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もう勘弁!(笑) リブラーへの道!

Librettoファン集まれ!
放熱板を自作し、熱暴走からオサラバしましょう〜〜!


皆様こんにちは、明るいリブレットライフを送っておりますでしょうか?。
今回はノートマシンの大敵、熱暴走を予防する放熱板の作成をしてみました。
以前から存在は知っていましたが、金額的に安価で、しかも効果抜群と言う
コストパフォーマンス的にも結構おいしいアイテムとの事でした。
折角ですから、安易に購入せずに自分で作ってみましょう。\(⌒▽⌒)/



と言う事で、今回の製作コンセプトは「誰にでも出来る簡単な工作」です。
以前アップした 革ケース製作はあまり反響が無かったのです。(爆)
原因として、1)革を買ってまで縫いたくない、2)革用針と糸も高い と言う所でしょうか。
それなら!材料は安く、工具は家庭用のモノ、更に単純明快な構造ならどうでしょう。
とにかく、「誰にでも作れるように」を目標に頑張ってみましたので、最後までお付合い下さい。

まぁ、「お前のウンチクは飽きた、ポイントだけ言え」と言うセッカチな方も居るでしょう。
材料はアルミ製メッシュ板(20×30mm)2枚使用。
架橋構造はシリコンボンドのみ、お好みでヒートシンクも。

  以上!  WW\(゜o゜)/WWチュドーン


本当にこれだけの説明で終わってしまう作業だったんですね・・・。(汗)
まぁ、勘の良い方ならこれだけの説明で、大まかな作業は想像付くでしょうが。
あ、ヒートシンクも熱伝導シールも使わないぜ!と言う方はこちらへ。
さてそれでは、実際の作業の流れを説明していきましょうね。(´Д`;)



 と言う事で、最初に使う材料について説明しておきましょう。言わずもがな金属製の板が 必要になりますが、今回は安くて軽い、しかも手に入り易いと三拍子揃ったアルミ製にしました。

 ただ金属板に載せるだけでなく、熱くなる部分に直接接触させ、方熱効果を高める為に「熱伝導シート」(CPUに貼り付ける奴です)とヒートシンク(ビデオカードの小さいもの)も用意してみました。

 金額的には金属版は一枚820円(mesh)、只のアルミ版ならば640円程度です。 熱伝導シールは2枚で680円くらい(今回は手持ちの一枚だけで流用です)と、 ヒートシンクは800円くらいから売っているかと思います。(要らなかったかも)


 上下のアルミ板を支えるボンド部分ですが、耐水性シリコンボンドを使用しました。 別に耐水性はどうでも良いのですが、半透明のゲルになるものが他に見当たらず、 耐熱性も150℃まで(こちらが重要なんですが)との事で、これにしました。

 価格は680円、DIYショップで十分に手に入ると思いますが、面倒なので東急ハンズで 一括購入致しました。(これでまた材料代が高くなる要因が増えましたが^^;)

 なお、いわゆる木工用ボンドや通常の接着剤等は、充填(隙間を埋める事)が 出来ませんので、使用できません。>乾燥すると体積が無くなります
 エポキシ系の様に混ぜ合わせる必要もない、この手のものをお勧めします。



 リブレットを裏返して、その上に実際どの様にヒートシンクを配置するか決めます。
ヒートシンクを設置しない場合でも、放熱効果をより高める為にリブレット本体との間を熱伝導シールで埋める場合に必要な作業ですので、ぜひやりましょう。

 写真で見える面は、実際にリブレットが載る上甲板の裏側にあたる部分です。
位置的にはリブレット本体裏側の「東芝シール」と「PCカード云々」の注意書きの シールの間くらいでしょうか。この裏にビデオカードがありますが、これとPCカードが 一番熱を持つようです。

 実際に自分で熱いと思う部分に設定すれば良いです、各自でやって下さい。


 写真で判り難いかもしれませんが、ヒートシンクの場所を決めたらマークします。

 四隅にキッチリ書いておけば大丈夫ですが、今回ヒートシンクを使わない人の場合は、 大体のめぼしを付けた場所(リブレット底面で熱い場所)近辺の穴に、表から判るように マークしておきます。

 書き終わったら再度ヒートシンクを印に沿って載せ、セロテープで仮止めします。
もしあればガムテープ幅の「梱包用セロテープ」を使うと一発で固定出来ます。

貼り付けたら、グラグラしない事を確認して、表側に返してください。


 表側(リブレットが載る甲板表面)にすると、裏側に貼り付けたヒートシンクの影が (使わない人はマーク)見えると思いますので、この部分の真中付近に、熱伝導シールの 大きさを見ながら周囲をマスクしましょう。

