ラオス & カンボジア 紀行

12月19日(日) 晴

フェサイ → ルアンパバーン

フェサイからスピードボートでメコン川を走りながらルアンパバーンへ目指す。
スピードボートは朝8時半に出航すると聞いたので、8時にボート乗り場へ行った。ボートの船員に聞いたら、
「ボートは6人揃ったら出航する。今はまだ君達2人しかいないから出航しない。」
のこと。あと4人の客がいないと出航しないのだ。
もし早く出航したければ、あと4人分の運賃を払わなくてはいけない。
ルアンパバーンまでの運賃が18000Kで日本円でいうと288円。ルアンパバーンまで距離250Kmあるから安い。でも、あと4人分を支払うのはもったいないから、客4人が来るのを待った。
1時間半待って、やっと外人客2人とラオス人客2人来たので、ボートを出航しはじめた。

10:00 フェサイ → 16:30 ルアンパバーン スピードボート 6時間30分

スピードボートは、池でよく見かける二人用ボートみたいで、座るところが狭すぎる。
ボートのエンジンの振動がすごくて、私のお尻から腹まで響く。それに速すぎる!息ができん!
あまりのスピードに、ボートは小石のように水面をバンバン跳ねながら進む。こんな状態で6時間半で座り続けるのはきついなー。

ルアンパバーン行のスピードボート


メコン川を疾走

パクゼンの村の食堂
3時間かかってパクゼンという村にたどり着き、メコン川の上にたっている食堂に寄って、昼食をとった。
メニューはラオス語しかなくて、まったく分からない。食堂でラオス人が食べている焼肉みたいなものを見て、同じく注文した。
正体不明の焼肉を食べてみたら、牛でも豚でもなくクセの強い味がしてあまりおいしくなかった。熊あるいはたぬきじゃないか。
焼肉の方は食べきれなかったが、一緒についていたモチ米はおいしいのでそればかり食べた。

30分休憩して、ボートに乗って出航した。あと3時間・・・。
初めは座る所がきつくて大変だったが、昼食した後になって慣れてきた。メコン川のほとりに村人の生活を見れたり、ボート全体がガソリンスタンドになっているのを見れたり、沈没しかけたボートを発見したりするなど、ボートの旅って楽しいなと感じた。
それに、壮大なメコン川の自然に惹かれてきた。

16時半頃になってやっとルアンパバーンに着いた。長かったボート6時間半の旅が終わったなあとため息をついた。でもいい経験になった。
ルアンパバーンはラオス唯一の世界遺産の村である。
山々の中にあって、メコン川が流れていて、お寺(ワット)があちこち建っていて、道に電灯がまったくない古き家が並んでいて、懐かしさを感じさせる村だった。
ちょうどメコン川に夕陽が沈みかけていたので、川辺に行ってぼんやりと眺めながら旅情を味わった。

ルアンパバーンには珍しくサウナが有名。普通のサウナでなく、薬草サウナ。サウナに入ってみたら相手の顔が見えない位白い煙がムンムンとすごく、よもぎ草のような匂いがした。サウナの中には地元のラオス人がけっこう集まっていた。そんなに暑くはないが、草の匂いに酔って頭がぼーっになるほど気分がよかった。1時間位たってサウナを出たら、疲れがとれたように体が身軽になってきた。薬草サウナっていいクスリだな。
サウナの後にレストランに入って、ビア・ラオを飲みながら本格的なラオス料理を食べた。
ラープ(挽き肉の炒め物)、サムラット(野菜サラダ)、ヨーチューン(春巻き)、酢豚など。
ラオス料理は、辛くもなくライム味のようにすっぱい。ビールに合うほど美味い。
ルアンバパーンのゲストハウスで泊まる。(1泊7500K(460円))