建設会社との打ち合わせ日記                 トップページヘ

(2002年)
5月初めの連休のある日

 妻が子供たちを連れて実家に帰省中、仕事の関係で東京に残った夫は
 近くの町でFPの家づくりをやっている春日建設を訪ねてみました。
 春日建設は、常傭の大工さんを3人ほど擁し、社員の方も幾人もいらっしゃるし、
 「町の工務店さん」よりはもっと規模の大きい建設会社さんのようです。
 当日、事務所では社長さんがお一人で図面を引く作業中だったそうです。
 「もしも、来年春ぐらいまでに家を建てたいとお願いしたら、やってもらえる余裕は
 ありますか?」と、会社サイドのスケジュールを確認したところ、「まあ大丈夫だろう」とのこと。
 近く、付近で行われる、現場見学会の案内を頂いて帰ってきました。


5月半ばのある日

 やはり隣の町で行われた春日建設の現場見学会に、一家で出かけました。
 内装や、外装をはる前、柱と柱の間にFPパネルがはめ込まれた段階での見学会です。
 FPパネルをどんなふうにしてはめ込むか、FPパネルの強度はどんなものか、
 そして換気システムがどういうふうになっているか等々、説明してくださいました。
 この日は、社長さん以外の社員の皆さんにもお目にかかり、子連れで騒がしい私たち一家にも
 丁寧に対応してくださって、会社自体に好印象を持ちました。
 FPの家では、計画換気を行う上で直に火を燃やすガスよりも電力利用の家を勧めているとのこと。
 IHクッキングヒーターの披露のためにドーナツを揚げていただいて、子供たちも大満足でした。
 遮音性能も、ラジオをつけるなどして、実験していただけました。
          (引きちがいの窓は、音はやっぱり もれましたね。。) 


6月20日

 「冬も暖かい家を」という夫の希望で、これまで野村ホームの外断熱の家の講演会
 などにも出かけていた私たちですが、何となくFPの家に気持ちが傾いています。
 そこで気になるのは、やはり値段。
 私たちの予算内で、希望の家が建つのかどうか。
 一度、夫婦そろって春日建設を訪ねることにしました。
 子供たち抜きでゆっくり話ができるように、子供たちが学校・保育園に行っている平日の昼間に
 春日建設の社長さんに時間を取っていただきました。
 まず、私たちの希望を話し、それを基に春日建設さんのほうで平面プランを作り、その場合に幾ら
 かかるかという概算見積りを出す。
 その概算見積りで、「これはいけそうだ」ということなら、更に詳しい話を・・・という進め方だそうです。

 敷地図面をお預けし、ひとまず、私たちの希望を伝えることになりました。
 ・2階建て
 ・敷地の形状を活かし、方位よりも面積の有効利用を考えたい。庭もできるだけとりたい
 ・1階にはキッチン・リビングのほか、普段は使わないが客間になる和室が欲しい
 ・収納が十分に欲しい
 ・風呂、洗面所は1坪ずつ欲しい(夫も、さすがに風呂1.5坪はあきらめた模様。。)
 ・洗濯物を室内に干すことも頻繁にある生活(天井収納できる物干しがあると早速教えてもらいました)
 ・2階の子供室は当面は広いひと間で、後で間仕切りをしたい。1人当たり4畳程度
 ・1階和室にはできることなら縁側も欲しい
 ・2階にはトイレのほか洗面所もほしい。小さくていい

 これまで私たちも、方眼紙を使って、いろいろ間取りを考えてもいましたが
 あえてそれを見せたりはせずに、提案をしていただくことにしました。
  
 次に6/29(土)にお目にかかることを約束して、面談終了。
 それまでに、現地を見ておいてくださるとのこと。


6月22日

 「現地を見る前ですが、ひとまず作ってみました。次回までに、これをたたき台に検討して
 みてください」という図面が、宅急便にて到着。

 土地の西と北に寄せて、1階が東西4間×南北5間で、
 北東角が駐車スペースに少し切り取られた形の平面プランでした。
                      (2階は、北側を少し狭くしてありました)
 1階和室がリビングと隣接していて、普段はリビングの延長としても使える設計でした。

