急速な拡大をみせる第3医学の現状と長生医学の存在意義

大村 和彦

 

近年、医療の質への注目は目を見張るものがあります。これは、医療研究者間でのEBM(根拠に基づく医療)概念の誕生、また医療従事者と患者間でのインフォームド・コンセントの確立につながりました。そして「代替、補完医療(CAM)」が、患者、医療従事者、研究者など多くの人々の間で、新しい医療の旗手として関心を高めています。また最近では、この「代替、補完医療」と「西洋医学」を統合し、患者を中心とした「統合医療(IM)」の構築が、世界の医療の新しい潮流となりつつあります。

昨年7月に北海道大学において「第4回日本統合医療学会」と「第6回日本、伝統医療連合会議北海道支部会」の合同学会が開催されました。今回初めてこの学会に個人的に参加したのですが、長生医学を生業とするものにとって非常に興味深い内容でした。そこで長生医学会会員への報告を兼ね、第3医学として注目される統合医療の現状と、長生医学の存在意義について考察してみました。

 

相補・代替医療とは?

現代西洋医学以外のすべての治療法・健康法の総称で、略してCAMと呼ばれています。代替医療とは、主流医学による治療法の代わりに用いる治療法のことで、主としてアメリカやカナダで、Alternative Medicine(オルタナティブ・メディスン)と呼ばれています。補完、相補医療とは、文字通り主流医学の補足的な役割を果たす治療法を指し、イギリスでは、Complementary Medicine(コンプリメンタリー・メディスン)と呼ばれています。CAMはこの Complementary&Alternative Medicine の頭文字を組み合わせたもので、長生医学も西洋医学ではないのでCAMに分類されます。
 
具体的には、鍼・灸・漢方・アーユルヴェーダ・気功・健康食品・バイオフィードバック・絶食療法・マクロビオティック・催眠療法・瞑想療法・イメージ療法・リラクゼーション法・バッチフラワー療法・キレーション療法・ホメオパシー・植物療法(ハーブ)・マッサージ・リフレクソロジー・指圧・アロマセラピー・太極拳・ヨガ・カイロプラクティック・音楽療法・芸術療法・ダンスセラピー・信仰療法・祈りとスピリチュアリティ など、鍼灸のように数千年の伝統を持つものから、ダンスセラピーのように長生医学より歴史の浅いものまで実に多種多様な治療法があります。

CAMに共通する特徴は、科学的、統計学的な近代西洋医学に比べ、経験的で個性的です。また患者さんに対するアプローチも、病気そのものを治療するというより、自然治癒力で健康を回復させるということに主眼の置かれているものが一般的です。

 

CAMと長生医学

ちなみに、CAMの中でも人気が高い「アーユルヴェーダ」は、はるか古代に起源をもつ何千年も前に生まれた医療です。

紀元前15世紀頃、アーリア人によりもたらされたバラモン教を基礎とする古代インドの医学体系で、ヴェーダは、古代サンスクリット語で「知識」を意味するそうです。つまりアーユルヴェーダとは「生命の知識」という意味を持ちます。

病気は「身体」と「心」と「スピリチュアリティ(霊性)」の調和が乱れた状態だと考え、身体のホメオスターシスのバランスを取り戻すことを目標とする理論体系は、肉体、精神、プラーナの三要素の調和をはかることが根本的な病気の治療と位置付ける長生医学の考え方に驚くほど良く似ています。ちなみにプラーナの語源はアーユルヴェーダからもたらされたものです。

こうした経緯や歴史、医療理論などから考察すると、長生医学は、アーユルヴェーダやオステオパシー、あるいはナチュロパシーなどCAMの優れた考え方を巧みに取り入れ体系づけられた医療だということが推測できます。

 

統合医療とは?

