レビュー第2回
グラディウスII
(CopyRight:Konami)
館主心のシューティングゲーム
さてさて、このゲームを越えるゲームが館主に取って現われるのかどうか
はなはだ疑問です。
現在の館主のゲーマーとしての一つの方向を決定付けてしまった、なんとも
心憎いゲームです。
400機種を越える館のライブラリーの数々の基板中でも今だに色褪せる事無く
館主をゲーム世界へ没頭させるポテンシャルの大きさは、ただただ脱帽
するばかりです。
とにかく理屈抜きで面白い。正に不朽の名作、朱玉の絶品と呼ぶにふさわしい、
そんなシューティングゲームでしょう。
館主基板推薦度:☆☆☆☆☆
CopyRight:Konami
今だに胸踊るビッグバイパーの雄姿!格好良過ぎです。
-とにかく美しいCG-
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初めて実物をプレーしたときの衝撃と言ったら…。
その美しさには胸を打たれます。1面のプロミネンス
の煌々とした炎は既に画面をビデオで拝んでいた
館主でさえ体が痺れるものでした。68のCPUを
ツインで搭載した基板の綾なすマジックは当時の
ゲーマーの心をどれ程揺さぶった事でしょう。
「新たな挑戦が始まる…」そう思うとまるで純粋な子供
が持つような好奇心と期待で胸が高鳴ったものでした。
面構成は全7面。どの面も多彩な変化に富み、次の面
をついつい見たくなるなんとも憎い作りでした。
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CopyRight:Konami
−素晴しいVGM−
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VGMの出来もまた絶品です。館主はいまだに車中で
CDを掛けている程です。と言うかCDは全部コナミ
のVGMだったりしますが…(笑)各面の雰囲気に良く
マッチしたスネアドラムに効いた心地良いリズム、
そして必ずと言っていい程泣かせるメロディー部分に
多用される3連符の旋律は正にコナミのお家芸。
その昔知り合いのゲーマーがラジカセを筐体の
スピーカー脇に置いてVGMを録音していたのが
何とも微笑ましい限りでした。
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CopyRight:Konami
-秀でたゲームバランス-
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ゲームバランスのチューニングも当時としては実に良く
取られていました。(今のゲーセンッ子であればいくら
でも周を重ねる事が可能でしょう。)左の画面は6面
高速スクロールステージのものですが、そのスピード
感は慣れてくるととても快感でしたし、どの面にも必ず
と言ってもいい程安全地帯があったりで、現在の
シューティングゲームのように「ここでワザと死んで
ランクを落として…」と言うような理不尽さは一切
ありませんでした。
コンティニューは有りませんでしたが、それが故に次の
面に進む事ができた時の喜びは又格別でした。
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CopyRight:Konami
実はこのゲーム、館主はゲームセンターでの最高は4面火山ステージまで
でした…。
当時の館主に取ってそのあまりの難しさに挫折感を味わっているうちに
ゲームセンターから消えてしまって何とも悔しい思いをしたものでした。
今思えばこれが基板道にはまるきっかけとなったのですから、不思議な縁
ですね。
「続きを家で遊べれば!」
と思って館主が購入した最初の基板、実はそれが「グラII」だったのです。
苦労の末、ラスボスに到達できた時にはもう心拍数が200を越えていたかと
思います。(笑)
これをきっかけにシューティングゲームに開眼し、今の館主のゲームスタイルが
ありまして、大変感慨深いものがあります。
Copiright:Konami
苦闘の末ようやく到達できたラスボス。今回の収録で館主が到達できたのは
3周目2面、115万点程のスコアでした。 やはり理屈抜きに楽しいです。
素晴しいゲームを世に送り出してくれたコナミに感謝します。
グラII、館主よりザ・ベストオブシューティングの称号を送らせて頂きます。
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