レビュー第3回

トリオTHEパンチ
(CopyRight:DECO)

濃いぜ濃いぜ濃過ぎて死ぬぜ

さて、このゲームを紹介して良いものやら館主は迷う所です。
なんせこのゲーム、プレーヤーを選びます
いや難易度的な意味で選ぶのでは無く、感性的に選ぶのです…。

このゲーム正にデコゲー真骨頂。その渦巻く狂気な世界感はとても筆舌に
尽くせるもので無く、その余りの毒電波系の濃さに息が詰まって精神障害を起こす
大変デインジャラスな面を持っているのです。
もしこの「幻のトリパン」をゲーセンで見つけてしまったら、その狂気の沙汰を
体験する為に100円の授業料をつぎ込んでも決してバチは当たりますまい。

自称濃いゲー派な方なら是非購入をお薦めしますが、どのような結果が訪れよう
とも館主は責任を負いかねます…。
全くこれ程マッドなシツエーションのゲームは他にありますまい。
(でも館主はこのゲームをどうも気に入っていたりします…)(^^;

                   −館主基板推薦度−
                   ノーマルゲーマー  :

                   キワモノ好きゲーマー:☆☆☆☆☆
   

CopyRight:DECO
既に狂気の世界への予感が走るタイトル画面…



-いきなり狂気な予感-

 コイン投入し、まずはキャラクター選択。「剣士」
 「タフガイ」「忍者」の3人のうちから1名を選択
 します。(既にこの段階で何かがはじけ飛びます。)
 間違えてもかわいいギャルなぞは存在しないゲーム
 
です。これはあくまで硬派な濃いゲーである事を思い知
 らされまして、ノーマルなゲーマーには「死ぬ程後悔」
 
が待ち受けてます。

    CopyRight:DECO

ゲームはごく普通と言って良いかどうかは知りませんが、8方向レバーに
ショット・ジャンプの2ボタンの横スクロールタイプのアクションゲームです。
ダメージによりライフが無くなればゲームオーバーですが、コンティニューが
可能です。
ゲームを始めて直ぐに気付きますが、このゲームの世界感、何か途方も無く
間違えているような錯覚に囚われますが、それは決して気のせいではありません。
感性が正常な証拠です。(笑)


-狂気なゲームシステム-

 さてゲームシステムですが、上では書きませんでしたが
 実はもう1つボタンを使うゲームでして、そのボタンの
 名前は「ここ一番!」…1面で1回のみここ1番と
 言う時に使用するサブウエポンです。画面中の敵に
 ダメージを与える事ができるウエポンで、左の画面は
 実際にこれを使ってみたところです。
 …いや、もう何も言いますまい…

    CopyRight:DECO

クリア後、次の面に進む前にルーレットによるサブウエポンやメイン武器の
パワーUP、ライフUP(これは非常に有難いです)が当たりますが、
パワーDOWNも中にはありますから全く気が抜けません。
ちなみに攻撃ボタンの名は「ビシビシ攻撃」、ジャンプボタンの名前は
「パッとジャンプ」と言いましてDECOの渋過ぎるセンスが光るところです。


-面クリアごとに深まる狂気-

面によっては面タイトルが表示されますが、「にょき」「毒々」「羊の呪い」
「浦島太郎か」「でっけえやつ」「月は友達」「青い鳥だ」「よっ日本一」
「弱点は鈴」「頭上注意」「修行じゃ」「懐かしい」
等々、…
…なんだか頭の中がぐるぐる回り出します。

何か恐ろしい世界に足を踏み入れてしまった感じがしますが、こうなっては
プレーヤーも後には引けません。まるで麻薬中毒に掛かったかの如く、ついつい
次の面が見たくなります。
これは前回紹介したグラ2のような「次の面見たさ」とは意味が少しいや大分
異なりまして、例えて言えば、「恐いもの見たさ」と言った方が近いものが
あると思います。
既にこの段階でDECOの罠にはまって連コインしている自分に気が付くことと
思います。

   

         CopyRight:DECO       CopyRight:DECO

とにかくもう何も言いますまい、面クリアごとに深まるマッドワールドの雰囲気を
画面から感じ取って頂ければ幸いです。
それにしても、「ぢぢい」やら「巨大招き猫」やら「」やら…
いったいどうしたらこんな世界を思い付けるのでしょうか…?

武器も「サンドバッグ」やら「鉄の爪」やらでもう壮絶極まりありません。
この圧倒的なDECOパワー全開裂烈に対し、プレーヤーはただひたすら
ひれ伏すばかりになります。館主は却って畏敬の念を覚える程です。

   

         CopyRight:DECO       CopyRight:DECO 

館主、このゲームをゲームセンターで一度もプレーしたことがありません。
実は「濃いゲー」との噂を聞いてつい購入してしまったものです。(笑)
実際に館でプレーし、そのあまりの凄まじさについつい来館の方々に披露し続けて
いた、そんなゲームでした…。

ちなみにVGMは各キャラクターごとに計3曲用意されており、一瞬芸が細かいと
錯覚してしまいますが、実は同じ曲1曲がエンディングまで延々と流れ続け
やがりまして、却っていやがおうにも耳にこびり付いて離れなくなって
しまいます。
それがDECO狙いなのかどうか真意の程は全く定かではありませんが、
DECOならではの濃い毒気に当てられる事だけは確かでしょう。

CopyRight:DECO


上の画面はゲームオーバー後のコンティニュー画面ですが、スタートボタンを
押したとたんにコレです…(実際のプレーで確認して下さいましたら。)

とにかく濃いゲー好きな方は購入をお薦めします!濃過ぎて死ぬ思いをします。


しかしなぜでしょうか…館主はついついいけないと思いつつも又今日もハーネス
を挿してしまいます。
あああ、DECO様私に麻薬のようなゲームをありがとうございます…。



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