医学雑誌や論文に目を通すと、世界各地で、こうした相補・代替医療を一歩前進させて、統合医療(Integrative Medicine)とする動きが起きていることは間違いないようです。つまり現在の医療体系を、主流医学(西洋医学)と非主流医学(CAM)を統合した、統合医療へ転換させる方向へ動いているのです。

近代医学に基盤をおいた西洋医学の知識と技術、数千年の伝統を持つCAMの知恵と経験を融合しようとする試みは、人を病気、臓器、部分で見るのではなく、患者を中心とした全体(全人的、ホリスティック)を見る医療への価値観を変換といえます。

例えば、事故で怪我をした時、先ず必要とされるものが、止血なり手術といった近代医療のハイテク技術であることはいうまでもありません。しかしその後の身体症状には、薬の投与に頼るのではなく、もっと安全で安価な鍼や漢方に任せる。また事故で負った心の傷には、費用がかからず副作用もない瞑想やヨーガといったセルフケア的手法も選択肢に加えるといった考え方です。

そもそも、現代西洋医学の標準的な療法は、科学に基づくもので、その基準値、平均値からはみ出た人たちは切り捨てられてきました。こうした統合医療の試みは、そのはみ出た人達にも適する医療として価値の高いものと思われます。

病気だけに注目する治療ではなく、健康維持管理を含め、患者さんをオーダーメードで治療するという方向性は、まさに長生医学が長年培ってきた医療形態です。

つまり、西洋医学の中にCAMを取り込むというものではなく、それぞれの良いところを利用しながら、それぞれの価値観を認め、患者さんひとりひとりに合わせた治療をし、互いに共存するという考え方だと思われます。

こうした統合医療が「第3の医学」として、これから主流になる医療だということは、最先進国米国の動きを見ると明らかになります。

 

医療最先進国アメリカの変遷

医療最先進国アメリカでは薬漬け療法に嫌気を感じてCAMがとても盛んです。また、アメリカでは医療費の個人負担がとても大きく、軽い病気には適切なセルフケアが奨励されるようになってきたという事情もあるようです。

JIM(日本統合医療学会)の資料によると、92年、米国政府はハーバード大学の「米国民の3分の1が代替医療を併用している」という統計に愕然として、世界最大の医学研究機関、米国立衛生研究所(NIH)内に代替医療調査室(OAM)が設立、調査を命じたそうです。

その数字は、97年は42%に増加、アメリカ人のCAM使用費用は年間270億ドルに達し、最近では60%に達しているそうです。

それに伴ないOMAの研究費も、当初の年間200万ドルから5000万ドルに達したそうです。これは米国立ガンセンターの予算にほぼ等しい数字です。つまりアメリカは、癌治療と同じくらいCAMの研究に力を注いでいるということが推測出来ます。

第40回夏季研究会「北長連シンポジウム」で浅井元会長が問題提起していた、アメリカから10年遅れて日本にやってくるであろう空前のヘルスケアブームの根拠はここにあったのです。

その調査を踏まえて、代替医療の必要性を痛感し、99年、米国立相補・代替医療研究センター(NCCAM)として昇格させて、ハーバード大学、コロンビア大学、スタンフォード大学、ミシガン大学など米国を代表とする13の大学に、CAM研究所を設立するとともに、CAM学科も開設して医学教育を進めているそうです。今では、125医科大学中、82校(66%)で代替医療を講義され、通常の医師の60%以上がCAMを推奨し、47%の医師がCAMを使用しているという現状も報告されています。

また、アメリカのがん患者の60〜80%が何らかのCAMを用いており、全米1位から3位までのがん病院は、統合医療と称してCAMを治療の中に取り入れ、専門のCAM研究センターが設けられているところもあるそうです。
つまり先端をいく医療施設ほど、積極的にCAMを取り入れているのが最近の特徴なのです。



諸外国の動き

資料によると、ヨーロッパにおいては、英国のエクセター大学、ドイツのミュンヘン工科大学、ハイデルベルグ大学、フランス、オランダ、スウェーデン、オーストリアなどにCAMのクリニックや研究所があり、ドイツの医師国家試験にはCAMの問題が出題されているといわれています。

