定番の雨漏り、何処から漏るの?
コルベットを含め古いアメ車を所有する上で必ず直面するマイナートラブルが雨漏りだろう。アメリカ人は車内で傘を差すほど漏れなければそれで良く、直接雨が当たらなければ気にならないらしい。これはアメリカだから言えることで、湿っぽい日本ではこうはいかない。気候風土の違いが雨に対する作りの違いとなって現れたのだろう。今の日本車はそのまま潜水艦になるのではないかと疑うほどの防水性を持ち合わせる。
しかし、私のコルベットは雨ざらしにすると何処からともなく浸水してくるのだ。雨にさらした次の日等は、フロアマットをはぐるとべちょべちょになっているのだ。放っておくと車内はムンムンになりFUELメーターが動かなくなる等、電装系に悪影響を与えてしまう。
私の車で雨漏りのあった箇所は、フロントウィンドウとAピラーの縁、リアウィンドウの縁、ドアの中を伝ってサイドシルが濡れる、Tバーとルーフの縁等であった。目に見える所、手に届くところは徹底的に補修した。しかし、フロアのべちょべちょは水が滴ってくる現場は押さえたものの、何処から浸透してくるのかは定かでない。バルクとボディの間らしいのだが、見えないし手が届かないので補修のしようがない。確実にこの辺りから漏れているというところまで突き止めているのに、犯人逮捕が出来なくて悔しい思いをしている。当面、雨天走行絶対禁止・雨ざらし絶対禁止で対処するしかないのだ。
屋内ガレージもあるのだが、親父にとられてしまい、現在はボディーカバーとドカシーで雨をしのいでいる。21世紀に入って屋根の前面改装を行ったのだ。ドカシー屋根では紫外線や風雨に弱く、1年未満でボロボロになってしまっていた。そこで比較的ちゃんとした屋根を建造したのだ。塩ビの波板で構成し、梁は木材。総工費2万円弱、工期約10時間。その出来映えはバージョン1とは比較にならない立派なものに(やっぱりみすぼらしいが・・)レベルアップしたのだ。
バージョン1
バージョン2
倒壊寸前のバージョン3
バージョン2001
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建造中のバージョン2001ドッグ。建造中のデススターみたい