スターター焼損

 ある日、バッテリーが完全に上がっていたのでルームランプの消し忘れかと思ったが、実はどこかのショート。バッテリーが上がる前にセンターコンソール周辺をいじっていたので、その辺のどこかでショートしているものだと思っていた。しかし、ヒューズを外してもバッテリーターミナルではショートしており、バッテリーからヒューズブロックまでのどこかだと目星はついていた。
 まず、スターターのB端子を外そうと車の下に潜ってみるとどうも様子がおかしい。なんか端子周辺が焦げている。しかも金属も溶解したような痕跡も見られる。そう言えば、バッテリーが上がる前にコンソールをいじっているとき焦げ臭い臭いが漂っていたが、その時は近所の焚き火の煙だと思っていた。が、実は出火元は自分の車だった。。。

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B端子周辺が燃えている
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 出火の原因は定かではないが、ヘダースの熱とスタート時のソレノイドの衝撃で端子の絶縁ブッシュが割れてショートしたか、異物がB端子周辺に落ちてショート・過熱・ブッシュに引火としか考えられない。
 スターターの状況を伺うために、ソレノイド周辺を分解してみた。すると、中は焦げ焦げ、クーラントとか変質したグリスとか滅茶苦茶な状態だった。この時分かったのだが、なぜクーラントが溜まっていたかと言うと、スターターの水抜き穴が上を向いているのだ。このスターターはサミットのプロトルクなのだが、スターター自体はデンソー製。スターターのマウントは色んな位置が選択できるのだが、配線長の関係から水抜き穴が上に来るレイアウトとなってしまっていた。そこに、ちょっと前にヘッドをバラしたときにクーラントをしこたまスターターにぶちまけてしまったのだが、それが残っていたというわけだ。当然雨水なんかも入っているわけで、相当前から浸食を受けているような形跡も見られた。

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ソレノイド内部はぐちゃぐちゃ

 今回の火災も軽傷であり、早速スターターをオーバーホールして事なきを得たが、今回の出火原因が水による物なのか、熱による劣化なのかわからないが、スターターの取り付け角度を変えたりコーキングするなどして水対策を施さねばなるまい。

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