−こいばな番外編第9話−
第5回ゴールドウィング東北大会
(in 福島)

さてさて、隠居の身と言いながらこうしてコンテンツをUPするのも大変
久しぶりです。
今回基板マニアの方には興味の無いバイクの話で申し訳ありませんが、
館主にもクラブ付き合いのしがらみなどありまして、どうかご容赦の程を。
「学生寮日記2」がまた後回しになってしまいましたが、(^^;
こうして番外コーナーを更新するのは1年数ヶ月ぶりでしょうか、月日が経つのは
速いものですね。
すっかり遅くなりましたが、昨年ありました毎度恒例のオートバイ仲間の集いを
紹介させて頂きたいと思います。

2002年9月7日〜9月8日の二日間、
福島は会津で第5回ゴールドウィング東北大会が開催されまして、推定200台
以上(参加者約270名)のGL1500メインで大型バイクが集まりました。
年々参加車及び参加者が増え続ける一方のこの催し、どんどん賑やかになって
きて館主とても嬉しい気がします。(^^)

…なんかこうして同じ催し物を紹介している事がマンネリになる気もしますが、
まあ行く度に多くのネタが転がっているのも事実。
東北6県の全大会を紹介するまでこのシリーズのコンテンツは続けたいと
思います。

それでは早速大会での出来事を紹介させて頂きましょう。
つまらない身内ネタもありますこと、どうかご容赦下さいましたら幸いです。



2002年9月7日


さて、大会当日朝は雨。(T_T) 上の画像は古川インター入り口。
暑苦しい雨カッパを着なければならないわ、ヘルメットのシールドに雨が掛かり
前が良く見えなくなるわ、バイクが泥まみれになるわでライダーに取って悲しい
天候。
古川インターに時間通り集合した宮城GLクラブの面々と東北自動車道を
一路南、福島に向かう事に。
途中のサービスエリアで仙台のメンバーや青森のクラブの方々と落ち合い休憩。

 

ふと気が付くとソロ(サイドカー無し)は館主一人。
みなサイドカーとトライクの面々でなんか場違いな気がしてきましたが、
「まあ、あんなバックも難儀するような長ったらっしい乗り物を運転するよりは
気楽で良いや」
(左上の画像、クラブNさんのトライク)と自分を慰める事に。
せめてTさんのGL(右上の画像)のようにシガーライターでも付ける等の、
ささやかなグレードアップが少しずつできれば先輩方に追い付けるかもと思うの
ですが、あいにく不況で賃金カットを実施し続けている町工場勤めの館主には
無理と言うもの。(T_T)

そんな中到着したのは青森の一同。
軍団中ソロが一名いてやっと仲間ができたと嬉しくなる館主。
「板前さん、今年も元気そうで!」とソロに声を掛けようとして良くバイクを
見ると、なんとま新しいGL1800。 ( ̄□ ̄;) !!
…いつの間に買い換えたんでしょうか…胴体がサビサビの館主のポンコツとは
比較にならない美しさ。
今年も館主のヒエラルキー最下層が決定した事は言うまでもありません。

再び高速道路を南下する一団、
…途中ふと気が付くと、一団にはいないがどこかで見覚えのある、ひときわ
目立つサイドカーが追い越し車線で次々GL軍団をごぼう抜きして行くのを目撃。
…見間違いでなければどうやらI県のクラブO会長のもよう。
雨の中あのスピードで走れるなんてサイドカーは羨ましいねー、などと変わらず
的外れな館主でしたが、あの急ぎようは尋常では無いと。(笑)
…後に会長本人に聞いて判りましたが、
「いやあ、途中メンバーとはぐれちゃって。(^^;;; 追い付こうと
飛ばしたけれど、実はみんなより先を走っていたものだから結局
会う事ができなくて。」
…だそうで。(^^;;;;
まあ、そんな珍しいアクシデントもあるものかなと言ったところで。(笑)
O会長、雨の中あまり無理なさいませんよう。(^^;

福島のトンネルでは板前さんのGL1800のミラーがトンネルの中で側壁に
接触するアクシデントも発生。
雨の中シールドが水滴だらけになるわ、バイクのスクリーンが曇るわで最悪の
視界だった事から起きた事。
「大丈夫ですか?(身体は)どこか痛くありませんか?」
「…懐…」
…ええ、その通りなんでしょうとも…。(^^;
幸い転倒には至らなかったものの、ライダーの皆さん、どうか雨の日の走行は
十分お気を付け下さいますよう。

… … … … … … … … … … … …

そんなこんなで大会会場、福島県は会津に一同は到着。
雨も上がり、続々と他県のGLライダーが集結して来る様はいつ見ても楽しい
もの。(^^)

以下2枚の画像は今回参加の富山の方々。
颯爽として格好良いのですが、こんな出で立ちが公道でミラーに映った日には
館主だったら脈拍が上がり捲りかと。(笑)

 

会場を見て回ると北海道のHさんを発見。(画像左下)
相変わらず気さくで全く偉ぶらず、とても良い方です。(^^)
ツーリングで行った先の名所がそこかしこに貼られているのがナイス!
一方、今年も正当派ハーレーの方が友情参加でいらっしゃってましたが、
なんと消化器を積んでました。(笑)
万一の火災もこれで安心と言ったところで。(画像右下)
館主も向こうを張ってバイクにノンスメルでも搭載して見ようかしら。意味はありませんが。

 

珍しいものを探す為早々に展示車コーナーを回り出す館主。
早速見つけたのが以下のバイク。
なんとカブ2台(原付,125cc)のサイドカー仕様!

