ソロモン諸島 ガダルカナル島&ギゾ島 紀行

2005.4.27 〜 5.8

10:00 ブリスベン → 14:00 ホニアラ(ソロモン諸島) (4:00) ソロモン航空 IE701

いよいよ10:00発でソロモン諸島 ガダルカナル島の首都ホニアラへ向かった。
利用した航空はソロモン航空なのに、機材はバヌアツ航空。
機内はオーストラリア人とソロモン人が埋まっており、日本人はWと俺二人しかいない。
オーストラリア人はほとんどダイビング関係のTシャツ着てた。ソロモン諸島はオーストラリア人にとってダイビングのメッカだろうな。
機内食は、若鶏のあんかけまたはビーフ煮込みであり、俺は若鶏のあんかけを。
中華料理みたいで味はなかなか。それよりレタスとトマトの生サラダが新鮮で美味かった。
ビールはソロモン産はないので、オーストラリア産に。


ソロモン航空なのにバツアヌ航空

ソロモン航空の機内食

ガダルカナル島は激戦地の跡が凄いのか、それとも平和で盛んな島なのか、楽しみにしながら14:00に着陸。機内を出たらムンムンと暑い。35度ありそうだ。
首都の国際空港と思えない小さな空港ターミナルであり、そこでビザを発行して入国。
そして気になる税関・・・。
審査員が一人一人荷物の中身を調べていたので、俺の手荷物の中身を調べるハメに。
「酒が多いな」と審査員の顔が困惑に。
「まずい、酒を没収されるのか?」と不安したが、審査員がメモで「酒1本何ミリリットル?合計で何リットル?」と書いてたが、どうやら頭が悪いそうで計算するのが苦手らしく、、、
「もういいや、パス。」と承諾してくれて、無事に通過できた。
計算が苦手な審査員でよかったー。

空港の出口ロビーに、米軍機のプロペラとエンジン、太平洋戦争の記念プレートが6つ飾っていた。
プレートの中に連合艦隊司令長官の山本五十六の名が刻んでた。
出口の外に、日本軍の砲台、米軍の慰霊碑があった。
それらを見て、「かって太平洋戦争の激戦地 ガダルカナル島に上陸したなあ」と実感した。


空港前にある日本軍の砲台

太平洋戦争の記念プレート

空港で両替(1ソロモンドル(S$)=16円)してから、手配したホテルの送迎車でホテルへ向かった。
10分ほど走ってホニアラ市内に入る。小さなマーケット、果物と野菜の出店がボツボツと出ていて、賑やかでないようだ。

ホニアラ市内の中心にあって一番大きなのホテル「キタノメンダナホテル」に着いてチェックイン。1泊5000円位。
目前にビーチあり、プールあり、大きなレストランとパブあり、と豪華に見えるが、部屋の方はちょっと古い。
でもシャワーにお湯が出る、エアコンがあるからまあ十分。
ホテルに食事なしと手配していたので、夕食は外へ。
パプアニューギニアへ旅したとき、日が暮れると同時にレストランが閉まって夕食とれなかった経験があるので、ソロモンも同じ?と気になり早めに街に出かけた。 しかし、レストランがあまりない・・・中華料理店2軒しか。
他に衛生が良くないような出店が1件あるが、中身は中華料理っぽい。
ソロモンの郷土料理は無いのか?
18時で日が暮れてマーケットなど店が続々と閉まっていく。やはりパプアニューギニアと同じだ。
慌ててマーケットでミネラルウォーターを買う時、ソロモン産の食べ物を見つけた。
それは、ツナの缶詰。チリ味、カレー味など色々な味の缶詰が沢山売ってた。
夕食のおかずまたは酒のおつまみとして、オリジナル味の缶詰1つ買ってみた。
それから夕食のメインは、衛生が良くない出店で、マットクラブ(泥蟹)がたっぷり入った料理1品を買って、Wと分けて食べることに。
ホテルの部屋へ持ち帰って、ブリスベン空港で買ったオーストラリアビールを手に、缶詰のツナとマットクラブを食べた。
ツナの魚はカツオのようでなかなか美味い。
マットクラブを焼いたソースは、紹興酒が混じってるようで中華料理みたく、マットクラブの身が多い分、味がよかった。

何といっても驚いたのは、ご飯。米の炊き方が上手くて、日本と同じく美味しい。
「もしかしたら、戦争の時、日本軍が米の炊き方をソロモン人に教えた慣わしかもしれない。」


マットクラブとツナ缶詰