで掻き落とした様に推測できるのだが・・・
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ホリゾンピストン
カーボンの固着は少ない 多少ウエッティーに見えるのだが
スカートには立て傷はあるが 再使用には問題は無いそうです
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ピカピカのコンロッド 欲しい
ビックエンドのガタを見るのだが コンロッドをクランク軸に対して直角方向に動かす
横方向にはガタが有るので 立てガタを感じとれにくい
やはり 悪い状態を見本を知っていないと 問題判別に自信が持てないな・・
診断は異常無し 腰下分解レポートは無くなりました 良かったね
奥に見える でっかいマイナスキャップが噂の 遠心分離の底蓋ですね
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