雌阿寒岳(1499m)
野中温泉からオンネトーへ
2007年8月12(日)晴れ
野中温泉登山口---野中温泉ルート--山頂(昼食)---
山頂---オンネトールート---オンネトーキャンプ場




オンネトーに映る雌阿寒岳と阿寒富士

10日夜、雌阿寒岳基地の野中温泉入り。
前回、ここまで来て雨で登れなかった雌阿寒岳です。
できれば快晴の時に歩きたい。
あれこれ考え、野中温泉に2泊することにしました。
野中温泉には2軒しか宿泊できるところがありません。
連泊の予約は残念ながらできませんでした。
ラッキーなことに隣接の「民宿景福」に泊まれることになりました。
11日、あまり天気はよくないです。
晴れの方向ですが・・・
次の計画を前倒しにして登山は12日にしました。


12日は快晴!
野中温泉ルートから雌阿寒岳へ出発。

野中温泉ルートはいきなり急登でスタートです。


歩きにくい木の根の急登に汗ダラダラ。
樹林帯の中は今には熊がでそうσ(^◇^;)
大きな鈴をつけて歩きます。
すでに何組か入山してるようだし、しっかりした登山道なので、熊も出てこないでしょう。。。。

エメラルドグリーンのオンネトーが・・。私も岩の上に登りたい・・ でも怖いので、ここでピース!
4合目を過ぎるとハイマツ帯になり、視界がひらけ、素晴らしい展望です。
オンネトーに、雌阿寒岳と阿寒富士が映ってます。
ガレの足元にはメアカンフスマの白い小さいな花やメカンンキンバイの黄色い花が可憐です。

オンネトーです 火山特有のガレの連続
メアカンフスマ(雌阿寒岳固有種) ガレの登山道に群生してます





雌阿寒岳は活火山です。火山活動で登山が禁止になることもあります。
登山道には、注意勧告の立て看板が目につきます


何度も「素晴らしい!」の歓声をあげながらガレの登山道を進みます。

日差しがきつく暑い!
火山のザレ石が歩きにくい。
8合目になると、なんだか、ゴーと火口から音が聞こえてきました。
見上げると噴煙も・・・
9合目。山頂まであと少しなのに、ズルズルと滑りそうなザレが続きます。

目の前に危険防止のロープが張られた火口が見えてきました。
怖いけど、見てみたい!
恐る恐る、火口内を覗いてみました。
凄い!不気味なオレンジ色の火口です。
活火山の様子がよく判りました。
あちこちで噴煙をあげる火口 迫力ある火口壁
山頂に着きました!\(^o^)/
3年前、アポイ岳(雨の中の登山)と雌阿寒岳に登る計画でしたが、雨で登れなかった雌阿寒岳。
リベンジできました!

山頂の三角点で記念写真

山頂からの展望は360度です。噴煙をあげる剣が峰と雄阿寒岳。
オンネトー方面をみると綺麗な山容の阿寒富士。
昼食を終え、さて・・・・
あまりの展望に、ピストン下山の計画を変更して、火口を周遊してオンネトールートを下ることにしました。
あとで、後悔することに・・・(ーー;)
右側は火口。噴煙が・・・ 真っ青な空です
火口壁 阿寒富士と青沼


オンネトー方面への下り。
分岐を間違えないように、テープを確認しながらザレの登山道を下ります。
こちらのルートは距離は長いですが、野中温泉ルートのような急登でないのがありがたいです。


阿寒富士とオンネトーの分岐です。
直登のルートが見えてます。
よくみると、阿寒富士に登ってる人が見えます。
分岐から頂上まで30分。ちょっと気になりますね〜
時間的は登れそうですが、夫の膝痛が気になりますので阿寒富士はあきらめて下山。
樹林帯に入り、やれやれ。
キャンプ場に下山しました。
さて、ここからが問題です。
野中温泉までへの足がありません。
歩けば1時間弱で野中温泉には着くのですが・・・
辛いなぁ〜〜〜
キャンプ場で定期バスの時刻を見たら17時頃までないようです。
2時間以上あります。
あきらめて歩き始めてると、私たちの後、下山してきた、室蘭の単独行の方が「乗りますか?」と声をかけて下さいました。
感激!
最高に感謝です!
天気が良いので、室蘭から飛んできたそうです。
ご自身も周遊したかったそうですが、車だとピストンになります。この方は、オンネトールートをピストンされました。
だから、下山してからの足のない不便さを理解されているので、きっと声をかけてくださったのでしょう。
今回も、沢山の素敵な方々と巡り合うことができました。



無事、野中温泉に辿りつきました。
前夜、この景福に宿泊しましたので、温泉は体感済みです。
汗ダラダラだし温泉に浸かっていこうかと思いましたが、私たちはこのまま車に乗って、今夜の宿泊所の屈斜路湖へ。

室蘭の方は温泉へ。今夜もどこかで野営して明日は雄阿寒岳とのことでした・・・


景福の露天風呂 景福の内風呂
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