戯言録(雑記)
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2003年11月 | 次のページへ |
27日(木)その2 『失われた名誉』(Sharpe's Honour)読了 |
『Sharpe's Honour』(邦訳『失われた名誉』)。1813年・春、シャープ36歳。 ホーガン少佐の秘蔵っ子・アンヘル(天使)少年登場。少年といっても下手な一般兵よりずっと優秀な戦士です。 そして「黄金の娼婦」・エレーヌが再登場。シャープの天敵・フランス軍将校のデュコウに弱味を握られて、シャープを陥れるのに手を貸すことになります。 いまだにテレサの死を引きずっているシャープ。そのシャープに無実の罪が降りかかります。 イギリス軍を破るため、その同盟国であるスペインとの関係を崩そうと、スペイン大公の夫を持つエレーヌを使ってシャープを罠にかけるデュコウ。罠にかかったシャープはエレーヌの夫であるカサーレス・エル・グランデ.イ・メリダ・サダバ侯爵殺人の罪で絞首刑の判決を受けてしまいます。 もちろん我らがシャープは無実の罪で殺されたりなど致しません。ウェリントン将軍の計らいで人知れず身を隠すシャープに、真実を突き止めてこいとのお達しが下ります。しかもシャープが生きているとばれてはいけないので、事は秘密裏に行わなければなりません。果たしてシャープは無事、己の名誉を取り返すことができるのか… TV版と違い、ハーパーはシャープが生きていることを知らないんですが、それでもシャープが死んだとは思ってないんですね。頑にシャープの死を受け入れようとしないハーパーがいい! ビトーリアの戦いの前、ダランボード中隊長との会話が良いのです。 “―― 「賭けは、なさいますか?」 「ああ」 「きょう、旧友に逢える気がするんでさ」 と、ハーパーが満足そうに言った。その口調は自信満々だ。 (中略) 「逢えなかったら、どうする、軍曹?」 「そいつを考えてたんです、そういうわけでさ」 (中略) 「“でか鼻どん”の将軍さん(※)に、絞首刑にされるなんてこと、ありっこないす、命の恩人なんすから。フランス兵どもに殺されるなんてことも、ありっこない。だから生きてます。戻って来ます。自分たちが戦っていたら、その戦場に現われます。現われるほうに1ポンド」 ダランボードは、にやりとした。 「1ポンドなんて持っていないだろう」 「ですが、今夜、手に入れます。(中略)1ポンド、どうです?」 「金が入り用だろ、ハープス。結婚するのだから」 「畜生! そのことは言いっこなしです」ハーパーの口調は陰気だ。「それでも、1ポンド賭けますよ」” (SHARPE SERIES 6『失われた名誉』より/バーナード・コーンウェル 著/高井千帆 訳/光人社 刊) ※ちゃあ註:“でか鼻どん”=大きな鷲鼻だったウェリントン将軍のことです。 本当に戦闘のまっただ中、ハーパー達のもとに帰ってくるシャープの格好良いことといったら! 兵士達は歓声を挙げて喜ぶし、ハーパーなんか涙流してるし…。ホントに愛されてるなあ、シャープ。 そして、戦闘に勝ち、名誉とエレーヌと莫大な戦利品を手に入れたシャープは、やはり無敵なのでありました。 次は第7巻『Sharpe's Regiment』(邦訳『消えた大隊』)。 TV版で観ていらい、読むのを楽しみにしてたんですよー☆(嬉) |
27日(木)その1 PSO Episode I & II plus |
すごく久しぶりにPSOをプレイしました。それもGC(ゲームキューブ)版。 『PSO Episode I & II plus』というのは、以前発売されていた『PSO Episode I & II』のパワーアップバージョンで、今日、発売だったんです。 不具合が修正され、またプログラムにも多少の改良が施されて、さらにオンラインで配信されていたいくつかのクエストが収録されました。今から始めるならお買得でございましてよ。 でもって製品版『PSO Episode I & II』からこの『I & II plus』にキャラクターをコンバートすると、不具合修正の関係でアイテムやマグなどが初期値に戻ってしまうです。 せっかく限界まで育てたマグも最初から育て直し。