富山便りvol-26            


久々に秋晴れの気持ちいい日である。

お姑さんに頼まれて、お姑さんと近所の人二人を富山市内の県民会館まで車で送っていくことになった。

日曜日とあって道路はすいていた。

帰無事皆様を送り届け、気持ちよく運転していると、レース仕様の自転車を発見。

道路の左端を快調に飛ばしている。

レース仕様の自転車は速いなぁと思っていたが、所詮、自転車である。車の方が速い

みるみる距離が詰まってくる

追い越ししたいのだが、原付のごとくキープレフトで走っているし、

追い越し車線は車がバンバン走ってくるのでなかなか追越することができない。

無理してひっかけでもしたら大変なことである。

仕方が無いので追い越し車線があくのを待って、自転車を追い越す。

「ふう〜、危ないわねぇ」と思いつつ、無事やりすごして一安心。

しばらくすると車が渋滞している。

車を運転する人にならわかると思うが、渋滞ほどストレスのたまるものもない。

見えている信号は青なのにちっとも進む気配がない。

「何か事故でもあったのかしら?」と思っていたのだが、そうではなかった。

少し先に大量のレース仕様の自転車を発見。

自転車が直進するために左折の車が進めないまま信号が変わってしまうため

後続の車が進めなかったのだ。

原因はこれか〜

と思っていると、先ほど追い抜いたはずの自転車が歩道を走って止まっている車の横を

スイスイ追い抜いていくではないか。

そして先の信号で停止した。

信号が変わって走り始め、前の団体に追いついたようだ。

みると大量の自転車がキープレフトで走るため、車は追い越し車線においやられ、

自転車の団体が走行車線を独占している。

チャリは基本的に歩道を走るもんやねんから、歩道を走れ」と車の中で叫んでいた。

だいたい、不公平だ。

車は歩道の幅がいくら広くても、歩道を走ることは禁止されている。

警察に見つかったら、青キップ間違いなしだ。

ルールを無視する人が多いから、事故は減らないのである。

交通規則は罰金をとるためにあるのではなく、事故が起きない為にあるのだと私は思っている。

全ての人が平等に共存するためにはルールは必要なものなのである。

歩道の無い道路ならいざ知らず、歩道があるのにチャリが車道を走るのは危険である。

1台、2台ならまだいいが、団体というのが私のカンにさわったのである。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」みたいな発想が嫌いなのである。

世の中はいろんな人がいて、それぞれが尊重されるべきだと考えている。

その個人の権利を守り、お互いが気持ちよく過ごすためにルールがある。

自由、自由というが、自由という言葉の意味は何をやってもいいという事ではない。

自由には権利と責任が伴うのである。

責任の所在がはっきりしない団体というものが、私の性格には合わないようである。

ルールを無視して勝手なことをするな、迷惑だ

人間は一人で生きているのではないし、自分を中心に世界が回っているわけではないと知れ!

 

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