戯言録(雑記)
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2003年12月 | 次のページへ |
25日(木) 『運命の復讐』(Sharpe's Revenge)読了 |
10巻目『Sharpe's
Revenge』(邦訳『運命の復讐』)。1814年3月、シャープ37歳。 フランスの未亡人、ルシールさん(思わず“さん”付けで呼んでしまった)初登場であります。ルシールさん好きだなあ(^^)フレデリクソン大尉もお目が高いですな。でもゴメンよ…(なぜ謝る) シャープたん不幸記録更新中です。また濡れ衣着せられて裁判沙汰になってます。しかも今回は、スウィート・ウィリアムことフレデリクソン大尉まで巻き込まれちゃいました。これまたデュコウの仕業です。あーたも、いいかげんにしなさいって、まったく。 おまけにシャープの2人目の奥さん・ジェーンが浮気に走りました(爆)。おいおい… てか、この女性、好きになれませんです。シャープを愛してたんじゃないじゃん! 結局自分のことしか考えてないんだもん、ひどいよ。シャープがあまりにも可哀想だよ…(TT) ナポレオン皇帝が捕まって、戦争は終結。シャープももう戦うことはありません。 ……のはずだったんですが。 今度こそデュコウに引導をわたしてやるため、今回は以前敵同士として戦ったフランス軍のキャルヴェイ将軍と手を組むことになります。 古強者の戦士同士、通じるものがあるようで、お互い好意をもって作戦行動にあたります。ここでもシャープが敵味方男女問わず魅力をふりまいてる(でも天然)というか、シャープ本人も敵味方男女問わず惚れっぽいというか(笑)。や、でもホントに惚れっぽいですシャープ。でもって思考がえらい単純なので、そこがまた可愛い(笑) もう戦うことはないだろう、平時に歴戦の戦士など必要なく、自分達は行き場を失うだろう… 戦士の悲哀をシャープと語るキャルヴェイ将軍。 無事デュコウを捕まえ、役職や名誉も傷付くことなく終わって、シャープもフレデリクソンも晴れて自由の身に。ハーパーは正式な除隊証明書をウェリントン公爵からもらったので、これで軍隊の束縛を受けない自由市民として、堂々と出身地であるアイルランドのドニゴールに帰れることになりました(将校でないハーパーは除隊証明書がない限り、戦争が終わっても勝手に除隊することはできないのです)。 ハーパーを乗せた船に背を向けて、馬に拍車をかけるシャープ。 “──もう戦争はない、もう兵士たちはいない、もう恐怖はない。 もう皇帝はいない、もうハーパーはいない、もう血みどろの野の上に渦巻く砲煙はない。 もう隊列の隙間を詰めることはない、もう何マイルも苦しみながら進むことはない、もう鎖のように展開する散兵たちもいない。 もう暁に現われる騎兵隊もいない、もう夕闇に立つ歩哨もいない。──” (SHARPE SERIES 10『運命の復讐』より/バーナード・コーンウェル 著/原佳代子 訳/光人社 刊) |
21日(日) BRAVO TWO ZERO(アメリカ版) |
イギリス版とアメリカ版ではアメリカ版の方が10分ほど長いとか、特典で入ってる映像が違うとかいう話を聞いたので、アメリカ版も購入してみました。 個人的にはイギリス版よりアメリカ版の方が、本編の作りは好みでした。 でも特典映像はイギリス版のが好き。以下、英版と米版を列記してみたのでご参考まで… 【イギリス版】(リージョン2・PAL) 本編:112分・英語字幕あり 特典映像: 「Andy McNab Interview」原作者アンディ・マクナブへのインタビュー・英語字幕あり ↑映画についても少し話してます。豆氏との打ち合わせとか… 「TV Advent」ビデオ発売時のTVスポット・字幕なし 「Behind-the-scenes training with Sean Bean and South African firearms instructors.」 主要キャスト達の戦闘訓練の様子・字幕なし ←短いけど、これが豆萌者には一番の特典だ! 【アメリカ版】(リージョン1・NTSC) 本編:121分・聴力障害者のための英語字幕あり。クローズド・キャプションじゃなく、メニューで選べます 特典映像: 「Trailer」B20の予告編・字幕なし 「Sneak peeks」配給元ミラマックスの他映画の予告編・字幕なし 収録作品は「Essex Boys」豆氏出演作品。鼻歌唄ってます(笑)、「City on Fire」、「With a Friend Like Hally」、「Children of the Corn : Revelation」の4つ あと本編のチャプターも、それぞれ違いました。 |