拾ったり貰ったりしたレアアイテムもみんなきれいさっぱり無くなります。 もっとも、ここしばらくGC版はプレイしてなかったので、あまり精神的ダメージは受けなかったですけど…。でも知り合いから貰ったレア系アイテムが無くなったのは、やっぱり悲しいな。 いずれX箱版やPC版でも出るのかな『I & II plus』。私にとってGC版『I & II plus』はそれまでの繋ぎになりそうです。…てか、本当に出るのかしら…。 そうそう、今ハマってるシャープの名前でIDチェックをしてみたところ、 「Sharpe」でライフル系が一番出易いグリーニル、「Harper」でショットガン系が一番出易いヴィリディアになりました。 やはりシャープたんはライフルなのね! ハーパーたんも七連銃のイメージでショットガン。 二人ともハマリすぎ!と一人で悦に入ってみたり。…重症ですな(^^;) |
25日(火) 『Tom and Thomas』DVD |
キタ━━━━━━(Φ∀Φ)━━━━━━
!!!!!!! (こんなんばっかでスミマセン) すっごくすっごく楽しみにしていた&ちゃんと届くか不安だった(苦笑)、『Tom and Thomas』のDVDが無事着きました! わぁい、嬉しいようーーー☆♪♪ もちろん速攻で観ましたとも! ロンドンに住むトマスは、宇宙飛行士を夢見る9歳(8歳?)の男の子。養父でイラストレーターのポールと二人暮しです。お母さんはトマスが赤ん坊の時に神様の所に行ってしまいました。本当のお父さんのことは知りません。 トマスは時々トムという男の子の夢を見ます。夜ばかりじゃなく、昼間も時々見ます…というか、トムが体験していることを、トマスは時々感じるのです。「トムは本当にいるんだ」。でも、そんなトマスを皆は「空想癖のある夢見がちな子」と言って本気にしてくれません。 ひょんなことから、トマスは自分にそっくり瓜二つなトムという男の子に出会いました。話をしてみるとトムも時々トマスという男の子の夢を見ていたといいます。「やっぱり本当だったんだ!」出会った時から二人は意気投合します。 実はトムはとある出来事を目撃してしまったため追われていて、孤児の寄宿学校から逃げ出してきたところだったのです。トマスはトムを自分の部屋に招き入れ、学校の先生やクラスメート、養父のポールさえ気付かないのをいいことに、時々入れ代わっては楽しんでいました。 ところがある日、トムを追う魔の手は偶然見つけたトマスの方を連れ去ってしまい…… ハートウォーミングでとってもとっても可愛いらしいお話でした☆ トムとトマスはアーロン・ジョンソンという子役が一人二役、養父のポール・シェパードをショーン・ビーンが演じています。豆氏にしてはめずらしい、害のない一般市民の役です(笑)。 もう、もう、もう!! とにかく可愛らしいパパ豆を思う存分堪能できましたっっ!! しかし「職業:イラストレーター」という役柄は、パパ豆には無理がないですか(笑) ばかでっかいキャンバスにわしわしと描いてるパパ豆の姿に、つい『カラヴァッジオ』のミケーレを思い出してしまいました。手やら服やらが絵の具まみれで、それさえ可愛いく見えます〜〜☆ 同じアパート(マンション?)に引っ越して来たばかりの女性(民間機のパイロット!)にトキめいてるパパ豆が可愛いカワイイ♪ 息子のトマスを心配してオロオロするパパ豆の愛らしいことといったら!! ああもう、可愛いすぎですパパ豆!!!!! わけわかんないオランダ語と格闘した甲斐がありました。買って良かったーーーー☆☆☆ |
23日(日) 『The Two Towers』SEE 他、豆鑑賞DVD三昧 |
本編は昨日観たので今日は特典映像(4枚目のキャスト編の方)を観ました。 あああ、豆氏だあ〜〜〜(ごろごろごろごろ) いつもの如く出番は少なかったけど、やっぱりいてくれて嬉しいようーーー☆ 今回の特典映像では、お茶目なヴィゴ(アラゴルン役)をたくさん拝めます。特にセオデン役のバーナード・ヒル氏(この人もかなりのお茶目さんらしい)とのシーンがね…! ああもうまったく君達は、オジサンのくせに可愛すぎるんじゃーー!! あと10日もすれば日本でも発売されますので、みなさま、この萌えをぜひ御一緒に…… 『Stormy Monday』 まずびっくりしたのが、このDVDが両面仕様だったこと。