1999年8月23日(月曜日)


地図


画像 6:30起床。霧雨少々。昨日夢うつつに雨音を聞いたような気がする。昨夜は多少降ったらしい。 ここで大きなミスに気づく。朝飯がない!!いつもロングツーリングの時は、前の日のうちにパンとかかっておくのだが、 昨日は夕日が見たいあまりに、買い出しでは水とビールを買ったらすぐに湖畔のキャンプ場に戻ってきたからなあ。 とりあえず非常食として積んでおいたコンビーフとコーヒーだけで何とかする。(56k)
画像 これがステージの画像。雨の日に乾いた地面でテントを畳んだり荷造りしたりできるというのは、 とっても素晴らしい。こーゆーのがあるというのはキャンプ場としてはいい環境ですね。(49k)
画像 8:30出発。やはりキャンプだと、どうしても2時間は出発に時間を費やしてしまう。それにしても、 クッチャロ湖は朝と夕方では全く別の顔をしていますね。(36k)
画像 最北端を目指し、オホーツク海側を北上。霧雨がヘルメットのシールドにまとわりつく。 しばらく走ると霧雨も止んできて、道路も乾いてきた。この辺の風景も天気が良ければもっときれいなんだろうな。(30k)
画像 とりあえず記念写真。こーゆー日って、「いつ合羽を脱ぐか」というタイミングが計りにくいんだよな。 (44k)
画像 宗谷岬のすぐ手前にあった漁港。なんか最果ての漁港という感じが出てますね。(50k)
この後すぐに、「最北端のGS(出光)」にて給油。ここで給油すると貝殻で作った記念品と、"日本最北端給油証明書"なるものをくれる。 (証明してもらってどうするんだという噂も(^^;))。
画像 北海道の食べ物シリーズ第一弾。これが"あげいも"です。とりあえず宗谷岬に着いたら朝食だ!!ということで食べた。 本当はもっとしっかりしたものを食べたいところだったが、稚内にいったら名物うに丼がまっているし。(46k)
画像 空腹感が満たされたところで記念写真。残念ながら樺太は見られなかった。(25k)
画像 しかし、昨日の朝上陸して今朝にはもう最北端に着いているとは・・・。よく走ったなー。(40k)
画像 この辺の店は競って「最北端の」という看板を掲げていた。(52k)
画像 稚内の北防波堤ドーム。半アーチ型の防波堤で世界的にも珍しいらしい。昔は樺太との連絡船横付けされ、 ドームに沿って列車が走っていたらしい。(参考文献アウトライダー別冊北海道)(50k)
画像 ちゃんと柱もエンタシスになっています。(42k)
画像 稚内に来たらとりあえずうに丼でしょう。ということで、まだ11:00だったが早めの昼食。 しかし、本州ではライダー歓迎という看板って見ないけど、北海道では結構あるんですねこれが。(62k)
画像 で、これが生うに丼(2500円)。うまいっす(^o^)。いろいろ他の具を乗っけることでうにの量を押さえているところは仕方のないところか。 これを全部うににすると4000円になるらしい。(54k)
画像 稚内から日本海側を南下し始める。海の向こうにちょびっとだけ利尻島が見える。もっと晴れていれば、 きれいに利尻富士がみえるのに。無念・・・(33k)
画像 左にサロベツ原野、右には日本海(晴れていれば利尻富士)を見ながら南下する道道106号。電柱もなくまっすぐ地平線まで延びてます。 うーん北海道。(29k)
画像 (33k)
画像 日本海側を苫前まで南下した後、どうしようか考える。「今回は道東中心に回りたいし(だったら何でこんなところにいるんだ?)、 昨日の夕日は雲がかかっていたし、また夕日で有名なところへ・・・。よし、サロマ湖だ」と安易に決定。 そこから一気に東へ進路を変更することになる。
R239で士別まで向かったのだが、晴れているしこの道良すぎー!(^^)! ハイスピードコーナーの連続で、しかも道自体は登りも下りも少ない平坦な道。しかし一番すごいのは、 そんな道がほぼ貸し切り状態なこと。関東でもいい道は多いけど、すぐに邪魔な先行車に快適さを奪われるからなー。 とりあえず感激しながら士別まで抜ける。そこからR40で南下、R39で東に向かったのだが、 この辺は大型トラックだらけ。しかもR40は工事中で車線規制までしているし。
上川というところで、R333にのる。本当はこのままR39で層雲峡を通り抜けたかったが、 サロマ湖まで行くこと考えると、時間的に厳しいし。R333の北見峠という峠の休憩所を境に、霧雨。(29k) (画像の中央を境に左側が霧雨)。子供の頃、「晴れと雨の境目ってどうなっているのだろう」と疑問に感じたことがあるが、 まさにここがその境目といった感じ。引き返そうかとも思ったがここまで来て戻るのもしゃくだし、 そのまま突き進むと霧雨が雨に変わった。こりゃあサロマ湖の夕日は無理だな(T_T)。
