ジョン&チャチャ
の
田舎っぺが行く
主人公1:ジョン
匂山人父方本家で飼われている
四代め『ジョン』様です。
先代のジョン様は全てポインターでしたが、
四代様は何故かビアデット・コリーなのです。
こう見えても、まだやっと1歳を迎えたばかりです。
主人公2:チャチャ
匂山人実家で飼われている
スムースヘアード(短毛)・ダックスフンドの『チャチャ』です。
ミニチュアと云われて飼っていましたが、
体重は6kg弱、大きさもミニチュアとは云えませんね。
もう3歳半になりまして、食欲旺盛期です。
ちんちんも大きいのだ!
ジョン :これこれ、オラを抱っこしてる茶髪オヤジが匂山人だべな。
チャチャ:あれぇ、良いあんべーな写真だな。おめぇも結構大人しく抱かれてるげだしな。
ジョン :ああ、オラもまだこん時ぁ若かったかんな。生後半年ぐれぇだったかなぁ?
チャチャ:そっかぁ。そう言やぁ、匂のオヤジも今より大分若げに見えんな?
ジョン :ああ、あれで結構、都会じゃ苦労してんじゃねーかぁ?
チャチャ:んだなぁ。
チャチャ:あれま、こりゃ我が家のおっかぁじゃねーか?
ジョン :んだ。
チャチャ:おめぇ、なんかだらけて抱っこしてんな?
ジョン :んだ。
チャチャ:人ん家のモンに抱っこされる時ぁ、もちっとシャンとしたら好ぐねーか?
ジョン :んだな、兄貴。
チャチャ:おめぇ、こやって見るとぬいぐるみみてぇだな?
ジョン :んだか?兄貴と違って毛が長ぇかんな、オラは。
チャチャ:前髪長くてモノが見づれぇんじゃねーか?
ジョン :んだな。でも生まれ付きだかんな。はー(もう)慣れたっぺよ。
チャチャ:ほう(そう)かぁ。
ジョン :それより、こりゃあ、家のおっかぁと兄貴んちのおっかぁのいいあんべぇなつーしょっとだな。
チャチャ:おめん家の店内だな。電気屋だもんな、おめん家は。
ジョン :ほうよ、結構繁盛してんだぞ。ここらにゃ他に電気屋なんて無ぇからな。
チャチャ:そればかりじゃあんめぇよ。三代目が頑張ってっからだべや?
ジョン :んだな。たまにゃあ、飼い主誉めとかねぇとな。
ジョン :あ、こりゃあ家のおっかぁと、匂のオヤジと、その連れも一緒に長坂山ぁ登った時の写真だぁ。
チャチャ:んだんだ、行ったな、皆で。あん時ぁ確か、天辺にあるお社まで行ったんだっけな?
ジョン :んだんだ、皆でヒーヒー言いながら登ったな、天辺まで。
チャチャ:おめぇが落ち着きねーから、「こんの、はな垂れが!」っつってげん骨くれた瞬間の写真だな、こりゃ。
ジョン :んだー、痛かったぁ。兄貴のげん骨ぁ、ちっちぇけど痛ぇんだぞぉ。
チャチャ:んだけど、おめぇが行儀悪いからだべさ。愛の鉄拳ってぇやつだな。
ジョン :そっかぁ・・・たんこぶまだ消えねぇぞ。愛のせっけんてなぁ痛ぇんだなぁ。
チャチャ:鉄拳だっつーの。愛のせっけんって言ったら、宇都宮辺りの繁華街行かねぇとな・・・
ジョン :そっかぁ、兄貴は桃尻だなぁ?
チャチャ:ん、物知りの事か?
ジョン :んだぁ。モモジリだぁ!
チャチャ:・・・おめぇ、わざと言ってんべ?このスケベぇが!
ジョン :んだ。
チャチャ:な、なんだぁ、この写真はぁ?
ジョン :いやぁ、匂オヤジの連れがな、「どうしても」っつーからな、一緒に写真撮ってやったんさね。
チャチャ:ウソこけ、このドスケベが!如何見てもおめぇの方がチュッチュしてんだろが?
ジョン :んだか?・・・んだな。
チャチャ:おめぇ、スッカリ慣らされてんじゃねーか?
ジョン :んだぁ、この女強ぇんだ。ちょっと悪戯してやんべぇと思うと、すぐに押さえ込まれちまうんだ。
チャチャ:そっかぁ、そんなに強ぇかぁ。都会の女ぁ怖ぇかんなぁ。話し変わっけど、おめぇこん時涼しげだったな?
ジョン :んだぁ、今年の春は暖かかったかんな。おっかぁが、とりいみんぐっつーのに連れてってくれたんだぁ。
チャチャ:と、とり、ぴんく・・・?なんだぁそりゃあ?フラミンゴのことかぁ?
ジョン :何言ってんだぁ、兄貴ぃ。兄貴でも知らねぇもんがあるんだなぁ?
チャチャ:じょ、冗談だべな。ちょっとした冗談。ダンベルとか持って、ほれ、体鍛えるアレだべ?
ジョン :そりゃトレーニングだべさ。兄貴、無理しねぇでいいってばよ。
チャチャ:わはは・・・わ、わざとボケたんだって。おめぇも、なかなかいいタイミングでつっこめるようになったじゃねーか。
ジョン :あのよ兄貴、とりいみんぐってーのはよ、人間で言うところの散髪屋のことだべさ。
チャチャ:や、やっぱりぃ。し、知ってたさそんくらい。知らねぇふりしてただけだべさ。散髪だけに三発ボケようと思ったんだ。
ジョン :あ、なーるへそ。流石兄貴だな。そんな事まで考えてたんかぁ?
