ラオス & カンボジア 紀行

12月22日(水) 晴

ジャール平原

朝8時起きて、私の体の具合は・・・。
頭痛もなく体中の筋肉の痛みもなくなってきて、高山病は治ったみたいだ。腹の方の痛みはひいたが、下痢はまだ続いている・・・。

今日の観光は車を利用してジャール平原のサイト2、3を巡るという事だが、私の体は大丈夫なので観光すると決行した。
今日はゲストハウスの担当者の息子が案内人。年は15歳位で笑顔がいい少年だ。少年はラオス語しかしゃべれないが、ジェスチャーをしてくれるので、言葉をしゃべらなくても通じるほうだ。
車に乗って2時間位走る。道がでこぼこと悪くて、車内がよく揺れる。揺れる度に私のお尻に衝撃を与えるので、トイレへ行きたくなりそう。その辺りは店も家も何もない野原でありトイレがある気配がしない。今日は水を飲むのを避けよう、大の便が出ないようと我慢した。
2時間かかってムアンクーンという村に着いた。ベトナム戦争でワット(寺)が焼かれて、その中にあった大仏の顔半分焼けながら残された遺跡を観光した。そこにトイレがあったのでさっさと行く。なんと便器がなくて土から穴掘ったものであり、まるでブタ小屋。

ムアンクーンの村落に訪ねて、村の人が作ってくれたラオス式うどんを食べる。ボリュームたっぷりなので、また下痢してしまうだろうと気遣い、少ししか食べれなかった。美味しかっただけにもったいなーい・・・。
食べた後またトイレへ。ここ村落のトイレは、土で作った便器であった。
すると、村落の子どもたちがTVの前で集まってワイワイしている。どんなTV番組だろうと覗いたら、なんと「ウルトラマンレオ」。まさかラオスでウルトラマンを放映するなんてびっくりした。
そして、こままわしを楽しんでいる子どもたちを見かけた。ラオスの人たちは昔の日本の娯楽を楽しんでいるので、私が忘れかけていた遊び方を思い出し、懐かしいと感動した。

ムアンクーン村の少女


こままわしを楽しむ子どもたち

ジャール平原のサイト2、3を巡りながら、神秘的な石の壷を観光した。壷を使う目的を知りたいなあ。
ジャール平原の村は、懐かしさを感じる所であり空気がおいしい。小高い野原に座りこんで、時を忘れながら村の風景を眺めた。
眺めていくうちに腹の具合がよくなり下痢がとまった感じがした。今日は何回もトイレに行ってしまったが、色々な便器の形を見れて面白かったので、下痢してもよかったじゃないかなと思った。
広大な野原の中で、ガイドの少年と一緒に、竹の棒を使って「スターウォーズ」みたいにちゃんばらごっこしたりプロレスしたりするなど遊んだ。

ジャール平原  サイト3


のどやかな風景

最後に、ラオスの少数民族の一つであるモン族の村に訪ねた。モン族の衣装を着ている女性たちと男性たちが向かい合いながら一列に並んで、鞠でキャッチボールしていた。まるでお見合いみたいなと思って、ガイドに聞いたら、「モン族の遊びの一つである。それが恋愛のきっかけになるよ。」だって。

夕方にポーンサワンのゲストハウスに戻って、「今日訪ねた村は本当に懐かしさを感じるところだなあ。ラオスは私の心をさっぱりする国だなあ。」とWと話し合った。
明日は、ラオス首都のビエンチャン。どんな街かな〜。