画像 雨の中サロマ湖目指して爆走すると、湧別(サロマ湖の西端の街)あたりでとりあえず雨は止んだ。 湧別のA-coopで、今夜のビールと水と、夕食のジンギスカン(パック入りでタレ付き)をGET。 曇っていて夕日は見えないが、とりあえずもう薄暗くなってきた。
薄暗い中、サロマ湖畔を東へ進み(結構距離がある)、目的のキムアネップキャンプ場へ。 既に真っ暗になっていた。 このキャンプ場は、無料なのに、キャンプ場内にはきれいな集会所?のような建物があり、 それなりに充実している。急いでテントを張り、夕食の支度に入った。(66k)
画像 これが今夜のおかずのジンギスカン。関東でこれが売られているかは不明だが、 こーゆーのがスーパーに普通に売られているとはさすが北海道ですね。ちなみに値段は400円くらいだった。(54k)
画像 そして、主食のご飯も炊きあがり。
ここで飯ごうにてご飯を炊く方法を紹介。まず米を研ぎ、しばらく水につけておくところまでは炊飯器と一緒。 ちなみに私は一食で2合食べるので、家であらかじめ2合ずつビニール袋に小分けして持参しているが、 飯ごうの内蓋すり切り1杯がちょうど2合。そして、2合の場合は飯ごうに二つある目盛りのうち、 下の方の線まで水を入れる。
そして、しばらく水につけたら、そのままコンロにかける。いろいろ人によっても流派が別れるが、 私は古い言い伝えに従い(謎)「初めチョロチョロなかパッパ」を慣行。つまり、初めは弱火にしておき、 飯ごうの上蓋を時々軍手か石などでさわってみる。そして、「グツグツ」と水が沸騰する音が感じられたら、 一気に強火にする。このとき吹きこぼれと同時に、飯ごうの上蓋が持ち上がるので、石や缶詰等で、 上蓋を押さえる必要がある。強火にしたら、また時々飯ごうの上蓋をさわってみる。 上蓋から「グツグツ」が聞こえなくなり、また、吹きこぼれと同時に出る湯気が少し焦げ臭くなっら、 すぐに火を止める。
火を止めても、まだ蓋は開けてはならない。「赤子泣いても蓋とるな」というヤツである。 火から下ろしたら、蓋が下になるように、飯ごう自体をひっくり返し、飯ごうの底を叩く。 このとき固いもので叩くと飯ごうの底が変形し、洗いにくくなるので、 私は軍手をしたまま手のひらで叩くようにしている。 飯ごうを叩くことで、中のご飯が底から上蓋のほうへストンと落ちる。 そしてしばらく蒸らしタイム。この間におかずを作る。今回はジンギスカンを焼くだけなので、 しばらく放っておくだけになるが。
10分ほどして蓋を開けて、ご飯を混ぜたらはいでき上がり(画像参照)。 ちなみに私は今年から、くっつかないタイプの飯ごうに替えたので、 焦げ付かず、洗い物がかなり楽になった。ついでにフライパンもくっつかない加工のものを導入。 少し高くても、キャンプでは洗い物とかが楽になるグッズの導入は効果が絶大。 洗い物する頃には既に飲んでいるので、洗い物が面倒なのだ。 ただ、その手の調理器具は表面が繊細なので、金属の食器でこすったりできず、 画像のようにご飯を混ぜたりするには、木製(またはプラスチック製)のしゃもじを使うなど、 それなりに注意が必要だが・・。というわけでうまく炊けているでしょ。(35k)
画像 これが今夜のディナー。ジンギスカン超うまいっす。ただ野菜がないのが気になるところ・・・。(63k) この後、キャンプ場内の集会所?にて、他のライダー達のおしゃべりタイムに混ぜてもらう。 話題は北海道の心霊スポットが中心だった。 とりあえず朱鞠内湖と百人浜(襟裳岬のそば)が出るのは有名らしい。あと夕張のほうの炭坑とかも。 そうか、朱鞠内の宿があんなに安かったのはもしかしたらこの「出る」という噂が有名になり、 止まる人が少ないせいなのかも、と一人で納得?。この後のキャンプでもこの話題が少しずつ出てたが、 その話を統合すると、朱鞠内はもろに人の姿をした幽霊が、 百人浜では、キャンプをすると朝テントに人の手形がベタベタとついているとのこと。怖えー(-_-;)。
その後、しばらく話を聞いた後、洗い物をして (ジンギスカンをしても洗い物が楽なのは、くっつかないフライパンのおかげ)、 11:30頃就寝。
今夜の反省。今日は走りに徹してしまったため、温泉にはいることができなかった(T_T)。 明日からは、もう少し一日の走行距離を落として、ゆとりを持った旅をしよっと。

本日走行543.2km


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