20日(土) INSPECTOR MORSE:Absolute Conviction 他 |
『INSPECTOR MORSE:Absolute Conviction』(邦題「モース警部:有罪判決」) 以前NHK衛生放送で放映してた「モース警部」シリーズの1つ。ただしこの話までいく前に、放映が終わっちゃったらしいですが…(TT) 豆氏は不動産詐欺で捕まって刑務所に服役中の3人組の1人、アレックス・ベイリー役でゲスト出演しています。 1991年撮影、32歳の若豆を堪能できます。とにかくカワイイというか、美しいというか。本人もその辺りを分かってて利用しているような、そんなチャッカリ型のキャラクターです。 アメリカ版DVD、しかも英語字幕無しなので内容は自分の耳に頼るしかないのがつらいところですが… 豆氏観賞用としては申し分のない美しさ&可愛さでありました。自分的には満足です☆ それと、このDVDはリージョンフリーでした。 『A Woman's Guide to Adultery』 ぶっちゃけ、仲良し女性4人の不倫ドラマ。豆氏はその1人との不倫相手役、子供なしの既婚者で写真学校の講師兼カメラマンという、優男のポールを演じてます。 こういう手合いのドラマは嫌いなので、豆氏がレギュラー出演でなければ絶対観なかったです。内容がつまらない&感情移入できなくて…。ていうか、途中で見るのやめちゃったよ。 話の内容はともかく、ロンゲで優男系の豆氏は美しかったです。そして、主役の女性陣を差し置いて素っ裸のシーンがありました(爆)。しかもアングルが、かーなーりーキワドイ! さすがはセクシー俳優、脱ぎっぷりがよろしゅうございます。てか、そのアングルは許されるのか豆氏!! 話には聞いてましたがホントにぶっとびました… もう、豆氏観賞用と割り切って観るべき作品であります。とほほ。 |
13日(土) 『絶望の要塞』(Sharpe's Siege)読了 |
『Sharpe's Siege』(邦訳『絶望の要塞』)。1814年2月、シャープ37歳。 読了まで時間がかかってしまいました。 フランス軍が守るアルカション湾のテスト・ド・ビューシュ要塞を奪取し、シャッセマリー(船)を手に入れるというのが今回与えられたミッション。今回はイギリス海軍との合同作戦です。ところが海軍側の艦長・バンプファイルドはシャープを気に入らない。 今回のミッションには、今までシャープと共に戦って来た部下達を連れていけません。もちろんハーパーも。 代わりに「スウィート・ウィリアム」ことウィリアム・フレデリクソン大尉率いる第60ライフル銃連隊がシャープの元で戦うことになりました。 シャープと一緒に行きたいと言ってきかないハーパー。歯痛を理由に、部隊には病欠ということにしてシャープにくっついていこうとしますが、特務曹長となったハーパーを部隊の任務から解かせるだけの権限はシャープにはないのです。まるで飼い主に置いていかれる子犬のようなハーパーたん。(´・ω・`) ショボーン な気持ちはシャープとて一緒なんだよ… ところで、ハーパーと妻イザベラの間に男の子が生まれたんですが、その子の名前が「リチャード・パトリシオ・オーガスティン・ハーパー」。リチャードですよ、リチャード。シャープたんの名前ですよ! ああもうこの人たちったら!(嬉) さて。部下を率いて目的地へ降り立ったシャープ、フレデリクソンの隊にでっかい人影を見つけていきなり怒りだし、そのライフル銃兵を呼びつけます。彼の片頬はぷっくり腫れ上がっていて……そう、ちゃっかり紛れ込んでついてきたハーパーたんでした。 せっかく特務曹長にしてやったのに、その位を捨てる気か!と怒鳴りながらも嬉しくて仕方がないシャープたん。はいはい、君たちの仲良し度は分かったから、もう(笑) 難攻不落の要塞をどうやって奪取するか。ここでハーパーたんの虫歯が活躍します。普通に戦闘を仕掛けたんでは勝ち目はない。けれど正面から行ってはね橋を降ろしてもらえば、要塞の中に容易に入れる。 つまり負傷兵を偽装して中に入ろうというのです。