レビュー第10回

BATTLETRYST(バトルトライスト)
(CopyRight:Konami)

- コナミファン様御用達格闘ゲー - 
 

CopyRight:Konami

さてさて館主、気が付くと、どうも古めの機種ばかり紹介をしていたようです。
それから格闘技ゲーム、今まで紹介していませんでしたね。やはり幅広いジャンル
をUPしてこそエンターテインメントなHPであり、新規一転、…
? …なんかこの言い方、以前ダンシングアイの紹介でもしたような…
後ろの壁紙がはあと模様なのでもうバレてますね。(笑)

1998年、2月、AOUショーのブースに初めてお目見えしたのがこのゲーム。
3Dポリゴン格闘技ゲーム全盛のご時勢、やはりコナミも例に習って出展した機種
でした。
ゲーメストの中折り広告でも大きく取り上げられ、コナミの力の入れように強いもの
を感じた記憶があります。

館主もゲーメストの見開きの広告を広げ、キャラの一人「キカ-グリフォン様」の
御姿が目に付いたとたん、凄いゲームである事の予感を受け、更にタイマー機能
により日を追って新キャラ(後述します。)も次々と登場する仕様になっている事
等も後で知り、ひたすら萌え萌えに想像力を膨らませながらプレーできる日を
待ち焦がれていたものでした。

さて、能書きはいい加減にしてゲーム紹介に入りましょう!
今回は格闘技ゲーム系に付いての持てる限りの知識を以て、館主全知全能を
傾けて紹介させて頂きます。

                  館主基板推薦度:コナミファン=☆☆☆☆☆
                          
一般ゲーマー=☆☆☆
                  
  (結構安値で良く見かける基板です)



−デモ画面アニメーションの素晴しさ−

デモ画面で流れるアニメーション、館主が初めて見た時は能髄に蹴りを
入れられたような衝撃を受けました。
グリグリアニメしまくりで、とにかく格好良いのなんのって!!
ついついプレーする目的を忘れて暫く見入ってしまった程の素晴しい出来です。

何でもアニメーションのプロデュースは、あのパ○○イバーの押○守氏が担当
されているようで、これだけでも基板を買う価値は充分あると言うものです!

さて、どれだけグリグリアニメーションするかお伝えしたいのですが、残念ながら
HP容量の関係上、動画再生なんて高級な手法は使えません。
仕方無く画像2牧だけ、申し訳程度に以下に紹介させて頂きますので、どうか
皆様想像力を働かせて下さいね。(*^^*)

   

CopyRight:Konami(上の2画像)
キカ-グリフォン様身仕度の図。キュッとボンテージなコスチュームを
締め直し、気合いの入れようが伺えるシーン。           
漢がフンドシを締め直すのと同じで、決してやましい行為ではないので
ござる。                            


−ゲームシステム−

ゲームは、8方向レバー、3ボタンです。
レバーは、上でジャンプ、下でしゃがみ、左右で移動です。
3つのボタンは、
Gボタン…押す事により敵から受ける攻撃をガードできます。
Pボタン…押す事により、敵に対しパンチ攻撃ができます。
Kボタン…押す事により、敵に対しキック攻撃ができます。
スタートボタン(友情出演)…コインを投入した後に押す事により、ゲームが始まり
ます。

その他、ランダムに操作していると、プレーヤーの意志に反し自分のキャラクター
が上記の通常の攻撃以外の動作を勝手にしてしまう事もあり、どうやらレバーと
ボタンの入力の組み合わせ方に何か秘密があるものと考えられます。
そう言えば、インストラクションカードには「↓K+G」とか「→PP」とか色々
書いてあるのですが、これがこの現象に密接に関係しているのではないかと、
館主は推定しております。

敵の攻撃により画面上の自キャラのライフゲージが少しずつ無くなっていくの
ですが、自分のライフゲージよりも敵のライフゲージを早く空にする行為を
3本マッチ中、2回以上成功すると、次のキャラクターと戦う事ができるように
なります。
このゲームのキャラクターは1回のゲーム当たり総計8人が出現しますが、
もし3本マッチ中2回以上、敵のライフゲージよりも早く自分のライフゲージの残量
が無くなってしまったら、その場でゲームオーバーです。

2人プレーも可能で、ゲーム途中でコインを入れてスタートボタンを押せば、
画面上の黄色いゲージの削り合いを楽しむ事ができます。
(この行為を専門用語で「乱入」と言います。)

ああ、複雑なゲームですね、説明が難しくてすみません。館主の知識を以てしても
説明し切れないゲームシステムです。
なんだかバーチャなんとかと言うゲームと操作方法が全く同じと言う事を以前噂で
聞いた事がありますが、いやいや天下のコナミがする事、よもや他社の真似事
などは致しますまい。

実際のプレー中の画像を下に紹介致します。なかなか格好良いですねえ!!

   

CopyRight:Konami(上の2画像)
クラヘ男尊女卑キックノズ。

又、勝敗が付いた時点で勝者側キャラクターによる短いデモンストレーションが
入ります。通常の勝ちデモンストレーションの他、ノーダメージで勝った時のみ
通常とはまた違ったデモンストレーションを見る事ができます。

尚、ノーダメージの際には「エクセレント!」なる横文字の言葉が飛び交い、これも
又バーチャ云々と言う某格闘技ゲームと同じと言う噂ですが、いやいや、コナミの
する事です。館主も「偶然って恐いなあ」(byコナミ)とただただ感じ入っている
次第であります。
参考までに、キカ-グリフォン様の勝ちポーズ、下に紹介致します。

CopyRight:Konami
しぐさを動かしてお見せできないのが残念です。
(どうか深読みなさらないで下さい。)


−新機軸視点切り換えボタン−

さて上の説明でスタートボタンを上げましたが、実はこのゲーム、
スタートボタンを使ったもう1つ大切な機能があるのです。
ゲーム中にスタートボタンを押す事により
画面の視点を切り換えられる機能があるのです。
通常の格闘技ゲームのようなサイドビューな視点から、プレーヤーの操作する
自キャラクターの目から見た視点に変更ができ、迫力満点のプレーを楽しむ事が
できるようになります。
以下に実際にスタートボタンを押し視点を変えてみた画像を2点、紹介致します。
おおおおおお!迫力ありますね!!

