戯言録(雑記)
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2003年1月 次のページへ

27日(月) 指輪の音楽・2
…あああ…
前回が去年の7月かあ。はっはっはっ(乾いた笑い)。困ったもんだ自分。
そんなわけで「指輪の音楽・2」を今ごろ続けてみます。ごめんなさい。

ヨハン・デ・メイがきっかけでAmazonを時々覗くようになったわけですが、このAmazon、商品をクリックすると「これを買った人は、他にこんな商品も買いました」と関連付けて紹介してくれるんですね。つまり趣味の似た商品をいっぱい紹介して、いっぱい買ってもらおうという…商売上手だなあ。

で、その中に偶然こんなCDがありました。
『MUSIC INSPIRED BY MIDDLE EARTH』、デヴィット・アーケンストーンという方のアルバム。「ミドル・アース」つまり「中つ国(なかつくに)」にインスパイアされたとありますが、カバーしてる内容は『指輪物語』の部分です。映画が公開されるちょっと前に発売されたばかりの、かなり最近の作品のようです。
前回のこともあるので、あまり期待しないで注文しました。

…だったのですが。

いやあ、かなりツボにはまりました!
掘り出し物です。映画のボロミア風に言うなら「It is a gift!(授かり物だ!)」

ケルトっぽい、ゆったりとした透明な音が『指輪物語』の世界にぴったりなんです。
トールキンは英国独自の神話(民俗伝承)がないことを嘆き、その代わりとして中つ国の世界を創ったといいます。『MUSIC INSPIRED BY MIDDLE EARTH』は正にその世界を音楽で表現した感じ。壮大で神秘的で、それでいて耳に馴染む民俗音楽の心地良さがあって。
特に心に残るのがアルバムのラストを飾る曲『The Grey Havens』−「灰色港」。黄昏の時代を生きるエルフたちが西の浄福の地へ向かう、その出発港がこの「灰色港」なのですが、『指輪物語』のラストもこの場所で語られます。そしてその時をもって「太陽の第三期」は終わるのです。『指輪物語』を最後まで読み進められたなら、この「灰色港」の場面で涙腺がゆるまない人はほとんどいないでしょう。『The Grey Havens』の優しくてせつないメロディが「灰色港」の場面を思い起こさせて、じ〜んとしてしまいました。

原作ファン必聴と言ってもいいかも。でも普通のCD屋では置いてないんじゃないかなぁ…。
Amazonならこちら(↓)。試聴もできます。
Music Inspired by Middle Earth
Amazon.co.jpなら1500円以上の買い物は送料無料になる上、CD1枚くらいならメール便で直接ポストに入れていくから受け取りも楽ちん。下手にCD屋を探し回るより断然良いですよー。

(なんでこんなにオススメするかというと、気に入ったあまりにAmazonでレビューを書いてしまったからです。や、でもホントに良いんだってば!)



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