両面仕様のDVDなんて初めて見ました。 ちなみにワイドスクリーン(横長)とフルスクリーン(TV画面サイズ)で両面です。面白いなあ。 舞台はイギリス。クラブを経営する若き(?)実業家フィニーをスティング、そこを狙うアメリカの実業家(ヤーさん風味)コスモをトミー・リー・ジョーンズ、フィニーにバイトで雇われる若者ブレンダンをショーン・ビーン、コスモに雇われたコンパニオン(?)でブレンダンが恋する女性ケイトをメラニー・グリフィスが演じてます。 嬉しい若豆〜〜♪ 『カラヴァッジオ』から2年後、『パトリオット・ゲーム』より4年前、29歳の若豆です。何度も言いますが若豆はホントに美青年です。目の保養になりますぞ! あとスティングも好きなので二重に嬉しかったり。スティング、この時何歳だったんだろう…。外見はともかく声がえらく若く聞こえるんですが。年齢不祥なお方(笑) メインキャストの中では間違いなく下っ端の豆氏。DVDのジャケットには全然写真がないし、映画の予告編にも名前がクレジットされてません。そもそも主演はメラニー・グリフィスだし。 でも、どう見ても豆氏演じるブレンダンが主役です!!! ストーリーは今一つですが豆鑑賞的にはかなりオススメ。ほぼ出ずっぱりの上、善人役なので安心して観れます。でもって、えーと…フルヌードも見れます(爆) 後ろからですが。 『Extremely Dangerous』 豆氏主演作品♪ 映画じゃなく、TVドラマの総集編です。1999年製作ということはLotRを撮影するちょっと前くらいでしょうか。40歳の、今より微妙に若い豆氏であります。 自分の妻子殺害の罪で護送中の囚人、ニール・バーン。しかし彼は無実であり、本当の殺害者とその動機を明らかにするため、夜間走行中の護送列車から飛び下りて脱走します。髪型や服装を変えて追っ手の目をくらましながら真犯人を探し求めるニール…。 護送中の囚人姿、メンテナンス作業員のツナギ服、眼鏡をかけたインテリ風などいろいろ姿が変わる豆氏をめいっぱい堪能できるので、見ていて飽きません。お歳を召しても眼福ーー☆ そしてとにかくアクティブです。追っ手から逃れるために走る走る。池にすいとんの術で隠れるわ(や、ほんとに。笑いました)、建物の屋根によじ登るわ。 そして泣き崩れる豆氏も見れます。きゅうぅぅん(←母性本能をくすぐられた音) 特記すべきはこのDVD、なんとリージョンフリーです。HMVとかで売ってる外国産(たぶん米国産)DVDと同じ、普通に国内用プレイヤーで再生できるのです。ありがたやー。 そのかわりと言ってはなんですが、英語字幕もクローズド・キャプション(※)もないので、ストーリーや台詞を知ろうとしたら本当に自分の耳がすべてです。英語がほとんどダメな私には辛いです(泣) でもでも、その辛さを補って余りある恩恵がこの作品にはあります! 豆萌者は必見ですぞ!! ※クローズド・キャプション:耳の不自由な人用の字幕。それ用の機能付きのデッキでないと表示できませんが、たいていPCのDVD再生ソフトにはその機能があるので、PCでなら表示可能です。 |
22日(土) 『LotR:The Two Towers』SEE |
キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━━━━━
!!!!! アメリカ版『二つの塔』DVDが来ました! 追加映像がたっぷり挿入された「スペシャル・エクステンデッド・エディション」(略してSEE)の、ゴラムフィギュア付き特別パッケージです! 早速本編を再生。前半のディスクを終えて2枚目に移り…あ、ファラミアが登場したわ! もうすぐ?もうすぐかな? 「…少なくとも私はそう思ってました…」「ならば彼が死んだと聞けば悲しむか?」「死んだ?…一体どうして?」「それはこちらが訊きたい」(←意訳しております) 来るぞ来るぞ! 「ボロミアは私の兄なのだ」 んもう劇場公開版の時から「挿入されるなら絶対このシーンのココ!」と誰もが思った所に、間違いなく挿入されておりました。何って、もちろんファラミアが最愛の兄ボロミアを回想するシーンですよ!! あああ、ボロミア〜〜〜〜!!! オスギリアスを守りぬいて勝利のスピーチをかますボロミア。ファラミアと 「Remember today, little brother. Today, life is good.」 と心底嬉しそうに祝杯をあげるボロミア。ああ、なんて仲良しな兄弟なんだ!! 最愛の兄上といる時のファラミアの笑顔ってば、とっても柔らかなのです。劇場公開版の鬼畜で氷のような表情とは全然違うのよ〜☆ もうすぐ日本版も発売。おかしな字幕が付いてないことを心から願っておりまする… |