 ポイントは、穴を隠すなら隠す、開けるなら開くように張る事です。なるべく中途半端に 穴が開かないように場所を選んでマスクしてください。

 熱伝導シールの大きさにキッチリマスクする必要は有りません。(広い分には可)
なお、シールが2枚ある人は、ヒートシンク部分を全てマスクして下さい。(重要)



 さぁ、ヒートシンクを貼り付けます、さっき仮止めしておいたヒートシンクを剥がし、 印を付けた部分に直接シリコンボンドを塗りたくります。
 はみ出しても構いません、ケチケチと塗らずに網にしっかり食い込ませて下さい。
先程外したヒートシンクを金属網に密着させる様に貼り付けます。(テープも忘れず)
 なお、ヒートシンクを使わない人は、この作業はパスして構いません。 その代わりボンドを塗らずにこの部分にテープでマスクしておきます。

 ヒートシンクも使わず、熱伝導シールも2枚ある人(熱伝導シールを使わない人も) は、そもそもマスク処理はしないで結構です。(爆) >早く言えよ(´Д`;)


 再び表側のマスク面に戻しました。どうでしょうか、マスクしていない部分の網から ボンドが食み出ているでしょうか、更にその上からボンドを上塗りしておきます。
 こうする事で、裏面のボンドと結束してより強固にヒートシンクも張り付きます。

 ヒートシンク無しの人は、裏でマスクしたテープが見えると思いますので、その上から メッシュの穴に食い込ませる様に塗りつけて下さい。

 なお、この作業は「熱伝導シール」が一枚しか無い場合、リブレット底部までの厚さを 稼ぐ為に行っているので、熱伝導シールが2枚ある人や、シールを使わない人は 飛ばして作業してください。


 均等にボンドを塗ったら、そこにテープで蓋をしましょう。梱包用のセロテープを 使っていますが、無ければガムテープでも構いません。

 指でぷにぷに押してみて、なるべく平らになるようにならして下さい。あまり押し過ぎるとマスクの方に逃げていってしまいますので、優しく押しましょう。
 この嵩が増した分だけ、熱伝導シールがリブレット底面に届く高さに達する事が出来ます。 勿論ボンドが無い方が熱伝導性能は高いので、2枚使える人は必要ない作業です。

 みんなビンボが悪いんや・・・。 (T_T)

 実際にその厚さを表現したかったのですが、何となく判って貰えたでしょうか。
恐らく1mm程度の嵩上げにもなっていないかもしれませんが、これが無いと熱伝導シール1枚ではどうにも成らなかったのです。(汗)

 どうでも良いですが、何だかシップみたいに見えますね。(爆) 完全に密封してしまった ので、乾くのは遅いと思います。後の方で実際に剥がしますが、生乾きの状態ですので、 この状態であまり衝撃を与えたり、弄ったりしない方が良いです。

 しかし、斜めにして写真を撮ろうとすると、ピントが難しいですね。手動に出来ないので オートで何枚か試して撮りました。


 お疲れ様です、とりあえずは前半戦はここで終了ですが、ここまで来ればもう殆ど終わった様なものです。(笑)

 使ったボンドもそんなに多くないので、半日程度で乾いてしまうと思います。
が、ここは焦らず一日乾燥させておきましょう。生乾きになればマスクは取れますが 取ると急速に乾く速度が上がります。

乾いてからマスクを取っても良いですし、急ぐ人は生乾きで取っても良いですよ。
取る時は丁寧に作業して下さい、特に生乾きだと崩れてしまうかもしれません。





 それでは乾いて固まった様なので、早速剥がしてみましょう。まずはヒートシンク。

 セロテープをゆっくりと取り去ります、ヒートシンク自身は剣山の部分に テープが当たっていると思うので、容易に剥がれますが、板部分を剥がす時にヒートシンクに ぶつけない様に注意して剥がして下さい。

 テープを取り去ったら、触ってみてちゃんと固定されているか確認しましょう。
ボンドはグニグニした感じで完全に乾いた状態ですので、多少は動きます。

 はみ出た部分は気になる様でしたらナイフで削り取ってしまいましょう。


 ピントがボケボケですいません。(笑) マスクの上から切れ目を入れます。
ガムテープでマスクした人は場所が判らないと思いますので、少しずつ剥がして、 特定して下さい。(判らなければ外側から順番に削ぎ落として下さい)

