サフランボルの街で...街角で出会った光景。
かたつむり少年たち...朝の散歩をしてみれば。
チェックおじさん...「写真を撮れ」と強要する(?)おじさん。

その昔、サフランが群生していたことから
この街のは名付けられたという小都市。
オスマントルコの時代、ここはシルクロードの
通過点であったため、商業都市として栄えた。
黒海から50キロほど内陸に入った険しい山々の間にある。
土壁に木の窓枠が並んだ独特の木造家屋が
数多く残され、今でも人々がそこに暮らしている。

街を歩くと、気軽に声をかけてくる人が多い。
何を言っているのかよくわからないが
観光客をカモにするような人たちではない。

世界遺産・サフランボルの街...オスマン朝時代の古い街並み

街をぶらぶらと歩いていると、二階の窓からにぎやかな笑い声が聞こえてきた。
見上げると、おばさんが顔を出して、ニコニコしている。
「メルハバ(こんにちわ)。」と私が言うと、何やらペラペラとしゃべってくる。
ぜ〜んぜん、わからん。
カメラを見せると、OKのポーズ。で、パシャ。
後ろから女性や子どもさんも顔をのぞかせてきた。
この屈託のない人なつこさもサフランボルの街の魅力にちがいない。

トルコでは(大都市をのぞいて)いたるところで、男たちがの〜〜んびりとおしゃべりしている。
働くのは女、男は一日、ぶらぶらとたむろしている。これで、いいんかな〜。

もちろん、働く男性もいました!!
これは、街の靴屋さん。手作りですよ。
店の奥にはもう一人の男性と、少年が。まだ10歳くらいにしか見えなかったけど。

街はすり鉢状になっており、中心部にモスクがある。
そっか、午前5時過ぎ、大きなコーランの歌声で起こされたが、このモスクからだな。
スピーカーから街中にコーランの歌声が流れるようになっているのだ。

年下の少年にもう一枚、写真をとらせて欲しいとジェスチャーをすると
彼はあわててバケツを持って構えようとした。
バケツはいらない、そのままでいいと伝えると
彼はちょっとためらった後、壁に手をついてこのようなポーズをとってくれた。
はにかみながら。

ありがとうね、かたつむり少年。
あなたのはにかんだその瞳はずっと忘れないよ。

なんとそれはカタツムリ。日本のそれよりちょっと大きめ。
「食べるの?」とジェスチャーで聞くと,うなづいている。
フランス料理のエスカルゴみたいなものかな。
それにしてもバケツい〜っぱい。うにょうにょと。

よく見ると、雨上がりのサフランボルの石畳に
何匹も、うにょうにょと這い歩いている。

出発前、もう少し時間があったので散歩。
石畳の坂道を歩いてくる少年がふたり。バケツを手にしている。
目があったので「ギュナイドン(おはよう)」。彼らも笑顔で、「ギュナイドン」
で、バケツに入っているものを見せてくれた。

[ カタツムリと少年 ]
[ チェックおじさん ]

朝食前、時間があったので、街を散策した。まだ陽が昇っておらず、少し薄暗い。
街は人通りもほとんどなく静かである。

ホテルから街の中心のチャルシュ広場まで来ると、
おっちゃんが声をかけてきた。むむむ..危うし。
「チェック。チェック。」と言っている。
どうやら、私が持っているカメラを見て,自分を写せと言っている様子。
シンジ・ハマムの前に立ってもらってパシャ。

ちょっと遠慮して小さく写してしまった...。しかも薄暗い...。
ごめんね、おじさん。

[ サフランボルの街で ]