17日(月) 『死闘の果て』(Sharpe's Enemy)読了 |
『Sharpe's Enemy』(邦訳『死闘の果て』)。1812年12月、シャープ35歳。 シャープにとって一生忘れられないクリスマスになってしまいました。 先にTV版で観てたから分かってたけど、でもっっ…… うわああああん! テレサ〜〜、テレサ〜〜〜っっ(号泣) テレサが登場したあたりから読み進めるのがつらかったです。話は面白いからどんどんページが進んでいくだけに……ううう。 原作シャープはTVの豆シャープと違って、わんわん泣いてます。でもってすごく後悔してるの。彼女にもっと優しくするんだった、自分はなんて馬鹿者なんだ、と、そりゃあもう鬱々と。 失ってみて初めて、自分にとって彼女がいかに大切な存在だったか気が付いたのね。 シャープたん…。 次もシャープに不幸がふりかかってきます。 第6巻『Sharpe's Honour』(邦訳『失われた名誉』)。TV版ではハーパーとの二人旅でしたが、原作では「アンヘル(天使)」という名の少年と一緒です。 それから、まるで峰不二子(笑)のような「黄金の娼婦」ことエレーヌ再登場。 TV版シャープのCMに「19世紀のジェームス・ボンド」というのがありましたが、むしろ「ルパン三世」だろうとツッコミを入れたのは私だけではないはずだ。 |
16日(日) Sharpe's Mission, Revenge, Justice & Waterloo |
原作を読んでからでなくても、どうせTV用にアレンジしてるんだしー、と一気にDVDを観てしまいました。我慢しきれなかったとも言いますが。 んー。 正直な話、ジェーン嬢が登場してからの「シャープ」って、面白みが半減した気がします。ただのメロドラマに成り下がってしまったというか…。何よりハーパーたんやChosen Menとの絡みが少なくなっちゃったのが一番不満です(←やはりそうか) さすがにラストを飾る『Waterloo』はエキストラの人数も多く、画面に迫力があって良かったですけど。あのエキストラ数で『Rifles』が作れてたらなあ…。 やっぱり個人的に好みなのはシリーズ前半です。テレサがいるし、Chosen Menも揃ってるし。 ファンサイトを巡っていて、シリーズ後半のレビューが少ないのはその辺りにも理由があるような気がします。もちろん豆シャープは相変わらずカッコ良いのですが〜(悦) それにしても、この調子だとLotRのコーナーが出来るより先に、シャープや豆氏のコーナーが出来そうな勢いであります。 ていうかその前にコーナー作ってるだけの余裕が無いよ自分……(泣) |
15日(土) When Saturday Comes |
この間の日曜日に『Tom&Thomas』を注文してましたが、実はその日の午前中、英と米のAmazonでも豆氏出演DVDを注文していた私です。 「豆を愛でたい病」、イイ感じに進行中。あの素晴らしい笑顔は人を幸福にしますです。 カードの明細書を見るのがこわい…。でもいいの。幸せだから☆ で、今日、英Amazonから『When Saturday Comes』(邦題『ドリーム・ゴール』)のDVDが届きました。日本ではレンタルビデオでしか観られないのですが、レンタルビデオは新品を購入しようとすると、えらい高いんですね(TT)。それにAmazon.co.jpでは品切れだし。 ていうか、実は英国版ではボカシがないっていう話を聞いたのでね(爆)…ええ。集団お風呂シーンでございます。好いなあ、男同士でワイワイとビールかけ合いながらのお風呂タイム。観たけど、そんなにヤバヤバでもなかったですよ?(←ナニが)…や、マジで。 …ほほほ。 工業都市に生まれ育った青年が、途中挫折しかけながらもプロのサッカーチームに入り、選手として活躍するまでを描いたスポーツドラマ。