 四辺に切り込みを入れたら、外側のマスク(写真ではガムテープの部分)を
ゆっくり剥がしていきましょう。
 恐らく板の穴からシリコンボンドがくっ付いて伸びると思いますが、ゆっくりやれば
綺麗に剥がれると思います。(千切れちゃっても良いんですけどね^^;)

焦らずに一つずつ確認しながら、ゆっくり作業していって下さい。


 マスクを全部(中心部分もです)剥がすとこんな感じになると思います。
真中の白い部分が、後からボンドを盛った部分です。

 その周囲にボンヤリ白く見える部分が、裏側にヒートシンクを貼り付けた部分で、 穴の塞がった個所が浮き出て見えています。

決してこちら側の板にまで塗られているワケではありません。(そう見えますが)
マスクしてあった場所ですので、穴からボンドが出ていたらマスク失敗です。(汗)

 生乾きであれば、この状態で完全に乾燥させておきましょう。




 さて次は二枚の板を張り合わせる作業ですが、その前の下準備をしておきます。

 例によってボンドを盛る為に、下に流れ出さない様にマスキングしますが、今回は 何箇所も一気に作業するので一気にマスキングしてします。(もう一枚も忘れずに)

 ちなみに写真は反対側からガムテープを張ってある状態です。この上から実際に ボンドを持っていきますので、間違ってもガムテープの背中に盛らない様に。(爆)

 まぁ、何の為にマスクしているのか判っていれば、ンな事しないでしょうが。(汗)
本当はガムテープの背中の方がツルツルしてて、剥がし易いんでしょうけど。


 適当な位置に同じ様な太さのペン(全部鉛筆でやれば確実です)で隙間を作り、 簡単にで構わないので固定しておきましょう。

 後でボンドを盛る時に邪魔になったら適当に移動しますが、勝手にコロコロと転がると ボンドにくっ付いたりして大変そうなので、固定しておきました。

 傾斜をつける人はその様に配置して下さい。私の場合は平行にするつもりなので同じ 太さならどこに配置しても構わないのです。

(本当は傾斜にするか迷ったけど、ヒートシンクの問題で平行にしました)ダセー。


 さてここが正念場です、笑っててはいけませんよ。(笑) このボンドがリブレットの 1.1kgを支える支柱になるのです!。

 実際にボンドを立てようとすると結構難しいでしょう? この時点で恐らく笑顔は
消えて、真剣そのものの表情になっているかと思います。(笑)

冷やかしていても仕方ないのでコツをお教えします。 まずチューブを垂直に持って 底板の表面に押し当てます。

 穴の部分に充填する様にグッとボンドを出して漏れ始めたら手加減しながらゆっくりとチューブを上に浮かせます。(勿論ボンドを出しながらです)


 丁寧に上になる板を被せて、ボンドが良く食い込むように押し付けましょう。
この時鉛筆は一部外しても構いませんし、場所を移動しても構いません。

 ある程度ボンドが穴に食い込んだと思ったら、鉛筆を全部外しひっくり返します。
ひっくり返したら再び適当な位置に鉛筆を挿し、一定の間隔を保つよう固定します。

この状態で一晩以上、出来れば丸一日乾燥させて下さい。今回はシール部分より 外気に曝された部分が大きいので、乾燥し易いと思いますが、ボンドの量がこれまでよりも 格段に多いので、十分中まで乾燥させて下さい。



 言ってる側から我慢出来ずに半日でマスクを剥がしてしまったCDCです。(爆)
風通しの良い屋根の上で乾燥させましたが、これで大体固まったかと思います。

 実際にはこんな表に置いておいて、雨でも降られた日には散々だと思いますので、
室内の踏まれないような位置に置いておく事をお勧めします。(笑)

 完全に乾いたら、熱伝導シールを貼り付けて完成です。\(⌒▽⌒)/



 と言う事で、これで完成になります。(汗)
一晩使ってみたのですが、想像どおりスピーカーの音質改善は予想以上の成果で、 放熱性もまずまずの性能だと評価しています。

 ただ私の場合、熱伝導シールを1枚にケチった為に、金属板と熱伝導シールの間に シリコンボンドが挟み込まれる形になっています。(汗)

 この為、熱が効率よく金属盤に伝わっていない可能性があるので、これから作成する人は 2枚使った方が良いと思います。(工作の工程もかなり楽になりますし)

 まぁ、金額的にも作業的にもそんなに厳しい物ではないので、興味がある人は 是非とも挑戦して頂きたいと思います。\(⌒▽⌒)

 勿論、質問や感想も随時受け付けていますので、掲示板にどうぞ〜。




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