近くの家畜小屋から手押し車を見つけ出し、要塞側との会話には語学堪能なフレデリクソン大尉があたることにして、あとは…。 「血が必要だな」というシャープの言葉に思わずハーパーたんを見る将校二人。フレデリクソン大尉が取り出したヤットコを見て、これから何が起こるか悟ったハーパーたんが騒ぎだします。その時の騒ぎようがもう、電車の中とか人のいるところでは読めないくらい爆笑もの! もちろん作戦は成功、死傷者も最小限に抑えて要塞を奪取できましたし、シャッセマリーも手に入りました。 これで帰れると思ったのも束の間、バンプファイルドの虚栄心のせいで、シャープたちはそのままボルドーまで進軍することになってしまいます。おまけにシャープが周りの偵察に出ている間に、バンプファイルドとその部下はとっとと帰ってしまい、シャープたちの帰る船がありません。 敵のど真ん中に捨てられた状態のシャープたち、船がなくなったら要塞は陸の孤島です。しかもフランス軍側は切れ者の将校を指揮官に、要塞を奪い返そうと迫ってきます。少数の兵と負傷兵、それに武器弾薬も心もとないなかでの決死の篭城戦。 ピンチのシャープたちを救ったのは、フランス軍側について戦い、要塞を奪取した際に捕虜となったアメリカ私掠船船長キリックでした。イギリスに連れて行かれれば間違いなく絞首刑にされる彼らを、シャープは釈放してやっていたのです。キリックのお陰でシャープたちは絶体絶命の危機を脱し、帰路につくことができました。 もちろん帰ってからバンプファイルドにお礼参りをすることは忘れないシャープ。 実はバンプファイルド、シャープの宿敵でフランス軍将校・デュコウの策略にまんまと踊らされていたのでした。 デュコウの腹心でバンプファイルドに取り入っていた男を討ち取り、やっと新妻ジェーンの元に帰れるシャープ。まだまだ蜜月のようです(笑) とにかく前半が面白かった! 特にシャープとハーパーたんの掛け合いをたっぷり堪能できました(笑) そうそう。 窓S用のDVD再生ソフトを買いました。今までグラフィックカードやDVDドライブにバンドルされてたのを使ってたんですが、製品版にあるスナップショット機能が、どうしても使いたくなりまして…ほほほ。 そのままだと今一つ暗いので、色調いじってみたりしてます。フォトショップ万歳。お仕事が役に立ってるよー(笑) ちょっと欲張って高機能版を買ったので、音声出力機能も向上しました。わーい♪ |
11日(木) 『パイレーツ・オブ・カリビアン』DVD |
本当は明日発売なんですが、Amazonで予約してたのが今日着きました〜♪ でも明日も仕事&今日の帰りが(いつもの如く)遅かったので、今日は特典映像だけ観ました。 ……オーランドが可愛い……(笑) |
6日(土) BRAVO TWO ZERO(イギリス版) |
基本的に戦争物は苦手なので今まで躊躇してたんですが…ついに我慢できなくて買ってしまいました。 日本でもレンタルビデオとかDVDとか出てるんですけど、売り切れみたいなので(泣)イギリス版DVDを購入。 原作は元SAS所属のアンディ・マクナブ氏。湾岸戦争で実際に戦った体験記を元に、英国BBCが製作したノンフィクション映画で、主人公のアンディをショーン・ビーンが演じています。 英国のSASと言えば、英国が世界に誇る軍人のエリート集団、戦闘のプロフェッショナルです。 アンディのいるB中隊に与えられたミッションは「イラクに潜入し、敵軍の主補給路のうち北区域にある地上通信線を破壊すること」と「スカッド・ミサイル発射機を見つけて破壊すること」。メンバーは、軍曹で指揮官となるアンディ含め8人。少ない実地情報から考えうる限りのディスカッションを徹底して行い、万一に備えての打ち合わせもして、いよいよイラクに潜入します。 ところが潜入したまではいいものの、予想外のアクシデントが次々とアンディ達を襲います。 潜伏していたアンディ達は悪魔の偶然で山羊飼いの少年に見つかってしまい、緊急事態なのに、無線機が故障しているのか味方と連絡が取れません。じっとしているわけにはいかないので、イラク軍との銃撃戦を交わしつつ、最悪の場合は隣国シリアへ逃亡するという打ち合わせの通り、ひたすら国境に向かって行軍していきます。 怪我や体調不良をおして行軍を続ける8人を、砂漠の真ん中だというのに雨→みぞれ→雪という信じられない悪天候が襲います。