| −こいばな第11話−
 灯台元暗し…
 
世の中にはメガドライバーなる硬派で高い志しを持った方々がいます。
 「ゲームこそ己の限界に果敢にチャレンジする高尚な趣味であって、ノーコンで
 ハイスコアを出してこそ漢冥利に尽きると言うもの。」と、それはそれは
 館主には真似できない高い志しは尊敬に値するものであります。
 (決して嫌味ではありません。)
 
 館主の知り合い、J/S君(仮名。このコーナー登場3回目)もその一人で、打倒
 鞠夫な勢いのディープなメガドライブファンの彼の自宅には比類無き親亀子亀3段
 御殿(メガドライブ16bit、初期メガCD16bit、スーパー32X32bit、合計
 64bit。)が鎮座おわしまして、さしもの64bit級土星機でさえも影が薄れて
 しまう、神々しくも怪しい後光が常時放たれているのでございます。
 
 さてさて、今回はそんな彼のこいばなです。早速本題に入りましょう。
 
 
 
5月24日にJ/S君より連絡がありました。実は彼の以下のソフトを探した一番の
 目的は本当に硬派な「VGMが聞きたい!!」でした。白パン党の館主、彼との
 会話のこの一番大切な目的、すっかり忘れてて抜けておりました。
 彼の名誉回復の為に申し上げておきますが、普段はパンツ目的でゲームを
 選ぶ漢ではありませぬ事、皆様知っていて下さいますよう。
 
 
 
 
もう1年程前の事でしょうか、ゲーム仲間J/S君より電話が掛かって来ました。
 
 J「いや、あっくんサン、実は俺、ベア・ナックルを探しているんです。
 あっくんサンの近所のファミコンショップ、シー○ルにもし在庫が
 あったら買っておいて欲しいんですけど…。」
 
 いやはや、何とも高い彼の志し。何でも「ベア・ナックル2」は持っているのだけ
 れども、「1」は持っていなくて方々探しまくっているとの事。
 さぞかし「2」を極めて、つい「1」が欲しくなったのであるなあと思った館主、
 こだわり方の凄さに感服していたところ、ふとある疑問が…
 
 それってそんなに面白いゲームなのだろうか…?
 
 早速探している理由をJ/S君に聞いてみると、
 
 J「いや、実は女の娘(ブレイズ)がミニスカートでジャンプキックしたり
 敵を投げ飛ばしたりして、1作目は
 パンツ見えるかも
 知れないんです!!!」
 
 … … ああ、理由はそれですか兄弟… …
 館主言わずもがな白パンツ愛国党。大敵ブルマー党との壮絶な戦いを余技無く
 されている今日この頃な身分で、J/S君の熱く高い志しが痛い程分かると
 言うもの。
 勿論館主、快く彼の依頼は引き受ける事とした。
 
 そして抜け目無くも
 「もしあったら、自分の分をばっくれて先に買ってしまおう…」
 と密かに思い付いた館主なのであった…(余談)
 
 しかし世の中そう事はうまく運ばない。
 さあ、シー○ルばかりでは無い、館主その他どの中古ショップに出向いても
 ベア・ナックルは見つからなかった…。
 余程「惑星ウッドストック」やら「ワンダードッグ」やらを代わりに掴ませてやろう
 かとも思ったが、いやいや、館主も良心はかけら程は持ち合わせているつもり。
 冗談が過ぎる事はしないつもりだ。
 
 そうこうしているうちに数か月が経ったある日、再び彼と電話で話す機会が
 あったが、なんと探していたベア・ナックルをとうとう見つけたと言うでは
 ないか!
 
 入手の経歴を聞いてみると、以下の友達との会話により入手できたとの事で
 あった…
 (J/S君からのまた聞きなので、細部は異なっていると思います。)
 
 J「ねえ、ベア・ナックルをずっと探しているんだけれども、持って無い?」
 友「え…?…持ってるよ、それ…。」
 J「ええええ!!…くれー!!俺にそれをくれええーっ!!頼むう!!!!」
 友「いや、いいけどそのゲーム、確かずっと
 おまえに貸したままだった
 はずだぞ…。自分の部屋もう一度探してみたら?」
 J「えっ!!!… … … (絶句)」
 
 … … … … … … … …
 
 
 再度J/S君、自分の部屋を探してみたところ、友達の言うようにベア・ナックルが
 出て来た事は言うまでもありません…。
 
 探し回っていたゲーム、実はずっと彼の部屋に置いてあったと言う、なんとも
 ほのぼのしたオチでした…。
 
 そう言えばJ/S君、喜びのあまり「シルキーリップ」の歌をつい口ずさんだとかは
 していなかったでしょうか? …リラルル ラリルル…。
 (あれっていきなり冒頭きてますねパンツ)
 
 …しかし館主、何故歌詞を知っているかと言うと…
 実はそれ、正直に白状すれば、館主自身の話なのでございます。
 
 後日J/S君より聞いたところ、なんでも結局はパンツは見えず終いだったそうで、
 あんまりなオチに思わず貰い泣きしてしまった館主でありました。
 
 
 
-館主談-
 まさに灯台元暗しでございます。昨年「ドギューン」を購入してスチールラックに
 入れようとしたら、既に「ドギューン」がそこにあった時の館主の悔しさ、くれぐれ
 もまず自分の部屋から探すのが一番と痛感した館主でございました。
 
 
 -特別余談-(パン通な方以外は読み飛ばして下さいませ)
 パンツ見たさに買ったゲーム基板、館主他にも覚えがございます。
 
 「ツインビーヤッホー」
 デモ画面、妖精フルートちゃんが舞い降りて飛び立つ一瞬のサービス
 パンチラ、館主見逃したりは致しませぬ。
 動体能力を限界まで引き上げれば1/30秒の技も見切る事が
 人間可能でございます。(ビデオに撮ってコマ送りすれば判ります)
 「サイコソルジャー」
 敵にやられてくるくる回って落ちるアテナ様。その一瞬を館主見逃したりは致しま
 せぬ。「やられる時は最上段」が鉄則、落ちる時間を稼ぐのでございます。
 「モモコ120%」
 ついその場でしゃがみ込んで(レバー下)しまったり、トランポリンを使って制限
 時間も気にせずに飛び跳ね続けてしまったり、こんな所で残機を失ってしまうの
 は、きっとジャレコ様の高インカム狙いの術にはまっているのでございます。
 「銀河仁侠伝」
 もう、なんとしてでもボスを倒させないよう、ボスの脇でチラチラさせているのは
 反則でございます、クリスお嬢様。
 「ワンダーモモ」
 つい意味も無くジャンプを繰り返してしょっちゅう無駄死にでございます。
 「ロリコット星」の名前はダイレクト過ぎますナムコ様。思わず「遥かな星から
 来たけれど♪」と口ずさんでしまう自分が悲しくも哀れでついシニカルな笑みを
 浮かべてしまいます。
 
 その他、デッドオアアライブ++はパンモロで、セクシーパロディウスはノーパン
 がコンセプトでございます。これは館主のフェイバリットゾーンから少し狙いが外れ
 ているかも知れませぬ。
 
 あああ、崇高なはずのHPが…
 まあ、たまにはよろしいですよね、皆様。(たまに、でしょうか…)
 
 
 
 
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