-こいばな第4話-

誰かこの男を何とかしてくれ


そういえば定期的に当館にこいばな&新しく入荷した中古基板を遊ぶ目的で
泊りがけで訪れるゲーム仲間がいる。
常連W氏などは前もって月曜日の仕事をキャンセルして来る程の強者、
本当に土日があっと言う間に過ぎて行く…。
(尚、当館内は館主単身赴任の身の上ゆえ全くの自由&セルフサービス)

そんな中、来館常連のJ/S君(仮名)が館内で身の毛もよだつ蛮行を
することに…。

… … …

・某月某日土曜日
わざわざ隣の県からW氏がJ/S君を引き連れて早朝よりおフランス車でご来館。
こいばな&こいゲーを楽しみ、あっと言う間に食事時。

…食事は程なく終わり、後方付けはセルフサービスが当館の規則。
殊勝な心掛けのJ/S君、甲斐甲斐しくも「あっくんサン、僕が方付けます」
と率先。
「ああ、なんて感心な少年なんでしょう!」と館主はたいそう感心した

かどうかは覚えていないが、この提案を快く受理する事に。
やがてJ/S君、食器洗いを始め、次々とふきんで拭き上げて… …
!? 

館主はふと異常に気が付いた。

館主 「おっ、おい!!、それは
   便所の手拭きだ!!!」
J/S「えええ〜っっっっっ!!
  !!
…知らなかったですう…」

なんとJ/S君、手を拭くタオルで食器を拭いていた…

… …
当館、トイレはゲームギャルポスターで埋め尽くされているアートギャラリー
としてご来館の方々のいこいの間となっており、「虹色町の奇蹟」等、ギャルが
全員こちらを向いていて別名「勇気を試す部屋」とも呼ばれている…。
(始めて入室する方の絶叫を聞くのが館主の密かな楽しみ)

早乙女優美様刺繍入りタオル」もあくまで1オブジェとして展示
されていて、あくまで展示品であるのでうっかり用を足した手で
かわいいポニーテールに触れようものなら館主より即厳罰に
処せられることになっている。 (要はもったいなくて使えないと…)
そんなことからトイレを出てから手を洗い、表に掛けてあるタオルで拭く事に
なっていた。
ふきんと手を拭くタオルが2つ、並べてハンガーに掛けられていた訳である。
(事情背景説明長くてすみません。)

… … 
次にJ/S君の口から出たのは身の毛もよだつ恐ろしい一言… …

「いや、オレ、ずっとこっちのタオルが食器拭きだと思ってました… …
オレ、いつもこっちで手を拭いていました…」

彼が指差すのは食器を拭くふきん…
館主しばし絶句…。

… … … … … …

だれかこの男をなんとかしてくれー!!!(T_T)
…思わず泣けてしまった館主なのでありました。


−館主コメント-
世の中知らないままの方が良い事がございます。
館主がファイナルファイトのポイズンに萌えていた忌まわしい過去を
彷彿させた出来事なのでございました。

2002/2/16補足
ギャラリーに展示していた優美様タオル、先日鳴子温泉に浸かりに来た
某コンテンツの原チャリおばさまが来館した際に知らずに便所掃除に使って
しまい、真っ黒になりましてございます…

漂白剤に数日浸けたところ今度は刺繍の色が落てしまい、
今ではすっかり色褪せボロボロになってしまった哀れな優美様の御顔を
便座にしゃがみながら拝むにつけ、ついついギャラリーで涙ぐんでしまう
今日この頃の館主なのでありました。


 
←前のこいばなへ          戻る         次のこいばなへ→

                メインに戻る