石灰棚には温泉が流れている。
人々は裸足になって、その流れに沿って歩いていく。
つるつるした石灰岩の感触と、生ぬるい湯が裸足の裏に気持ちがいい。
遠くから見ると、山の中腹に、人々の群れ...。
これもまた不思議な光景だった。
石灰棚の横の側溝にぬるい温泉が流れている。
トルコのおばちゃんも、観光客のおばちゃんも、み〜んなで足浴。
これで、旅の疲れも癒される〜〜。
子どもは、裸で元気な子。
でも、ちょっと「ぬるいぞぉ〜〜。」て感じ。
たくさんの観光客から少し離れたところで、
ゆっくり足浴を楽しんでいるご家族がいました。
トルコでは、しばしば、家族そろっての
旅行客を見かけました。
核家族化してしまった日本に比べて
トルコは、じっちゃん、ばっちゃん,
孫も一緒の大家族がまだ多いのでしょうか。
石灰棚の広がる丘陵地帯には、道路をはさんで、ヒエラポリスの遺跡がある。
紀元前190年に始まった都市で、聖なる都市という意味をもつとのこと。
こんな山の丘陵地帯に、当たり前のようにある遺跡群。
トルコの歴史の深さをしみじみ感じた。
でも、時間がないから、この遺跡はほとんど見れなかった。
ツアーで一緒のお姉さんたちも、遺跡の方角にとことこ歩いて行ったら
呼び止められて、方向転換。みんなで、石灰棚の方角に導かれて行った。
石灰棚を背に結婚式の写真を撮っているカップルがいた。
折からの強風で、ウエディングドレスのすそがひらめいて、
花嫁さんは、マリリンモンローに...。友達らしき人が介添えに走った。
そして、全員で記念写真。
おふたりさん、どうぞ、末永くお幸せに!!