主人公ジミー・ミュアを若き(※)ショーン・ビーンが演じてます。実は豆氏の2人目の奥さんが姉役で出演していたり(離婚したけど…)。 さらにコーチ役は『Sharpe』シリーズでシャープの宿敵・ヘイクスウィルを演じた人だったり(笑)。あとうろ覚えで確認してないんですが、神父役の人、もしかして『Sharpe』シリーズでウェリントン卿を演じてたりしませんか? 似てるなと思ったんですが…どうなんでしょう。(※) はっきりいって内容はB級の、いかにもありがちな展開なので、豆氏観賞用認定映画と言い切ってよいと思います。ていうか豆氏のために作った映画だと信じて疑わないです(笑) それはもう非常に活き活きとした豆を思う存分鑑賞できます。やあ、満足だ〜☆ もっとも、こんなに活き活きしてるのも当たり前といえば当たり前で、なんたって入れ墨入れちゃう&サポーターの役員やっちゃうくらい大好きなサッカーチームが舞台の映画で主役なんだもの、嬉しい気持ちもだだ漏れになろうというもの。 自分の演じる役がゴールを決めて、それでチームが勝つ! 贔屓のスポーツチームを持つ人なら一度は夢見るのではないでしょうか。 この役の話が来た時きっと「俳優やってて良かったーー!!」と心底思ったに違いない… ※12月13日追記:思わず「若き」とか言ってしまいましたが、この作品が作られたのは1995年、豆氏は当時36歳でした。……微妙な年齢ですね(笑) ※04年2月追記:調べましたが、どうやら違う人のようです。むむ、残念。 |
10日(月) Sharpe's Regiment & Sharpe's Siege |
『Sharpe's Regiment』 この間は中隊(Company)とか言ってたと思ったら、今度は連隊(Regiment)ですよ。シャープ親衛隊(違う、と突っ込み入れようとしたけど洒落にならないんだこれが…)の数はますます膨れ上がるばかりの様です。 この回でハーパーは軍曹から特務曹長に昇進しました。肩のホワイトラインが3本から4本に! そしてシャープの2人目の奥さんになるジェーン嬢が登場します。 でも正直な話、私は最初っから「シャープとこのお嬢さんじゃ後々大変なんじゃないか?」と気になってしまったです。まあその辺りは後で分かるのですが…。 でもってジェーン役のアビゲイル嬢、豆氏の3番目の奥さんだった(過去形)んですね。なんか色々なところでシャープとダブる豆氏。ううむ。 度重なる戦闘で不足してしまった兵士の補充が全くされないのに疑問を持ち、本国にある本部まで出向くシャープとハーパー。いるはずの第二大隊(シャープたち第一大隊の補充兵)がどこにも見当たらず、謀略の匂いを嗅ぎとります。 夜中、宿へ帰る途中に襲われたのを逆手に取って自分達は死んだと偽り、偽名を使って徴兵され軍の訓練を受ける二人。このシーンで一般民の服を着たシャープという珍しい姿を拝めました。襤褸を着ててもカッコ好い…(うっとり)。しかし一般徴兵の連中とは纏う雰囲気が全然違うこの二人、身長の高さも相まって異様に浮いてます(笑) 訓練所ではアイリッシュだからという理由で必要以上のイジメを受けるハーパーたんに涙。庇いたいのを必死で堪えて直立不動してるシャープもとても辛そうでした。 一騒動の後いつもの軍服を着て身分を明かし、軍の訓練所へ戻って来た二人に拍手喝采! 必要以上にしごいてくれた軍曹よりシャープもハーパーも階級は上、しかもシャープは本国にも名前を轟かせる英国軍の英雄だもの! ハーパーも自分への扱いをきっちりお返しできて良かったー♪ 謀略を暴き、無事補充兵も調達して戦地へ帰ってきたシャープ達。戦場にいる時が一番活き活きしてるというのが、いかにも彼ららしいです。 『Sharpe's Siege』 今回はお城でドンパチ。「Siege」とは「包囲作戦」とか「包囲攻撃」という意味らしいです。 前半では『Regiment』の時にあつらえた正装用の軍服姿をまた拝めます☆ 豆氏ってこういう姿が本当に似合うので、マジ格好良くてもうウットリ…。 冒頭でジェーンとの結婚式があります。今回は蜜月なので(笑)ジェーン嬢との仲睦まじい姿を、これでもかと見せつけられます。 しかし間もなく新妻は高熱(マラリア熱?)で病の床に。 新しいミッションを与えられたものの、新妻の病気を心配してメンタルダメージ一杯のシャープたん。あまり見られない表情なので内心ちょこっと嬉しい。…や、私はSじゃないですよ? それでも戦闘はきっちりこなすシャープ、さすがです。 今回のMyツボ:フランスのお嬢さんの夜這いを断った後の、シャープのイヒヒ笑い。 |