   

Copiright:Konami(上の2画像)
少しでも迫力を伝えたい一心でセレクトした
  画像、館主やましい気持ちなど一切ありませぬ。
  
   

−コナミファン涙ものの、隠れキャラの出現−

さて冒頭で述べましたがこのゲーム、タイマー機能が働いており、ある日が来る
と、新キャラクターがキャラクター選択画面に出現するようになっていました。
日付順に紹介すると、

 ・1998年 3月14日より「キタジマ」
 ・1998年 3月23日より「エイレンー・シー」(ガイアポリス)
 ・1998年 3月30日より「アレックス」
 ・1998年 4月 6日より「パステル」(出たなツインビー他)

ゲームの日持ちを良くする為のアイデアと言ってしまえばミもフタも無いのですが、
それでもこういうアイデアは今までには無く、なかなか新鮮でしたね。

−7月20日追加−
GTYさんより「タイムリリースのアイデアは『鉄拳2』の方が先です。」と
ご指摘頂きました。GTYさん、ありがとうございます。
しかしナムコも同じ事を考えていただなんて、本当に偶然って恐いですねえ。
館主、鉄拳なるゲームがどんなものなのか、全然知らないもので(本当)
気付きませんでした。(^^;


是非他の格闘技の機種を開発しているメーカーでも、いたずらにタイトルに「α」だ
とか「ZERO」とかを付けただけで、中味は何も変り映えしない、オペレーターで
さえ購入を躊躇してしまうような行為を改めて、少しは見習って欲しいと思うのは
館主だけでしょうか?
… さて能書きはいいから紹介を進めましょう。

そう、なんとあの気高く気品溢れるエイレン・シー、そしてキュートで明るい
パステルちゃんがキャラクターとして使えるのです!!
もうこれだけでコナミファンならこのゲームの価値が判ると言うものです。
特に、パステルちゃんが格闘ゲーム出演するなんて考えもされませんでしたから、
「合言葉はビー」などどおっしゃっていた方々にはたまりません。(^^;

さて、これが本当の事なのか確かめてみたいところ。
下の画像、とくとご覧下さい!
夢の「パステル」VS「エイレン・シー」の画像です。

CopyRight:Konami

さて、キャラセレクト後の画像ばかりでは無く、実際に戦っているお二方、下に紹介
致しましょう。

   

CopyRight:konami(上の2画像)
パステルちゃんがグローブで撃つ音は「ポヨンポヨン」とコミカル。
エイレン・シーのトンファーは「ビシバシ」と小気味良い響きです。

パステルちゃんの勝ちポーズも参考までに紹介致します。(ファンサービス)(^^)
うーん、なんってキュートなの!!

               CopyRight:Konami

−だめ押しのエンディングフルアニメーション−

無事全キャラクリアーした暁には、各キャラクター別のエンディングアニメーション
が30秒程入った後、クレジットのスクロールが始まります。(約2分)
勿論、スクロールのバックでもアニメがばりばり動きまくっておりまして、もう最高
です。(さすがは押○守さんのプロデュース、格好良過ぎです!!)
キャラ別のアニメから通して、約2分30秒の間、アニメしまくる事になる訳ですが
本当にクリアして良かったと心底思える出来です。

館主、道義上ゲームのエンディングは紹介しない主義です。どうかオープニング
よりもずっと濃いエンディングのフルアニメ、どうか皆様の目でお確かめになって
下さいね。(^^;;;;;;
まだ探せばどこかで稼働しているのを見つけ出せるかも知れません。難易度も
決してバー○ャ3程の極悪さは無く格ゲーファンなら、初プレーでもそこそこ
終盤まで行けるはずです。

…そうは言っても… …やはり、…見たいですか…?
では、特別サービスで、パステルちゃんのエンディングシーンから一コマだけ!!

                CopyRight:Konami
       
実際に動いている所をお見せできないのが残念パート2でございます。
       とにかく良く動くしコンシュマー機のアニメ再生みたいな画像の汚ら
       しさは微塵もありません。さすがはコナミ!!


−あとがき−

館主、格闘技ゲームにはまったのは久しぶりです。やはり格闘技ゲームは
躍動感溢れ胸踊るところが最高です!
(このゲーム、…いえいえ何でもありません…)

そう言えば館主が最後にはまった格ゲーはアレでした…。ほら、途中でST−V
での開発をわざわざ止めてPS互換に乗り換えたまでは良かったけれど、コンシュ
マーの失敗で結局蔵変えした意味が無くなってしまった新作++(一応伏字)とか
言うゲームの、初代の方。

コンシュマー部門で土星機でヒットしたのに気を良くして、PS版も欲の皮突っ張ら
せて何も考えずに出したら、実は全然売れなくて、「コンシュマーで出したとしても
絶対に問屋から注文は貰えそうも無くなった++」の初代のやつ。(しつこい!!)

まあ、波動拳すら出せない館主が久々はまれるだけの魅力を持ったゲーム
だった、と言う事で。
いえいえ館主、本当に純粋な気持ちでゲーム性が良くてはまったのでございます。
館主、生まれてこの方嘘と坊主の髪は結った覚えがございませぬ。

                                 by館主



←前のレビューを読む        戻る       次のレビューを見る→

                メインに戻る