白樺八青(しらかば・やお)オフィシャルウェブサイト〜風の通る部屋〜 

ことばのしごと>作詞

「作詞」というお仕事の始まりは、1993年にユニット
“歌時香(かじか)”を結成したころです。
大野栄潤さんの曲に「ことば」をはめ込んでいくという、いわゆる「曲先」の方法で、作詞の楽しさと生みの苦しみを知りました。
気ままな自由詩と違って、メロディにのる言葉には制約が多いのです。
イメージが広がり「ことば」が生まれるまで、メロディを何回となく聴きます。
そして出来上がった歌が、まるで「ことば」が先に作られたかのようにしっくりとなじんでいると、たまらなくうれしいものでした。

歌時香の活動を休止した1999年以降は、美口啓子さんとのコンビで、主に舞台作品の中の歌を数多く作詞しました。
彼女との共同作業は、詞が先でも曲が先でも、ほとんど手直しせずに出来上がります。
感性が近いというか、あうんの呼吸で生まれた作品がたくさんあります。

そんな私の書いた「歌詞」の一部をここでご紹介します。
興味がおありでしたら、ぜひCDでお聴きいただけると
なおうれしいです。



歌時香(かじか)
1993年に開いた「今津和江 ファーストコンサート」。
「白樺八青」になる以前、歌手への第一歩を記した記念すべきコンサートでした。
このコンサートで編曲とピアノを担当した作曲家 大野栄潤氏と結成したユニットが「歌時香(かじか)」です。
レパートリーは、スタンダードナンバーやミュージカルナンバーをはじめ、オリジナル曲も精力的に創作し、独特の世界観を持った音楽を提供してきました。
1999年の暮れに活動を休止してからは、歌時香としての活動はしていません。
興味をお持ちの方は、CDをぜひお聴きください。


Yao&OKEI(やお&おけい)
奇しくも「歌時香」休止の年1999年に出会ったのが、美しい声楽家 美口啓子さん。
声楽家として活躍する彼女は、素晴らしい作曲センスの持ち主でもあります。
初共演したミュージカル「ふたりのディーバ」で、はじめてふたりで作詞作曲をし、以後いくつかの舞台で作詞・作曲コンビを組むチャンスに恵まれました。
2008年にはその作品から10曲を選びCDも制作。高い支持を得ています。