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ベイシー詣で

 

bP   1999.8.1    Live Marlene

 初めてここを訪れたのは、1999年の夏であった。以前から雑誌等で知っていたが、親戚もある関係で一関はよく訪れていたにもかかわらず、なかなか来る機会がなかった。夏休みを利用して両家族で晴天に恵まれた早池峰山に登ったその日、初めてここをのぞいた。薄暗い店内にビリー・ホリディーのヴォーカルが素晴らしい音で流れていた。ちょうどその日はマリーンのライブがあった。早速その夜義弟と二人で出かけた。義弟はすぐ近くの一関一高が母校でマスターとは同窓ということもあり、関心があってマスターの本なども持っていた。後でそれはいただいて読んだ。

 マリーンのライブは素敵だった。最前列の至近距離で至福の時をすごした。ドリンクフリーで。もちろんサイン入りのCDを買った。近年数多く輩出した国内ジャズヴォーカリストの中の一人で特に注目はしていなかったが、ライブで聴いてとても気に入った。キュートでガッツがあり、とてもチャーミングな歌であった。トークもよかった。来日20周年だそうである。ジャズヴォーカルはバラード調にせよ、やはりリズムの切れ、歯切れの良さが命だと思う。バンドもよかった。CDには本日のナンバーも入っているが、入っていないのもあるので後でもっと別のCDを買いたいと思う。当日のライブの様子は地元誌に写真入りで紹介された。

  レフト・アローン/素敵なあなた/バードランドの子守唄/サウンド・オブ・ミュージックからなどが印象的だった。(メモがなく不詳、つまらないことは覚えているが、物忘れが激しくなっているので今後はメモしてきたい)

   パーソネル:コルゲンQuartette Hiromasa Suzuki(p),  Benisuke Sakai(b),  Hideo Sekine(d),  Takao Naoi(g)

 

手元のマリーンのCD

「What's New?」 Marlene(TGCD-90034 emem gee) サイン入り

歌姫マリーンの公式サイト

She is  Marlene ! (現在休止中?)

 

bQ   2002.10.13

  しばらくぶりで一関を訪れた。今回はライブではなく、初めてたっぷりとJBLでジャズのLPを聴いた。1950年代のレコードだったと思う。曲名やタイトルをメモしてこなかったので覚えてはいないが、その音には正直言って驚いた。あんなにボリュームを上げても音は済んでいて針音もしない。そしてその深々とした厚みのある熱い音、何よりもその立体感、奥行き感のある音に惚れ惚れした。

 このシステムでフルトヴェングラーやトスカニーニの音の古い歴史的名演を是非聴いてみたいものだ。多分部外者の私には叶わない夢であろう。コーヒーをおかわりしてもう一枚聴きたかったが、同伴家族もあり、引き上げた。自宅に帰ってから我家の隠れ家で気に入っていたタンノイでジャズを聴いてみた。急にみすぼらしく感じてしまい困った。熱くないのだ。しかし、以前からやっている自宅のスピーカークラフトへの夢がまた大きく膨らんだ。昨年はアルテックの409−8Eで平面バッフルの簡単なシステムを作り、楽しんでいるが、少しでもあの音に近づけたい。ドンキホーテになりそうな恐れはあるが。

 

bR   2003.5.3
スピーカークラフト、オーディオ関係についてはこちらをご覧ください。

 

 渋滞をなんとか避けながら、新緑の一ノ関を訪れた。午後2時から5時までの3時間、今回は独りでたっぷり堪能した。店内は5〜6人程度だったか、ほとんど無言で聴いている。携帯電話がかかってきた人がたまに外に出るくらいである。われながら異様な世界だと思わないでもない。外は初夏の好天下、絶好の行楽日よりである。、不健康な人間の集まりだなとつくづく思う。(自分ではとても健全だと信じているが)