中国は医薬管理局が中国医学とともに、統合医療を推進しており、インドでもアーユルベーダの教育・研究・普及の再検討を進めているそうです。

一方、WHOも2003年9月には、神戸で伝統医療・相補・代替医療(TCMA)推進へ向けて世界地図を作成するため、その国際シンポジウムを開きました。

こうした状況をみても、CAMや統合医療の波は、先進国、発展途上国を問わず世界において急速に拡大していうということが納得できると思います。

 

日本では

2000年12月23日、渥美和彦東大名教授の呼び掛けにより、86名の発起人が同意し、日本統合医療学会(Japanese Society for Integrative Medicine )“JIM ”が設立されました。

「近代西洋医学のみならず、その他の医療を統合して、患者中心の医療を確立すると定め、統合医療実現のために、教育、研究、制度などの改善、改革を推進し、関連のある学会、協会とも緊密な協力をすすめ、国際交流にも力を入れる」というのが、JIMの活動方針のようです。

JIMの代表は、東大名誉教授の渥美和彦博士です。人工心臓やレーザー医療の世界的権威であることは言うまでもありませんが、あえて乱暴な言葉を使えば、主流医学の分野では相当睨みのきく人物です。従ってJIMの執行委員や評議委員にはそうそうたるメンバーが同調し名前を連ねています。

こうした現代医学の最先端にいる人たちが、近代医学だけの今の医療システムではだめだ。私たちと一緒に新しい医療システムを作ろうと呼びかけてくれているのです。渥美理事長は「CAMの関係者はこれからの医療を補助するのではなく、医療の中心を担ってほしい。統合医療の展開のためには、従来の西洋医学のEBM理論では解明できないものも多く存在し、新しい理論展開を必要としている。だから、いろいろな専門家に参加して欲しいと呼びかけている」と著書の中でコメントしています。しかしそれに対するCAM関係者の反応が少なく、まだまだ近代医学関係者とCAM関係者の歩調が合っていないというのが現状のようです。

しかし、一昨年および昨年と神戸において相補・代替・伝統医療に関する世界会議”がWHOの主催で行われ、西洋医療と伝統医療を含めて統合医療を推進するという議論がなされ、さらに、2004年に入り、1月末、国際統合医療専門家会議が東京で開催され、米国よりワイル博士、クローネンバーグ博士、さらに中国、韓国、インドの専門家に、日本の約30人の専門家が参加し、“統合医療”東京宣言2004が提唱されたそうです。



具体的な動き

そうした世界的な流れから、日本でも、相補・代替医療に関する関心が高まり、現在では、大学院講座や医大の講義に少しずつ取り入れられてきているようです。

日本統合医療学会(JIM)の活動も、国家規模のプロジェクトとして動きだしているようです。なぜならJIMは政府から研究費を受け、国際会議を開催することのできる、日本唯一の学術団体なのだそうです。将来的には日本医学会への参加を目指しており、具体的に、認定医の制度もほぼ決まり、現在は認定施設の検討にも入っているようです。

さらに、最近、政治家の関心が高まっており、2004年11月30日、衆議院第一議員会館会議室において、自民、民主、公明3党の「統合医療」を推進することへの理解と支援を目指す有志議員(自民党7名・民主党6名、公明党5名)によって、渥美和彦理事長をはじめとする各学会代表学者8名、及びヘルス協会理事長を招いて、超党派の「統合医療を実現する議員の会」正式発足へ向けての初会合が開催されたそうです。

こうした動きは、今後の「統合医療」進展のための「制度的課題解決への道筋」がみえて来たということであり、この分野での急展開が予想されます。

また、平成16年度・科学技術振興調整費による重要課題解決型研究の推進において、「代替医療の科学的評価手法の指針の開発」(研究代表者:吉川敏一・京都府立医科大学大学院教授)が採択され、全国的研究規模の研究データベースが構築されることが決定したそうです。


第4回日本統合医療学会 第6回日本代替、相補、伝統医療連合会議北海道支部会合同学会レポート(21世紀の統合医療〜西洋医学と代替相補伝統医療の新たなる共存の道〜)

2004年7月31日・8月1日 北海道大学学術交流会館において、第4回日本統合医療学会と、第6回日本代替、相補、伝統医療連合会議北海道支部会合同学会が開催されました。

