3月6日 夢で逢えたら
T・・・さま
お久しぶりです。お元気ですか?
3月だというのに、一昨日は、粉雪が舞っていました。それでも、私のフィールドでは、ヒバリのさえずりや草花の芽生えに春の訪れを感じます。私は、厳しい冬を耐えた生きものたちの、けなげさと、はかなさと、そして生命の力強さを感じる、早春のこの季節が好きです。
私の方は、NGO活動で忙しい日々を送っています。NGO活動は、ライフ・ワークとして今後も続けていくつもりです。大学院はまだ休学中ですが、春からは、本格的にフィールドワークを再開させたいと思っています。
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最近、時々あなたに夢の中で会うことがあります。平安の歌人は「想いが強ければ、夢を見させる」と言いましたが、少しは私のことを思い出して貰っているのかな、と、勝手に自惚れています。
最後にお会いしたのは、いつ頃だったでしょうか。大学を出て、あなたは夢を実現し、私は迷いながらも、暗い森の中を抜けようと手探りで歩いています。最近、ようやく遠くに小さな灯りが見えてきたような気がします。
私は、多分、変わったと思います。でも、変わっていない部分も、やっぱり残っているのでしょう。それが、昔、あなたが好きでいてくれた部分であったらいいな、と心から思います。
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心弱く、迷い多き少女だった私にとって、あなたの存在は生きる力であり、支えでした。あなたから貰ったものは、とても大きすぎて返すこと叶いませんが、いくつかの大切な言葉と想いと共に、これからもまっすぐ前を見て歩いていこうと思います。
いつまでも、あなたらしく、お元気でいてください。