 お気に入りの席に陣取る。壁際で、たくさんの落書き(著名人が書くとサインとなる)が読める。コブヘイ、コアサ、モモイカオリもここに座ったのだろう。コーヒーが運ばれてくる。一杯800円が高いかどうかは問題外である。いろいろとドリンク・オーダーをしながら聴いた。

 ちょうどカウント・ベイシーがかかっていたところであった。以下、かかったLP一覧である。詳細は後日調査したい。     

●カウント・ベイシー アンド ヒズ オーケストラ  1970
●フレンドシップ   マックス・ローチ  クラーク・テリー
●コルトレーン アット ヴィレッジ・ヴァンガード
●ロイ・ヘインズ  ラブレター
●ニーナ・シモン                   この歌手は初めて聴いた。とてもよかった。
●バディ・リッチ  ヒズ バンド 「ウエストサイド・ストーリー」 !
●アルバート・アイラー
●カウント・ベーシー  オン ザ コースト 「バードランドの子守歌」 !

 ビッグバンドものが多く、LPによっては盤質や状態が悪いものもあったが、楽しめた。ベイシーで始まり、ベイシーで終わった。翌日は栗駒方面にドライブに出かけた。

 帰宅してから、兼ねて準備していたスピーカー自作にまた挑戦した。今度は、同じアルテックの405−8Hを使ったバスレフシステムを作った。リヤ用に使用している。音はイマイチで、調整中であるが、フロントの409−8Eといっしょにして聴くJAZZはご機嫌である。アンプが非力なのが残念であるが、将来のアンプ更新に合わせて7.1サラウンドに徐々に発展させようと考えている。フロントセンターは405−8Hで小型バスレフとし、リヤは405−8Hバスレフと、アルテックで固める。(しかし、メーカー名がエレクトロ・ヴォイスになってるのは何故なのかが疑問?)フロント・イフェクトは昔作ったフォステクスのFE−163×2(密閉箱)で、今はただ壁に静かに架けてあるだけである。

 サラウンド以外に2チャンネル純オーディオ系のタンノイのサブシステムとして、JBLの自作システムを作るのが夢である。やはり中音域の厚く(熱く)力強い輝きは魅力である。帯域を広げすぎで真中のボケたのはいやだ。特にジャズは。詳しい構想はそのページに掲載することになるが、もちろん38センチで。やはりドン・キホーテか。

 

痛恨事

 16年3月13−14日のナベサダライブを逃した。別にファンではないが、あそこでなら聴きたい。生は別。義兄から招待案内のメールが開いたのは「はやしや」詣での予約したあとだった。海鮮料理なんか食ってる場合じゃなかったのに。不運。ホームページもこまめに見とくんだった。リンク貼ってたのに。

bS  2005.9.24

 最悪の天気予報の中、22日夕刻秋田駒をめざして二本松を発ち、一ノ関泊。翌日は朝から雷鳴、小雨もぱらついている。目的地を急遽変更して栗駒に向かった。須川温泉に着いたが、激しい雷雨。温泉に入って帰ろうということになり、土産店で暇つぶししているうちに天候が回復したので登ることにした。昭和湖で昼食をとったが、何とかなりそうなので頂上を目指した。一瞬の晴れ間もあったが、ほとんど雨とガスの中の下山となったが楽しかった。そういうときの温泉ほどいいものはない。紅葉のはしりとリンドウがきれいだった。

 翌日、帰路につく前に家族でベイシーに入った。いつもより音がきれいで音量も控えめに感じた。耳を患っているせいでもなさそうだ。娘にとっては初めてだった。コーヒー一杯分で出た。バド・パウエルは久しぶりに聴いて,帰宅後まだ持ってなかった「ザ・シーン・チェンジズ」のCDを買った。例の「クレオパトラの夢」だ。これ以外の曲にいいのがあった。

●Bud Powell  in  Pariss

 

John  Coltlane with  the  Red  Garland Torio (Traning in?)

 800円×3でした。

 

 一瞬の晴れ間、りんどうがきれいだった。