9日(日)その2 Sharpe's Battle & Sharpe's Sword |
今日も今日とて豆三昧。もう髪の毛の先まで浸かってます。 『Sharpe's Battle』 やったらカッコつけな若将校が出てきます。派手なもみあげしやがって、なに馬の上で腰に手ェあててふんぞり返ってんじゃボケェ!! お前なー、お前のせいでなー、パーキンス君がなぁぁぁぁ!!!(激怒号泣) ……はっ。ついつい我を忘れてしまいました。申し訳ない。 パーキンス君はChosen Menの末っ子。ちっちゃい身体にひたむきな性格、Chosen Menみんなから可愛いがられてて、特に最古参のハグマンと仲良しで彼にとても懐いてました。 そのパーキンス君がね…(TT) もう、この回ではそれしか言えない…。 『Sharpe's Sword』 原作邦訳本を読んでから観ました。痛めつけられてる豆氏にクラクラしちゃう熟女の皆様には大変御好評の回でございます。そしてハーパーやChosen Menのシャープへの愛もたっぷり(悦) 原作にはないのですが、Chosen Menいちのインテリ君、ハリスが目立った回でもありました。 お屋敷の立派な本棚に嬉々として飛びつくハリスたん。寝るのも忘れて読書に耽る姿が頼もしいです。なんたって今回は暗号の解読までしちゃうんだから! 神父を目の前で殺されたショックのため口がきけなくなった尼さんが、今回のシャープのお相手…というか、彼女を保護したシャープからくっついて離れません。まるでインプリンティングされたヒヨコのようです。 この尼さん、個人的に結構お気に入り。細っこくて可愛いんですよー。服がないのでライフル銃兵の軍服を借りて着るんですが、その姿がまた可愛いくて!(はぁと) 原作では2ヶ月くらいかかって回復したシャープですが、TVでは時間をかけてられないので驚異の回復力を見せてくれます(笑) 立って歩けるまでに回復したシャープに、各々プレゼントを持ち整列して待ち構えるChosen Menに萌え。もちろんハーパーたんは原作と同じ、愛情込めてカスタマイズした剣をプレゼント。相変わらず愛されてますシャープ。 最後はもちろん、シャープがきっちりおとしまえをつけてくれます。ついでにどさくさに紛れて、ハーパーとイザベラの愛の誓いもさせてしまったり。 「シャープ死にかける」話のはずなのに、最後はとってもほのぼので終わったのでした(^^) |
9日(日)その1 Tom & Thomas 注文 |
『Tom&Thomas』という映画のDVDを注文しました。 豆氏出演作品で、主人公はトムとトマスという双児の男の子。豆氏はそのお父さん役です。 ネットをうろうろしててキャプチャー画像を見たのですが、豆氏ったらホントに普通のお父さんしてる〜〜 ぜんぜん悪役な顔じゃないんですよ! もう、すっごく可愛い(笑) 主人公の男の子(一人二役)も可愛いし、物語もハートウォーミングでハッピーエンド。良いな〜 しかし日本で観るにはかなりハードルが高かったり。 というのもこの作品、オランダでしか発売されてない(※)んです。何故だーーー!!(号泣) いつもお世話になってる英Amazonや米Amazonでも取り扱いしていません。 でも観たい! 特典映像でもラブリィな笑顔が観られるって話だし! あううう。 豆萌の先輩方のサイトを覗いて入手方法を調べたところ、「bol.com」というオランダ語のサイトで通販できると知って、「よっしゃあーー!」と早速アクセスしてみました…が。 いやー、分かんない分かんない(滝汗)。何書いてるのかサッパリです。気合いで何とかなるかもと行ってみたんですけど、やっぱ無理でした…とほほ。 しかし、そんな時の強い味方がウェブ翻訳です。もちろん無料の。 よしやるぞ!…と思ったら、オランダ語もOKな無料翻訳サイトってあまりないんですね。なんとか「WorldLingo」というサイトをみつけて、アヤシイ機械翻訳を頼りに無理やり登録・注文に漕ぎ着けました。 