チャチャ:んだ。ほれ、ことわざにもあんべ、「三回ボケればマツケンサンバ」ってな。
ジョン :そっかぁ?でも兄貴、「三寸の舌に五尺の身を亡ぼす」とも云うからな。
チャチャ:・・・おめぇ、本当は何でも判ってんだろ?
ジョン :んだか?
チャチャ:ホントは学があるんじゃねーか。全く食えねぇ野郎だな。
ジョン :んだか?オラは何でも食えるぞ。腹減った〜!
チャチャ:バカなんだか利口なんだか・・・?
ジョン :こりゃあ、兄貴ん家のお茶の間だな?
チャチャ:んだな。
ジョン :こたつが見えっから、最近の写真だべ?
チャチャ:んだ。今年の11月中旬だな。
ジョン :兄貴はこうして見っと、ホント足短ぇな?
チャチャ:煩ぇな!泣かすぞ、この洟垂れが!ダックスフンドはこう云うモンなんだ!
ジョン :お〜怖。
ジョン :兄貴ぃ〜。なんか写真意識し過ぎでねか?
チャチャ:莫迦こけ。オラぁ、顔掻いてただけだ。
ジョン :ノミでもいるんでねーか?
チャチャ:莫迦こけ。前日に風呂で洗ってもらったばっかりだ。
ジョン :ほか。
チャチャ:こりゃあ、匂山人に押さえ込まれてるところだぁ。
ジョン :兄貴は人間にゃあ弱ぇからなぁ。苛められたんかぁ?
チャチャ:莫迦言っちゃなんね。こうして可愛がられてるとこさね。
ジョン :ほうか。その割にゃ兄貴苦しそうだぞ?
チャチャ:・・・。
ジョン :わっはっは〜!何だぁ、このケツぁ?
チャチャ:なんか、文句あっか?ちゃーみんぐだっぺ?
ジョン :兄貴、寒がりだもんなぁ。毛が短ぇかんな。
チャチャ:んだ。お前ぇは年中暖かげで良いな、ロン毛で?
ジョン :兄貴、暖かくて良いんなぁ、冬の間だけだって。夏ぁ、地獄だぞぉ。
チャチャ:成る程な。それもそうだな。
ジョン :昔から、コタツで丸くなんのは猫の専売特許で、犬は庭駆け巡るモンだべな?
チャチャ:んだがな、オラぁコタツん中が大ぇ好きなんだ。
ジョン :オラぁ外犬だかんな。コタツん中なんて入れてもらえねんだ。霜でも雪でもお外だわさ。
チャチャ:んだな。偉ぇな、お前ぇは。いつも元気だもんな。
ジョン :んだ。それだけが取り得だぁ!
ジョン :明けましたな。もう2005年だってよ、兄貴。
チャチャ:んだな。挨拶しとくかな。おめぇも一緒に、良いかぁ?せーの・・・
ジョン&チャチャ:明けまして、おめでとうございます!
チャチャ:ところで、おめぇ、随分毛が生えたな?
ジョン :んだ、兄貴。昨日大雪降ったかんな。おかげで寒ぃ思いしなくて済んだって話よ。
チャチャ:ほうか。ゆんべは寒みかったもんなぁ・・・
チャチャ:愛らしいショットだな?
ジョン :んだ。でもこん時ぁ、腹痛かったんだ。前日拾い食いしたら下痢しちまってよ。見なよ、餌残してんべ。
チャチャ:おうよ。おめぇ、犬はガツガツしちゃあいけねえよ。俺みてぇに上品にしてねぇとな。
ジョン :あ?そういう兄貴だって、最近食欲旺盛でオネダリが激しくってって飼い主がぼやいてたぞ?
チャチャ:ん、んだか?
ジョン :んだ。正月から嘘こいちゃいけねべ。
チャチャ:家のおっかぁと、埼玉の匂山人の写真だな。
ジョン :正月は、みんな兄貴ん家に集合すっかんな。好いな、兄貴みてぇな家犬は。賑やかでよ。
チャチャ:んだか?
ジョン :おらなんか、正月だろうと盆だろうとずっと外だぁ。
チャチャ:んだか?切ねぇな?
ジョン :ああ、切ねぇさ。
ジョン :雪が積もった後の晴天ってのは、気持ち良いよな、兄貴?
チャチャ:ああ、この上ねぇ、キラキラと綺麗だよな。
ジョン :特に雪の上の脱糞、放尿は、氷あずきとか氷レモンみてぇじゃねぇか?
チャチャ:おめぇ、下品だな。でも見えなくもねぇな?
ジョン :思わず食いたくなるな?
チャチャ:なんねぇってよ。
ジョン :んだか。
ジョン :なんだ、兄貴。散歩で疲れて昼寝かぁ?
チャチャ:んだ。雪の上の散歩は滑っから疲れたんだ。
ジョン :だらしねぇな、全く。それにしても、兄貴、相変わらずきんた○デッケーな?
チャチャ:な、なにを・・・どこ見てんだ、おめぇは?
ジョン :兄貴、そろそろ種付けしたら如何だ?
チャチャ:あ、相手がいねんだ。
ジョン :そのうちオラが合コンでも企画すっからよ!
チャチャ:そ、そっか。頼りにしてっぞ?
ジョン :任しとけってんだ!
つづく
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