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”ソフトのナムコ、ハードのセガ、数のタイトー(失礼)”ではありませんが、戦後の大手玩具メーカーもまた”問屋のバンダイ、ゲームのエポック、人形のタカラ、花札の任天堂”と得意分野で称される時代がありました。 ぴゅう太オムニボットをつくったトミー(現・タカラトミー)は当時”技術のトミー”と呼ばれ、高度なブリキ玩具にはじまり、プラレール、トミカ、ウォーターゲーム、ゾイドなど確かな製造技術に裏打ちされた玩具で常に業界をリードしてきました。トミーを語る上でこの「技術」というキーワードは決して外せないものなのです。

'70年代中期になると、玩具業界はエレクトロニクス化、脱玩具という風潮に見舞われます。ブリキやプラスチックを得意としてきた業界は、半導体やLSIという新素材の登場にに大きな変貌を求められることになるのです。'80年台のトミーはそれらとどのように向き合い、交差し、また融合したのか、それを知る重要なヒントがぴゅう太オムニボットに秘められていると言えましょう。当時の貴重なパンフレットを訪ねながら、あなた自身が時代の探求者となってください。

ぴゅう子とオムニボット
オムニボットぴゅう太

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