黒岳1984m(大雪山系)
2006年7月17(月)晴れ曇り
層雲峡ビジターセンター(登山口)---7合目---山頂(ピストン)
 毎年恒例の北海道旅行。
 今年はフェリーで道内入りをすることにしました。
 これまでの飛行機と道内移動のレンタカー。それぞれにメリット・デメリットはありますが、初のフェリーは、
 個室利用と多少グレードアップをした事もあり、とっても快適で大満足でした。
  14日夜 20時に自宅を出発。山歩きの装備一式(飛行機でないので、キャンプ用のガスも問題なく持参)。
   履物も、衣類も旅の状況に合わせて持参できるということもあり、車への荷物積み込みも増えますが、マイカー
 なので問題なし。
 舞鶴フェリーターミナルには22時30分に着きました。出航は15日0時45分発なので余裕あり。
 とりあえず、乗船手続きを済ませあとは待合室で待機。
 目の前の船は17000トン。
 乗船定員820人。トラック、バス、乗用車など200台が乗船可能です。
 大きいです。23時過ぎになると、少しづつ乗船客も増えてきます。オートバイのライダーが多い中、
 大きな山ザックの登山者も沢山。ツァーなのかな、バスから山の装備の団体さん。
 
 船内は4階以上が客室のようで、ドライバーと別行動で受付して部屋のキーを受け取ります。
 エントランスホールの中央の階段は、ちょっとゴージャス?かな。なんとなく優雅な気分になります。
 時間は深夜なので、大浴場も1時間ほどでクローズになりますが、翌日は10時〜6時頃まで入浴可能
 です。
 行きは私たちは1等ツイン個室にしました。バス・トイレはありませんが、全く不便もありませんでした。
 部屋には、洗面ほか、ポットもあり、また給湯室には製氷機もあります。もちろん、レストラン、カフェなども
 あります。
 復路はバス・トイレの完備された特等室Aにしましたが、部屋のユニットバスに浸かるより、ガラス越しに日
 本海を眺めながら大浴場でゆっくりお風呂に入るのは最高!でした。
 約20時間の船旅は、あっという間で、同日15日21時には小樽へ到着。
 この日は、翌日の移動も考え、手稲で宿泊。


行路は「はまなす」1等ツイン個室にしました。
洗面・TV・お茶セット・浴衣などの設備がつ
いてます。
途中姉妹船の「あかしや」と汽笛でエールの
交換。
復路は姉妹船「あかしあ」に乗船。
ちょっと贅沢に特等A室。バス・トイレ・洗面
・TV・お茶セット・浴衣など

しかし何よりもプライベートデッキがあるのが
いいです。
エントランスホール。客室は4F〜6F。
4Fロビーでチェックインします。
ホール中央にエレベーターがあります。
この日は「はまなす」のスタッフの方に
よるサックスホンのライブ。プロ並みの
演奏に拍手喝采でした。
フォワードサロンです。夜になると窓が
ブラインドがおりるので外が見えないで
すが、日中はここで寛ぐと開放的です。

 16日黒岳の登山口でもある層雲峡へ観光も兼ねながら移動。

黒岳の登山口となり層雲峡。双岳台まで登ると銀河の滝・流星
の滝が見れるます。
柱状節理の大函・小函渓谷。
黒岳岳登山口にある「ペンション山の上」は登山者も多く
宿泊します。
オーナーの山情報や写真など、お勧めのペンション。
しかも「黒岳の湯」と隣接してるのがいいですね。
朝一番のロープウエイ6時30分で5合目まで一気に登って
しまいます。ここまでは、登山者以外の観光客も訪れますが、
早朝はやはり登山者が多いです。
大きなザックの縦走組も多数いました。

 17日6時、朝食をおにぎりにしてもらって出発。
 始発のロープウェイ前には、既に大きなザック姿が何人も。
 恐らく、黒岳からの縦走組なのだろう。私たちは、黒岳ピストンなので、日帰りの装備。

 ペンションオーナーの話では前日は快晴だったようだ。 本州では豪雨続きで被害もでてるとか・・・
 夜、雲も増えてきたので、心配したが、オーナーの、明日も雨は大丈夫だよの言葉にほっと一安心。
 朝、快晴とは言えないが、まずまずの空模様。
 ロープウェイまでは、観光客も登ってきましが、5合目からは登山者のみ。
 リフトで7合目まで行き、そこから出発。約2時間の行程です。
 ゴロゴロした、岩の急登でスタートですが、登山道は整備されているので、全く不安もありません。
 高度をあげることに、登山道脇には花が出現し、立ち止る回数も増えます。

歩きにくい岩のゴロゴロした急登りが続きますが高度を
あげることに、花が増え、ついつい時間がかかります。
この時期、ウコンウツギが斜面一面に咲き乱れて素晴らしい
景観です。
8合目あたりからは、花のアーチです。 カラマツ草・キンポウゲなどが斜面を埋め尽くしていました。
山頂で記念に。雪渓を辿いくと旭岳への縦走路へ。

 8合目の稜線に出ると淡い黄色のウコンウツギが満開で、斜面一帯に咲き見事です。
 山頂はガスのため、神々の遊ぶ庭と云われる大雪の山々が見えません。
 ちょっと残念です。2年前に旭岳から見た大パノラマを期待してたのですが・・・
 稜線の遥か先に、かすかに旭岳が見えてますが、それも直ぐにガスで見えなくなってしまいました。
 しばらく休憩して下山に掛かります。
 11時 下山し「黒岳の湯」で汗を流し、ゆっくり昼食をしてオホーツクへ移動。

黒岳で出会った花
カラマツソウ ハクサンチドリ
チシマヒョウタンボク ウコンウツギ
クロユリ チシマギキョウ エゾツツジ
シコタンハコベ イワフクロ エゾツツジ
ミヤマキンポウゲ ツガザクラ カラマツソウ
ゴゼンタチバナ チシマフウロ イソツツジ

引き続き 「礼文島花トレッキング」へリンク

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