大講堂、第一会場、小講堂、第三会場、第四会場、と4つの会場をフルに使い、トイレに立つ間もないほど、興味深い発表が目白押しでした。

7月31日に私が聴講できたのは、渥美和彦理事長による「世界における統合医療の展開と日本の教育、研究の役割」、折茂肇 健康科学大学学長の「抗加齢医学の現状と展望」、と題したJIM特別講演と、「伝統医療」と題した、漢方、薬剤、柔整、鍼灸の専門家によるシンポジウムでした。 

8月1日に聴講出来たのは、岡田昌義 兵庫大学健康学部教授の「西洋医学と東洋医学の接点」、阿岸鉄三 板橋中央総合病院血液浄化療法センター所長の「EBMは統合医療の概念に基づく」、渥美和彦 JIM代表の「国際統合医療専門会議」、南雲三枝子 北海道鍼灸師会札幌支部学術部長の「鍼灸とゆらぎ」、前野宏 札幌南青州病院院長の「ホスピスケアにおける癒し」、中澤博康 グループオーク主宰の「心理学の立場から見た癒し」、方波見文彦 屯田ホームクリニック院長の「宗教と医療の接点としての癒し」、独立行政法人国立特殊教育総合研究所教育相談センター総括主任研究官 滝坂信一先生の「馬のもたらす健康への寄与〜治療的乗馬の実践から〜」でした。

更に、医療関係者だけでなく一般市民にも一般公開講座が開放されました。
大会場は立ち見も出るほどの盛況で、一般の方にもCAMや統合医療に関する関心が高まっている事を実感せざるを得ませんでした。

基調講演では帯津良一 帯津三敬病院理事長による「がん治療におけるホメオパシーとスピリチュアリティー」
一般公開シンポジウムは、家森幸雄 WHO循環器疾患専門委員、京都大学名誉教授が「食事と長寿〜世界研究でわかった日本食の重要性」、玉城英彦 北海道大学大学院医学研究科予防医学講座老年保健医学分野教授が「公衆衛生の発展と長寿」、脇坂明美 日本赤十字社血漿分画センター副所長が「体質と遺伝要素」、沢田守 北海道柔道整復師会会長が「健康と人間愛」をテーマに講演し、その後パネリストたちが「日本はなぜ世界一長寿国なのか」をテーマにそれぞれ専門の立場から活発な議論が展開されました。

また、プログラムの関係で残念ながら聴講する事は出来ませんでしたが、他にも多くの医師、鍼灸、柔整師、カイロプラクター、按摩・マッサージ師、看護師、歯科医師、リフレクソロジー治療家、アロマテラピーや波動の研究家、健康食品、アーユル・ヴェーダーの関係者などが、興味深いテーマで発表を行なっていました。

 

課題

しかし残念ながらCAM領域は近代西洋医学に比べると、未だ科学的検証が伴わない混沌とした状況にあります。

第一の問題点として、西洋医学にCAMを統合するためのコンセプト及び哲学がまだ確立しているとはいえません。

次に、現時点で、CAM療法に関する基礎研究が極めて少ないため、CAMのEBM実証がまだまだ出来ていません。IMの重要課題として、今後新理論の展開が急がれるところです。また、現在のところ、臨床試験によるCAMにかかるコストや効果に関するモデルもないようです。

更には、CAMの有効性、安全性の研究による良いCAMと悪いCAMの選別。医師がCAM療法を患者さんにアドバイスできるガイドラインの作成。

他にも、サプリメントなどに関する法整備の遅れと、この遅れに便乗するいろいろな業界への規制など、早急にクリアしていかなければいけない課題は山積みのようです。

JIMでは、将来的にCAMに対する健康保険の適用や混合診療の規制緩和も視野に入れているようですが、国民皆保険制度により全ての医療が健康保険で運営されているため、西洋医学的診断でなければ診療報酬が請求できず、現在のところCAMの入る余地はないようです。

 