bol.comはシステムがAmazonにとても似たサイトです。オランダ版Amazonて感じ。 おかげでなんとか出来たのですが…正直な話、あちこち分からなかったところもあるので、間違いなく登録できたかは、かな〜り怪しいです。無事着けば良いのですが…ドキドキ。 ちなみにオランダのDVDは英国と同じリージョン2・PAL形式でした。 (※11月27日追記:フランスのAmazon.frでも『Tom & Thomas』を購入できると知りました。当然DVDもフランス仕様だと思いますが、オランダ語よりは取っ付き易いかも。こちらも英国と同じリージョン2・PAL形式です。オランダ版のDVDだとオランダ語の字幕を消せないっぽいので、仏版も買っちゃおうかしら…(悪魔の誘惑) ※未明追追記:オランダ版の字幕、PCの再生ソフトで消せました。わーい♪ あとフランス版には特典映像が入ってないらしいです。豆萌者は頑張ってオランダ版を買おう。但し購入は自己責任でよろしくです。) |
8日(土) 『スパイキッズ 3D』とSharpe's Gold |
そろそろ空いてるかなと思い、前々から観たかった『スパイキッズ3D』を観てきました。 今回の見どころはズバリ「ガイ」役で出演していたイライジャ・ウッド(LotRのフロド)でしょう! 出番はちょっぴりですが、格好良く登場します。…笑えます(^^) シルベルター・スタローンが悪役だというのでちょっと期待したんだけど、彼って本当にギャグに向かないと痛感しました(泣)。もっと思いっきりイっちゃってて欲しかった。残念です。 正直言うと最初の『スパイキッズ』が一番面白かったな…。 『スパイキッズ3D』は上映時間が短いので、ちょっとしたついでに観るのが吉かもです。 帰ってから、この間読了した『Sharpe's Gold』を観ました。 ファンサイト様のレビューを読んで知ってはいたんですが、その通り原作とは随分かけ離れた内容になっててびっくり。もっとも原作ではテレサが登場する話なのにTVではテレサが亡くなった後の話になってるのでその辺りからして違うんですが。 それにしても「これって『Sharpe』だよね?」と確認したくなるような怪しい宗教団体がでてくるわ、今回のヒロインとシャープの絡みがイマイチ突拍子もないわで、ちょっとガッカリの回でした。話によると予定してたロケ地での撮影が急遽変更になり、土壇場でシナリオを書き直したとか何とか。TVって映画と違って延期し辛いから大変ですね…。 |
7日(金) 『シャープの剣』(Sharpe's Sword)読了 |
『Sharpe's Sword』(邦訳『シャープの剣』)。1812年の6〜7月頃、シャープ35歳。 「シャープ死にかける」。今回はこれに尽きます。 読めなかった3巻『怒りの突撃』で、シャープはテレサと結婚したもよう。それもどうやら娘(アントーニャちゃん)の生まれたのが先だったらしい…シャープったら。でも娘が生まれたと知って「世界にただ一人の自分の肉親だ!」と非常に喜んだそうです。きゅうううん。(←母性本能をくすぐられたらしい) そして「黄金の娼婦」ことカサーレス・エル・グランデ・イ・メリダ・サダバ侯爵婦人(長っ!)登場。シャープ、つっかえもせずに一発でこの名前を覚えて、シャープ本人もびっくりしてます。 やあ、すっかり骨抜きですな(邪笑)。さすが女好き。 今回の敵はフランス人将校ラルー大佐。知力に長けた非情な男で、彼がシャープを死ぬ一歩手前まで追いやります。 上着(ライフル銃兵の誇りグリーン・ジャケット!)を脱いでいたため将校である証のないままにラルーと死闘を演じたシャープ。上着がないと、下はその昔フランス人将校からひっぺがした騎兵ズボン(10月22日の雑記参照)なので、シャープを知らない人には英国軍将校だとはわかりません。おかげで途切れたシャープの消息を捜すホーガン少佐やハーパー軍曹にみつけてもらえず、他の死にかけ兵士達と共に地下室で死を待つことに…。 必死の思いでシャープを捜すホーガンとハーパー。ついに地下室からハーパーが、死にかけたシャープを見つけ出します。 “──ハーパーの声は優しかった。 「この馬鹿者が。ここで何をしてるんです?」 シャープの目が動いた。ゆっくりと上をむき、松明の明かりを受けてちらちらする顔を見た。 