シリアの印象-2


シリア到着から一夜が明けて外に出てみた。

うわーーーーー、ここは天国なんか?

シリアの気候はとても気持ち良いものだった。

私がシリアに着いた時、シリアも夏だったが日本の夏とは違い

日差しはきついけど空気が乾燥していて実に気持ち良かった。

飛行機の中での不安はどこかに消えて一気にシリアが好きになった

めっちゃ気持ちええやんかーーこらええわー。

シリア人の印象は悪かったがシリアという土地は気に入った。

親の大反対を押し切って来て良かったと思った。

事務所でオリエンテーションを終えると先に来ていたシリア隊員(先輩)が

食事に誘ってくれた。

アラビア料理のレストランに連れていってくれた。

どんなものがあるのかわからなかったので、メニューは先輩隊員にまかせた。

出てきたものははじめてみる物ばかりだった。

とりあえず料理に手をつけたが

なんじゃこりゃ、どういう味なんや、まずい・・・くさい??

というのがシリア料理の第一印象だった。

基本的に塩、砂糖、醤油、味噌、酢という日本の味付けとはかけ離れたもので

甘いとか辛いとかしょっぱいとか酸っぱいとか、

そういった形容が出来ない味だった。

日本を出る前「私はシリア人と同じ食事をしてシリアになじむねん」と

日本食を一切持ってこなかった事を後悔した瞬間だった。

 

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