 

ラーメン屋さんの配達もこれなら楽しくなりそうで良いですね。
これ、登録上はサイドカーになる訳で「原付」では無くなりますから、あくまで
道交法上、高速道路の走行が可能な訳なんですが…(^^;;;
まあ、まさかこんなんで高速に入ったら他の車の迷惑と言うか、命懸けに
なりそうなんで、止めておいた方が賢明でしょう。(笑)

前回の大会ではスクーターの三輪車仕様なんかあったのですが、今年は
サイドカー仕様もお目見えしているのを確認。
なかなか格好良いかも知れません。(画像左下)
格好良いと言えばアメリカ製でしょうか、本格的なトライクも出展されてまして、
前半分はバイク、後半分は車と言う、
豊胸手術はしたけれどもモロッコには行ってないオカマのような
アンバランスさ

がなかなか楽しい仕上がりになってました。(画像右下)

 

それから、今年新たに見つけたのはキカイダーでも乗りそうな前衛的な
サイドカーでしょうか。これは凄いですね。
前輪がモノサス仕様になったバイクと言うのは館主初めて見ました。
早速同じサイドカーに乗って来た方も会場にいらっしゃいましたが、こんな
バイクを見るにつけ、やはり女房とバイクは新しい方が良いかもと…。(笑)

 

それから、見掛けたのは以下のバイク。
なんとV−MAXの三輪車仕様。
Vブーストとか言う仕組みがエンジンに搭載され、ノーミソが吹き飛びそうな
加速に「こんなんいらねー(T_T)」と泣き言を言った経験がある館主ですが、
これなら万一ホイールスピンしても転倒する可能性が低くなり安全かも知れ
ません。(^^)

まさかこれをトライクに改造する業者さんがいるとは思いませんでした。(笑)

オートバイ仲間が集まった中、アトラクションが行われる事に。
福島のメンバーでしょうか、会場でGL走行のパフォーマンスの披露。
カリカリとステップを路面に擦り付けながらGLとは思えないうような
小回りの繰り返し、装備で400Kg程あるバイクが小型バイク顔負けで
軽々と切り返される様は、見ていてほれぼれしました。(^^)(下の画像)


夜になっての懇親会
変わらずバイクの話が好きな面々ですが、今年の懇親会では某業者さんが
バイクのオークションを行なう事に。
出品されたバイクは計3台。
GL1500(画像左下)とボスホス(5800cc、画像右下)とGL1800。

 

館主もGL1800が10万位だったら分割で買っても良いかなと思いましたが、
残念ながら、オークション開始価格は270万円… (- -;
ついでに言えばGL1500の開始価格は180万円、ボスホスの開始価格は
290万円となっておりまして、はてさて予想通り入札者はいらっしゃいません
でした。(^^;;;

手厳しい話を一つ業者さんに申し上げておきますが、楽しい宴会の場でしかも
1枚1000円のビンゴカードで寄付してくださったバイクのパーツが当たる
のを楽しみにしている皆様の前でこのような大仕事は少々興ざめかと思われ
ます。
GL1500も、確か97年モデル?当たりのカラーリングがされてますけど、
実は館主の14年落ちのバイクと同じ年式のバイクが再塗装されたものらしいと
聞きましたが、この説明は予めするべきかと思われます。

…とは良いながら、このGL1500はその後175万と逆提示され、無事
新しい持ち主が決まったようで、オプションを考えればまあまあ良かったのかな
とは思います。(^^)

2002年9月8日

朝、すがすがしい目覚めと共に朝食に出掛ける事に。
昨日まで熱くバイクを語り合った面々、最後までその語らいは止まる事を
知りません。
昨日トンネルでミラーを擦ったA県の板前さんを見掛けると…
どうも
「昨日のストリッパーのねーちゃん、『あのお客さん、私の
身体をこねくりまわしてばかりで嫌い』と言っていたぞ」
と言う意味の事を仲間に言われているご様子。

いや、津軽弁なんできっと館主が聞き違えたんでしょうとも。
ストリッパーと言う語彙からおそらく電装系トラブルの話なのでしょうが、
近くに津軽弁通訳者がいなかった事から話の輪に全く入る事ができなかった
のが館主とても心残りでした。
次回のトラブルの際には是非館主も呼んで頂ければと思います。


駐車場に赴くと、実は昨日からシートを被ったままで気になっていたバイク、
その全貌が明らかに。
BMWは135馬力のサイドカーだそうで、いやはや、昨日のサイドカー
顔負けのフォルムの美しさですね。(以下画像2枚)
一体型となったその女性らしい優美さと斬新さを兼ね備える外観。
館主、このバイクが今回の大会で一番印象に残りました。(^^)

 

画像左上はオーナーのNさん(岐阜県)

毎年恒例の交通安全パレードも無事終わり、皆様に別れの挨拶の上、帰路に
付く事に。
昨年は諸事情に付きパレードが無く残念な思いをしました、やはり仲間と一緒に
走るのっていつの歳になっても嬉しいものですね。(^^)

−あとがき−

来年の大会は第6回、秋田県の開催
でしょうか。
東北6県を一回りするだけこの催しものが
続けてこられた事は開催県の皆様の努力
あっての事なんですけれども、あと2年も
すればまた宮城に回って来る訳で、延々
この良い繋がりが続く事を心から祈り
まして今回の閉めとさせて頂きましょう。
← …どうかそれまでうちのポンコツが
動いてくれていますように…(笑)
               by館主



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