富山便りvol-22


先日友人と月読というお店に行った。

一応居酒屋の類になると思うのだがちょっとお洒落なお店だった。

概観は黒塗りで、見ただけでは飲食店とは思えない雰囲気をかもしだしている。

店内に入ると、雰囲気としては、千と千尋の世界を思わせるような造りだった。

予約していったので、個室があてがわれた。

個室の入り口には赤いのれんが垂れ下がっていて、

中に入ると照明は落としてあり、黒塗りの壁にオブジェクトスペースが設けてあって、

スポットライトの下に茶器がおいてあった。

部屋の真ん中に黒塗りの長いテーブルがおいてあり、

コースターがわりに金を基調とした着物の帯がひいてあった。

テーブルを挟むように白の革のソファがおいてあり、高級感をかもしだしている

ワイワイガヤガヤ騒ぐというより、しっとりと落ち着いて食事とお酒を楽しめるようになっていた。

しかし、部屋に入った私たちはこの雰囲気が気に入って大はしゃぎである。

超いい感じーーーーー

まるでマダムになったみたーーーい

すげぇーーーー

と叫びまくりであった。

個室は少なく、室外へ一歩外へ出ると、ただ雰囲気のちょっと高級そうな居酒屋といった感じだった。

予約してきた甲斐があったよねぇーーーとお互い顔を見合わせて言い合った。

最近「あ〜〜〜つまらーーーーん」を連呼していた私にとって

久々に楽しいひと時だった。

 

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