「パトリック?」 声には力がなかった。 「ええ」 ハーパーがホーガンを振り返った。 「ここにいました、少佐」 「生きてるか?」 ホーガンの声はほとんど囁くようだ。 「はい、少佐」 だが、ほんの糸一筋でつながっているのだ、とハーパーは思った。それでも生きている。” (SHARPE SERIES 4『シャープの剣』より/バーナード・コーンウェル 著/原佳代子 訳/光人社 刊) ちなみに「パトリック」はハーパーのファーストネームです。邦訳では「この馬鹿者が」と言ってますが、原文ではきっと「You're Bastard」とか言ってるに違いない。シャープへの愛情が溢れてますな。 この後も献身的にシャープの面倒をみるハーパーが、本当に健気です。命令がなくたってシャープの傍を離れる気はなく、ハーパーの恋人・イザベラと一緒にシャープの看病をしたり、イザベラもアイルランド人のハーパーも敬虔なクリスチャンなので、教会で毎日、熱心にお祈りをしたり…。 ラルーとの死闘で折れてしまったシャープの剣の代わりにと、彼の為に新しい剣を探してくるハーパー。しかもシャープが使いやすいように徹底的にカスタマイズする熱の入れよう。 シャープへの見舞いに手紙を書く大隊の兵士達。字が書けないので将校の代筆に大勢が署名(×印)するという賑やかなもので、まるで部活の見舞い色紙のようです。微笑ましいなあ。 これはもう、愛ですよ〜。無償の愛。腐女子的思考を抜きにしても萌えます。 ホーガン少佐って小太りで温厚な外見とは裏腹に、英国軍偵察部の総元締であるため部下を危険な所にポンポン送り込む非情さがあるのですが、それって部下の能力を信頼してる証拠ですよね。 シャープに対しても困難なミッションは大概この少佐から下されたりするんですが、とにかくシャープの能力を一番買っていて、とても可愛がってるというのがよく分かります。 シャープ、本当に上官からも部下からも愛されまくってるんだなあ…。でも本人はそれに気付いてないんだもんな(笑)。ああもう、可愛すぎだっての! もちろん最後はきっちりおとしまえをつけるシャープ。 前々から欲しいと思っていたラルーの持つ上等な剣・クリゲンタールをついに手に入れたものの、これは自分が持つ剣ではないと川に投げ捨ててしまいます。 ハーパーがくれた重くてパッとしない剣こそが、幸運の宿った、運命の女神も気に入った「シャープの剣」なのでありました。ハーパーたん、良かったね! 次は第5巻『Sharpe's Enemy』(邦訳『死闘の果て』)。 「天国の門」でのフランス軍将校・デュブルトンとのやりとりが最高に良いです。このデュブルトンなかなかの男前で、似た者同士ひかれあうのかシャープをかなり気に入った模様。 この回からネヤーン少将が登場します。シャープを可愛がってくれる上官がまた一人増えました(笑)。ロケット隊も登場。そして忘れちゃいけない、スウィート・ウィリアムことウィリアム・フレデリクソン大尉! TV版で既に見てはいたんですが、文章で読んでもかなりインパクトのある姿であります。 それとシャープの新しい宿敵、フランス軍将校のデュコウも初登場。今回も嵐のヨカーン。 |
1日(土) 『秘められた黄金』(Sharpe's Gold)読了 |
後のシャープの奥さん(1st)、テレサ登場。原作のテレサはとても若々しいです。最初からシャープになついてたテレサの弟・ラーモンが可愛い〜。テレサはというと、シャープよりハーパーの方が信頼に足る人物だと分析しておりました。その分析は正しいかもだ(笑) それにしてもシャープ……。他に選択肢がなかったとはいえ、あの最後の作戦(激しくネタバレなので言いません)は正直ショックでした。エピローグのホーガン少佐の言葉と巻末の「歴史的覚え書き」で救われたものの、やっぱりちょっとショック。 さて、次は『Sharpe's Sword』(邦訳『シャープの剣』)。原作邦訳本では4冊目にあたります。3冊目の『Sharpe's Company』(邦訳『怒りの突撃』)は絶版で手に入らないため、2巻の次に4巻に進むんであります(号泣) 『Eagle』も『Company』もシャープが英雄と称される功績をたてた話なので、絶版になりやすかったんでしょうね。うう、読みたいよう…(TT) |