感想

日本におけるCAMへの関心の高まりが医療関係者だけでないことは、「オヤジギャル」などの流行語を生み出した漫画家 中尊寺ゆっこさんの作品にも表れていました。時代の先端を行くといわれた彼女の漫画には、マクロビオティックやワイル博士といった、ある意味マニアックな専門用語が当たり前のように飛び交っていました。

現代医療に行き詰まりを感じていたのも医療関係者だけではなかったようです。ソニー創設者 井深大氏は、早々と西洋医学に見切りをつけ、東洋医学の本質をエレクトロニクスの技術で解明しようとソニー生命情報研究所を作ったそうです。社員に「21世紀は心の時代になる。それに適応できない企業に未来はない」という有名な言葉を残しました。

今回、この学会に参加して私が一番印象に残ったのは、渥美代表はじめ、講演者や参加者が挙ってスピリチュアリティー(霊性)という言葉を使うことです。

古代より医療と宗教には深い関係がありました。17世紀にデカルトが、精神と肉体は全く別なもので、個々に研究すべきものとする「物心二元論」を展開するまで、医学と宗教は同一のものだったといわれます。デカルトの考えは、病気を機械の故障と考え、故障した部品を見つけ修理することを目的とする、現代医学の基本精神として今なお健在です。

それから、300年。
21世紀の科学者たちは、再び精神と物質を一元的なものとして捉えはじめているようです。渥美代表をはじめ、この学会に参加した科学の申し子のような研究者たちが、霊性という科学では解明できない東洋的な概念をごく当たり前のように受け入れていることに私はある意味驚かされました。

渥美和彦代表は、現代西洋医学の代表的存在であるのも関わらず、「これから先、スピリット、スピリチュアリティ(霊性)を無視した医療は成り立たなくなってくる」と自らの著書で明確に語っています。そしてそれは「哲学、宗教の問題と密接に結びついてくる」とも。

確かにWHO (世界保健機構)ですら「健康とは身体的、精神的、社会的に十分満足すべき状態をいい、単に疾病または障害のない事ではない」という有名な健康の定義を、「健康とは身体的、精神的、<霊的>、社会的に十分満足すべき<力動的な>状態をいい、単に疾病または障害のない事ではない」と、健康の定義を精神世界も含めたものに書き換えようとしています。

こうして考えると、21世紀に主流となる第3医学の目指しているものは、「霊肉救済」であることが分かります。長生上人が70数年前に唱えた長生医学の根本理念は、来るべき医療システムを構築するうえで不可欠な要素だったのです。

これらのことを踏まえ、今世界の潮流となりつつある、第3医学における長生医学の存在意義は極めて大きいと確信し、会場を後にしました。

渥美和彦代表は、もし鉄腕アトムの「お茶の水博士」が実在したらきっとこんな感じだろうと思えるようなとても魅力的な先生でした。

博士が科学的合理主義を拠り所に、試行錯誤を繰り返しながら、新しい理論やモデルを開拓し、最先端医療の険しい山を登りつめていくと、頂上には長生上人が笑って待っていた。ふと・・そんな光景を想像しました。

JIMのこれからの動向に注目していきたいと思います。


(2005年1月29日 旭川支部研究会にて発表)

「これから先、スピリット、スピリチュアリティ(霊性)を無視した医療は成り立たなくなってくる」

渥美和彦 日本統合医療学会代表



1928年大阪生まれ。東京大学名誉教授 人工臓器、レ−ザ−メスの第一人者でありながら代替医療へ180度転身。

「子供がそのまま博士になったような人」と評する方がいましたが、鉄腕アトムのお茶の水博士が実在したらきっとこんな人だったのでは・・・眩しいほどのオ−ラに包まれていました。

「信心を決定して長生医学を施し霊肉を救済して社会福祉の向上に貢献する」

柴田純宏(長生上人) 真宗長生派総本山長生寺初代館長 


1899年愛知県生まれ。1931年長生医学の前身である長生療術を創始、家庭医療として普及に奔走。1954年没。

お相撲さんと並んでも引けを取らないほどの体格で、全身にプラ−ナがほとばしっていたそうです。今尚、長生医学に携わる者のカリスマです。

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