| -こいばな第5話-
 
 看板娘を小脇に抱え
 
さてさて、W氏のアレ(次回コンテンツ)をUPする前に思い出したある出来事…
 忘れぬ内にUPしておかねばなるまい、こいばなを飾れるある人物I氏(仮名)。
 彼こそ屈強のこいばな第一人者な歴戦ゲーマーかもしれない…。
 以下は以前に本人より聞いた話である。
 (逸話の数は実際図り知れないようです。)
 
 … …
 
 某月某日、あるデパートの屋上ゲーセンを訪れたI氏、ふとあるコーナーを見ると
 そこに飾られていたのは
 スト2「春麗」の等身大看板。
 (VF「パイ」かも…記憶が曖昧で申し訳ありません。)
 
 もともとヘヴィーなゲームグッズコレクター、血が瞬沸したI氏。
 …刹那に看板が欲しくなった…。
 近くの店員とおぼしき人を見つけ、早速折衝を開始する事に。
 (一度欲しいとなったら子供が飴欲しがるような性格の方です)
 
 「あのー、すみません、この看板なんですが…」
 「はい?」
 「うちの学園祭に使うので是非譲って頂きたいのですが…」
 (全くもってレッドなライです。)
 「はあ、ちょっとそれは上の者と相談しないと…少しお待ち下さい…」
 (以前館主がセクパロのポップをダダこねた時も似たような事を言われ
 ましたが…やはりこの手の事は店長の最終判断が必要なようですね。)
 …
 結局折衝は成功。
 程なくして看板を譲り受けたI氏は狂喜乱舞する事この上無し。
 
 さて、早速戦利品を持ち帰る段になったのだが…
 実はI氏が乗って来たのは原チャリ春吉号。(勝手に命名)
 
 「…はて、どうやって持って帰ろう?…」
 
 …後先を考えていなかった性I氏、(これ館主と共通っぽいような…)
 なんと看板を小脇に抱え、原チャリで強行陸送する漢の決断を取った。
 もはや桜の公務員の事などすっかり頭には無い。
 
 颯爽と帰路を走る原チャリ春吉号、小脇には看板。なんとも器用な話である。
 オートマだからこそ出来る曲芸。
 …
 だがそこは落し穴。実は彼に最大の敵「信号待ち」が待ち受けていた。
 
 目立つ等身大女の娘キャラの看板を持って待つ信号が長いこと…
 
 奇異に満ちた鵜の目鷹の目がI氏を襲う。
 周囲の視線がひたすらに痛い。
 (この時ばかりはI氏流石に恥ずかしかったとのことです。まるでPS用
 「同級生2限定版フィギュア12体付き」の大箱を3つ抱えて他の客を
 掻き分けて店の表に出るような気分でしょう。… 誰の事か判りませんが)
 
 視線に耐え、無事持ち帰る事ができた看板は真の漢の勲一等賞。
 I氏しばしご満悦。… …
 それから暫くの間看板は玄関に立てられ、来客者を驚かすのにたいそう役に
 立ったとか言う話である。
 
 … … … …
 
 その後その看板がどうなったかと言うと…
 実はまだ彼の家に置いてあるのでした。
 
 (使い古しのツゲオチを使ってすみません。)
 
 
 
−館主コメント−「看板娘」は一つの漢のステイタスでございます。
 実は館主も「さくら」(ストII)の等身大看板で全く同じ思いをした事を
 今更ながらに思い出したりしたのは…秘密でございます。
 
 
 
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