その中で3人が隊と離れ離れになり、残った5人はそのまま行軍を続け、途中の道でタクシーを奪って国境近くまで進むものの、国境警備を抜けるときにバラバラになってしまいます。 銃の弾も底をつき、身一つで国境を目指すアンディ。あと少しで国境という所でイラク軍に捕まり、物語後半は捕虜となったアンディへの、イラク軍の執拗な尋問(拷問)が繰り返されます。度重なる尋問にボロボロの身体で耐えるアンディ。果たして無事祖国に帰ることができるのか… 物語は淡々と進んでいきます。作り話ではなく実際にあったことだというのだから、余計胸に来るものがあります。 このメンバー8人のうち、3人が帰らぬ人となりました。 イラク軍の基地につれてこられたアンディを、みせしめのためイラクの一般市民たちに暴行させるというシーンがあります。彼らは家族や知人を敵兵に殺された人達で、アンディ達に恨みがあるのです。その中の一人、息子を殺された父親が泣きながら銃を向けるのですが、全編の中でここが一番胸にきました。兵士が止めに入ったので未遂に終わったけれど、あれで撃たれたとしても、あの父親を恨むことはできなかったと思います。 SASってすごい、と思わせるのが、物語前半にあるイラク軍との銃撃戦シーン。 味方は歩兵8人、対するイラク軍は戦車あり軍用トラックあり人数も20人以上という、普通に考えたら相手にならないほどの火力差があるのに、この8人はどんどん前へ進んでいくのです。そして一人も欠けることなく勝利しちゃう。 後半の尋問漬けのときも、身体はボロボロでもけして心までは屈しない。周りの様子を伺って、必要以上の事態に陥らないよう冷静に判断してるんです。信じられないくらい強靱な精神力です。 正直な話、思ったほど残酷なシーンがなくてホッとしました。 豆萌的には、迷彩服に機関銃を構えてビシッと様になってる豆氏や、捕虜になってプルプル震えてる豆氏を思いきり堪能できるという、マストアイテム的なこの作品。 おそらく戦争物としてはヌルい部類に入るかと思われます。 |
3日(水) 『二つの塔』SEE |
実は発売日前日の昨日、購入しました。こういう時に都会生活してて良かったと思います。こういう時だけね。 今日はこのSEEの為に休暇取ったですよ。 なんたって4枚組、単純に観ても丸一日かかるんだもの! 嬉しい悲鳴ですー♪ で、日本語字幕で鑑賞した感想。 ……むーん。なんかよく解らないんですが、なんだろう、なんか違和感…。 や、字幕がね…(←またですか) もっとも私の英語力は中学生にも劣るのではっきりしたことは言えないんですが。 何かあれば、それ系のサイトさんで話題になるはずなので、ちょっと様子見してみます。 それはひとまず置いといて、特典映像! ヴィゴ! 貴方は今年で45歳でしょ! なんだってそんなに可愛い(てか面白い)のよっっ!! ドミニク(メリー役)と掛け合いインタビューになってるところがあって、それが笑える笑える。 きっと撮影中もこんな風にふざけ合ってたんだろうなぁ。まったく仲良しさんなんだからっっ そしてバーナード・ヒル氏(ローハンのセオデン王役)もおちゃめさんだ! ドミニクもだけど、ヒル氏のインタビューにも「ピー」音が入ってて笑った笑った。ああもう、貴方達みんな良い歳して可愛い過ぎです!! そして豆氏。すっかりウエイトが落ちて細っこくなった豆が。 出番は(思った通り)少なかったけど、弟・ファラミア役のデヴィット・ウェンハムとの掛け合い風インタビューがラブリィでした〜(嬉)「似てる?鼻が大きいからかな(笑)」とかお互い言い合ってたり。てかハム氏は確かにとってもお鼻が大きいですな(笑) 豆氏は鼻がというより目・口・鼻、顔のパーツ全てが大きめなんですね。そこがまた良いのですが(はぁと) さすがにコメンタリーまでは観れなかったので、後の楽しみにしますです〜♪ |
1日(月) 『消えた大隊』(Sharpe's Regiment)読了 |
『Sharpe's Regiment』(邦訳『消えた大隊』)。1813年・夏、シャープ36歳。 鬼のような早さで読んでしまいました。シャープとハーパーの掛け合いがいっぱいで、すっごく嬉しかった〜 内容はTV版とほぼ同じなので割愛します。てか、あのTV版、ほんとに原作通りだったのね(笑) 次は第8巻『Sharpe's Siege』(邦訳『絶望の要塞』)。 いつの間にか結婚していたシャープとジェーン。熱病にかかり病の床で高熱にうなされているホーガン大佐… |