富山便りvol-9


なんと3ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
前回の更新の後、生まれてはじめて畑を耕したり、出身地の大阪に行って
お友達と遊んだりしてました。
本当に久々の更新となってしまいました。

今年もやられた虫さされ

先日、夜中に足が痛いようなかゆいような、なんとも不快な気分で目がさめました。

太もものあたりに手をやるとなんだかぷっくりとふくれている。

ありゃ、こりゃ蚊にでもさされたな、と思いながらまた眠ってしまったが

朝起きてみてみると、3cmくらい赤くなっている。

これがまた痒いのなんのって。それで掻くと痛いのなんのって。

最初は3cmくらいで、なんかツベリクリン反応みたいだったのに

だんだん大きくなってきて3日目になるとなんと直径15cmくらいになっている。

そんでもって薬をつけてもカユミがおさまらない。

一体、なにに刺されたのだろうか。

そういえば、去年もやられて2週間くらいなおらなかったような気がする。

殺虫剤をまいて気が狂ったように掃除機をかけ、ふとんもバンバンたたいたのは

いうまでもありません。

やはり私にとって虫は天敵なのである。


東通りの占いのおやじ

田舎の生活に不慣れな私は時々大阪の空気が吸いたくなってしまう。

澄んだ空気やおいしい水はいいものだが、やはり慣れ親しんだ大阪の空気や水が

妙に懐かしくなってしまう。

これをホームシックというのだろうか。

協力隊でシリアにいたときは、どちらかというと日本よりシリアの方が居心地がよかったので

日本に帰りたいとは一度も思わなかったのに、不思議なものだ。

確かな事はわからないが「生まれ変わり」について書いてある本を何冊か読んだが

もし生まれ変わりがあるならば私は前世で中東にいたのかもしれない。

まぁそんなことはどうでもいいのだけれど、大阪が恋しくて、恋しくてたまらなくなったので

「大阪が私を呼んでいる」となにもかも放り出して久々に友達に会いに行った。

友達(男一人、女一人)と梅田の東通りに飲みに行った帰り、道端に紙に手相についていろいろ書いて

張り出してありそのとなりにおやじが座っていた。

私が釘付けになってしまっていると友達が500円出してあげるから

見てもらえばーーーーというので(料金は1500円だった)見てもらう事にした。

蛍光のラインマーカーで私の手相の上に線を書きながらいろいろ言ってたが

そのなかでも強烈だったのは私の小指についてだった。

小さい頃から小指が短いのが嫌だった。

小指が短いといろいろ不便なのである。

子供の頃、ピアノを習っていたが小指が短いので鍵盤に届かないし、

ギターをやろうとしたことがあったがコードが全部押さえられないので断念した。

剣道をやっていたが、竹刀というのは小指に力がはいらないとちゃんと握れないのである。

余談だが、「おとしまえ」で小指を落とすのはドスがちゃんと握れなくなるからである。

密かに私には小指コンプレックスがあったが、それに輪をかけるようなことを言われてしまった。

「あんた小指が短いやろ、これはなぁアダルトチルドレンの相ゆうてわがままの典型や」

がぁーーーーん、なにすんねん小指!

一緒にいた友達はゲラゲラ笑っている。

私がわがままなんはこの小指のせいやったんか。

しかし、体の部分については自分の責任ではないのでもう開き直ることにした。

私の小指を比較しようとおやじは友達の手も見たが女友達の小指も短かった。

「おまえもじゃーーーー」と私が叫んだのはいうまでもない。

その後、仲の良い友達にこの話をしたところその友達も小指が短くて気にしていたらしい。

そこでいっそのこと開き直ってアダルトチルドレン同好会なるものでも作ろうかと思っている。

占いのおやじは最後にお習字の添削でつかう朱色の筆で私の右手に福、左手に幸と書いた。

右手と左手を合わせて「幸福」らしい。

なんか、仏壇かなんかのCMみたいである。

これから電車に乗って家にかえらなあかんのに、こんなにでかでかと手に何書くねん

めっちゃはずかしいやんかと思いながらもそのまま家に帰った。

占いというのは一人で見てもらって悪い事を言われるとなんか気になってしまうが

こんな風に何人かでワイワイいいながら見てもらうと楽しいものである。

その後の話しも盛り上がるので今度は別の友達と一緒にいきたいものである。


野菜作りに無我夢中

去年初めて野菜作りに挑戦した。

生まれてはじめてで、わけがわからないまま季節は終わってしまったが

今年はちょっと気合が入っている。

まず、何より生まれてはじめて土を耕してみた。

うちの畑の面積は小さいが、それでも鍬で耕すと全身が筋肉痛になった。

畑を耕した後、バタバタしていたので種まきと苗植えは自分でしなかったが

大阪から戻ってきてみると野菜たちはちゃんと育っていた。

今年私が世話をしているのはきゅうり、ズッキーニ、にがうり、トマト、ナス

イタリアンパセリ、アップルミント、そしてバジルである。

きゅうりとトマトとナス以外はこのあたりではなじみがないようで珍しいようである。

今年は気合が入っているので、先日も世話をしていると

お隣の畑の人に「これ、なんけ?(これはなに?)」とズッキーニと苦瓜を指差して

聞かれてしまった。

「ズッキーニと苦瓜ですよ」

「これちゃ、どうやって食べんがけ?」

「ズッキーニは用途が広くて、炒め物にしてもいいし、グラタンにも出来るし、

辛し和えやトマトと煮てもいいですよ、苦瓜はゴーヤーチャンプルーという

沖縄料理が有名です。」

などなど、野菜について20分くらい立ち話をしてしまった。

一応スーパーには苦瓜もズッキーニも売っているのだが、このあたりは

典型的な田舎なのでそういった食材は使わないようである。

これでまた私のうわさが広がったことだろう。

ズッキーニは日当たりが良くて水はけがよくないとだめな野菜で

はじめは実が腐ってしまったり虫にやられたり、かたつむりやなめくじにやられたりして

雨の多いこの北陸では無理かと思ったが、なんとか収穫できるようになった。

中華風炒め物、ウインナーとの炒め物、カレー、辛し和えなどに変化し

おいしくいただきました。

苦瓜はやっと花が咲き始めました。

きゅうりに似た花でちいさいながらもイボイボがついていて

収穫が楽しみである。

成長の様子は家庭菜園を見てください。

 

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