| -業界こいばな第10話-
 国外の周辺機器紹介
 
さてさて、今回は趣向を変えて変わったものを紹介してみたいと思います。ちょい今回は時間が取れなくてライトな仕上がりですがご勘弁下さいね。(^^;
 
 皆様、「周辺機器」と言う言葉、耳にされた方は多いと思います。
 そう、ハードに接続され、ハードの機能を補助するものです。
 簡単に言えば、プレステのコントロールパッドなんてこれに当たります。(^^)
 日本ではホリ電機製コンシュマー用コントローラーが有名ですね。
 
 この言葉、国内ではあまりぱっとしない響きですが、アメリカに目を向けてみると
 なかなかどうして、大変な種類のコントローラーが市場に出回っています。
 今回は過去アメリカで発売されていたコンシュマーハード用コントロールパッドを
 メインにちょい考察を加えながら紹介して行きたいと思います。
 
 さて、早速本題に入りましょう!
 
 
 
−国内市場−さて国内市場に過去出回ったコンシュマー周辺機器を思い出してみましょう。
 純正でないコントロールパッドと言えば、
 
 1.ホリ電機の「ホリコマンダー」
 2.コナミの「必殺コマンドコントローラー」(ボタン1個にコマンド記憶)
 3.アクレイムジャパンの「デュアルターボ」(ワイヤレスコントローラー)
 4.アスキーの各種コントローラー。代表「エルゴ」(敢えてこれを出す?(^^;)
 5.セガ「アーケードパワースティック」(厳密に言えば自社発売なので純正かも)
 6.カプコンの「CPSファイター」
 7.ハドソンの「スーパージョイカード」
 8.イマジニアの「プロパッド」
 
 ざっとこんなところでしょうか。もっとあるかも知れません。
 その他変わった周辺機器は、
 
 9.カプコンの「リュックサックタイプボディソニックスピーカー」(未発売?)
 10.3DO用「スーパーウーファーエアクッション」(いや、…あったんです…)
 11.NECの「バーチャルクッション」
 
 他、ゲームボーイ用「ライティング機能付拡大レンズ」なんてのもありましたね。
 あああ、まだまだその他あるのでしょうとも。
 皆様も思い出してご自分の記憶を楽しんでみたらいかがでしょうか?(^^)
 
 ただ言える事は、どうも日本製のものはどれも
 「そこそこ操作性は良くて及第点を差し上げられる」
 と言えるのですが、個人的にはどれも似ていて没個性な感じがします。
 そして周辺機器の市場と言うのは、どちらかと言えば国内では「穴場商売」的な
 存在ではないでしょうか。
 
 多分に日本人と言うものは与えられたものに自分を合わせ適応してしまう
 器用さがあるものですから、これが為に
 自分に合ったコントローラー等を探す日本人は少数派である
 と言えるのでしょう。
 
 蛇足ですが、少数派と言えばフライトシュミレーターゲーム用に
 「本物の操縦桿が欲しい!」
 と言う方も実際にいらっしゃいますし(匿名希望のJ/S君)、彼のニーズに
 フィットしそうなマニア向コントローラー(操縦桿)を数十万もの価格で販売する
 お店も実際にあったりもするのですから全く驚きです。(笑)
 
 まあ、大概の方はゲーム機を購入されたら、同梱されたコントローラーをそのまま
 使いますよね。(^^)
 
 −国外−(アメリカ)
 さて一方国外はアメリカに目を向けてみましょう。
 アメリカは個性を大事にする国民性のようで、インパクトがあるものがお好きな
 ようですね。
 その昔館主は「バットマン」の海外ファミコンソフトのパッケージを見た事がある
 のですが、悪役JOKERの顔のUPがパッケージ一杯に印刷されていて、日本の
 子供が見たら引き付けを起こしてしまうのではないかと思った程のインパクトが
 ありましたっけ。(^^;
 日本だったら「正義の味方」と言うイメージの絵を載せるところでしょうね。
 敢えて比較&極論で言えば
 「インパクトと個性のアメリカ人」
 「イメージと協調の日本人」
 と言えるのではないでしょうか。
 
 そんな国民性を繁栄してか、アメリカでは日本以上にコントロールパッドの種類は
 ニーズに合わせて豊富で、しかもインパクトのあるものが多いのです。
 なにせレストランで何かオーダーするにしても、やれガーリックを多めに入れろ
 とか焼き方をミディアムレアにしろだとかオニオンは入れるなとか、色々と注文が
 多いようですんで、まあ自分の好みに合わせてくれて当たり前と言う思想が
 根底にあるんでしょうね。
 コントローラーの観点で言い換えれば、自分に本当にフィットしたものを探そうと
 する人間が多いのでしょう。
 
 例えば、下のコントロールパッド。良くもまあこんなアイデアを考え付くもの
 です。日本ではまず売れないとは思うのですが…
 以外とこれが「扱い易い」として購入した人間がいるのかも知れません。(笑)
 これ、十字キーの代わりにグライドポイントのように静電容量が変化する事を
 応用して作られた
 「ボタンを押さないで指を移動させただけで入力可能なコントローラー」
 です。
 いや、実際使ってみたらひどかったのなんのって!
 とてもじゃあないけどこんなん使えるシロモノではありませんでした!(笑)
 まあ、確かにアイデアはインパクトがあったけれど、ただそれだけでした。(^^;
 
   
TURBO TOUCH 360(TRIAX) Extensively consumer-tested with game players, software developers and
 computer game reviewers, the Triax Turbo Touch 360 controller brings
 a new dimension of control and comfort to computer game playing.
 このうたい文句…new dimensionは認めるとしても、どこが「Confort」なのでしょう?(笑)
 
その他、変わったコントローラーのカタログを紹介致しましょう。いや、どれもゴエモン顔負けのインパクトですね!(笑)
 
     
上:Quick Shot社 
 
     
左上:WINNER PRODUCTS社,右上:Rockfire社 
 
     
左上:FREETRON INTERNATIONAL INC,右上:HI-TECH SYSTEMS INTL. 
 
     
左上:ALSTON社,右上:Beeshu inc. 
 
まあ、製造元の多さよりも、そのインパクトあるデザインの多さの方が目に付きますね。(^^)
 その他、ジェネシス(アメリカ版メガドライブ)用の変わった周辺機器で
 「アクティブベータ」などと言う、足下に直系約1mのセンサー付枠を組んで、
 ストリートファイター宜しく実際に手と足を出してゲームをする周辺機器があり
 ましたが、まあパーティーグッズとして受け狙い位にしか使えないと思ったら、
 これが妙に売れたりしたのですから、つくづく変な国ですよねえ。(笑)
 
 −おまけ−
 国民性の違いが判る画像をおまけに紹介しておきましょう。
 下の画像は昔懐かしいPCエンジンCDロムロム用RPGゲーム、
 「コズミックファンタジー2」
 の広告です。アメコミ調のキャラ絵のインパクトが凄いですね。(笑)
 向こうで売る為にはこんな絵にしないと駄目と言うことで。(^^;
 
     
CopyRight:日本テレネット 日本流「萌えキャラ」のイメージは微塵もありません!
 しかし…右上の拡大図、「ニャン」の顔が…(^^;;;;;;
 
当時PCエンジンのアメリカでのシェアが御三家中「2%」と伸び悩んでいましたが、当時この手のRPGって向こうではあまり受けていなかったようですね。
 ちょい市場調査が不足していたのでは無いでしょうか。
 確か某N社の以前のお話では、
 「コズミックファンタジー」は「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」
 に並ぶ日本3大PRGの一つ!!」
 と言う事でしたが、これだけの自信作を投入してもシェアを全く奪えなかったのは
 きっと国民性の違いがあったからに決まってますよね。
 
 
 
−編集後記−皆様、文化の違いって面白いですねえ。
 是非日本のゲーム業界もこの辺グローバルに勉強して新規アイデアを生んで
 欲しいものと思います。
 上で紹介した「アクティブベータ」だって、ソフトの工夫の仕方によってはDDR
 から発展したアイデアが生まれても良いのでは無いかと思うのですが、いかがな
 ものでしょうか、コナミさん?(^^)
 
 最後に、向こうのゲーム雑誌から1ページだけ紹介させて頂きます。
 やはりゲームの攻略方法を知りたいと言うニーズはあるようですね。(^^)
 ゲームはTurbo Duo用「YS BOOK I&II)(イースI・II)です。
 「Atack your enemy from an angle」「Good」「Bad」
 と絵入りで攻略方法が書いてありまして、日本流で言えば「半キャラずらし」の
 奥義(?)ですか(笑)、その他マップ等も紹介されています。
 
   
CopyRight:Falcom 
「ゲームが好き」と言う事に国民性は関係無と言う事ですね。(^^)まあ、今回はたいしたオチが無いと言うオチが付いたところで。(^^;;;;;;
 では皆様、また次のコンテンツをお楽しみに。
 
 文責:館主
 
 
 
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