 夫が、スチレンボードによる家の模型製作キットを使って模型を作り、同じ縮尺割合の
 敷地の台紙の上に置いてみました。

     プランが確定したら春日建設さんのほうで模型を作ってくれるそうなんですが
     うちは、図面だけだと広大な家のような錯覚を起こしてしまうので、
     模型を作って、同じ縮尺の車や、家具、ピアノやダイニングテーブル、ソファなどを置いて
     みることにしています。
     実は、春日建設を訪ねる前にも、3棟の(模型による)建築実績あり・・という 夫です。  

 隣地まで、南に約3メートル、東に約4メートル。
 庭が分散してちょっともったいない気もします。 

 縁側も考えてくれていましたが、やっぱり「縁側より収納だよな」って気がしました。
    (社長さん、せっかく縁側入れてくれたのに、簡単に宗旨がえしてごめんなさい。。)

 東西を3.5間にして、その分を南に長くのばしたらどうだろうと、自分たちで3.5×6間の
 平面プランを考えたりもしました。

 客間にしたい和室を独立させて普段は使わずにいるか、
 リビングの続き間にして食後にごろごろするか・・・悩むところです。


6月30日

 春日建設との2度目の面談。
 先日送られてきたプランで標準的に建築すると幾らになるか・・・という話がありました。
 建物本体価格は、ハウスメーカーで同坪数を標準的に?建てた場合と同じくらいという印象でした。
     土地購入の際にも、どんなプランが考えられるか、およそどのくらいの費用かと
     ハウスメーカーを中心に情報を集めていました。。
 そして、建物本体以外の、どの家を建てた場合にもかかる費用、
 水道や電気工事、税金、登記費用、引っ越し代・・等々がおよそ400万。(そんなにかかるのねぇ・・)
 外構工事費用や、(和室を塗り壁や、無垢の床材等)内装材のグレードアップにおよそ200〜300万、
 場合によってはもっと?という感じでした。

 建物本体以外で、600〜800万くらいかかるというのは、本当に厳しい話ですが
 まあ外構などは、夫が追々日曜大工で仕上げていくことにすれば
 何とかならなくもない額かもしれません。(いや、相当に厳しい額なんですけどね。。)

 「額さえ折り合えば 春日建設にお願いしよう」と夫婦で話し合っていたので
 その場で「何とかなりそうです」と返事して、
 そして、次のステップへ。

 先日送られてきた1枚目のプランについての感想を話して、自分たちで検討した
 3.5×6間の間取りを見てもらいました。

 1階にひと間和室を造りたいというのは前提で
 食後に畳の上でごろごろするにはリビングと並べるほうがいいけど
 リビングとの間に廊下や階段を入れれば、独立した落ち着きのある部屋になる・・
 そんなあれこれを話しながら、春日建設の社長さんが鉛筆でその場で図面を書いたり
 消したり、書いたり、消したりして、1階プランの話を詰めていきました。

 そしたら、結構いいものができたんですよ。
 社長さんだけで考えたものよりもずっといい、私たちだけで考えたものよりもずっといい。
 どういうものを望むのか、建築上何はできて何は避けたいのか・・・そんなことを実際に
 話しながら図面をかいていくのが、一番の近道なのかもしれません。

     初めは、身勝手な希望をあれこれ並べ立てていいのかしら・・・と、希望を伝える姿勢も
     ちょっと遠慮がちな私たちだったのですが、
     「こんなふうに暮らしたい」、「友達がこんなふうに住んでいる」・・そんな四方山話を重ねて
     いくうちに、社長さんがそれをその場で図面上に形にしてくれます。
     「あ、やっぱり」と訂正したくなったら、ためらうことなく消しゴムでごしごしと消してくれる。
     「いろんなこと、言ってしまっていいんだな」って、だんだん気が楽になってきました。
     希望はとりあえず言ってみる・・・どこかでそれを活かすアイデアが生まれるかもしれません。  

 私たちは、「客間を使うのはきっと年に数回のことで、年に数回のためにスペースを確保するより
 毎日使うリビングを広くしたい。1階の和室は4畳半でもいい」と言いましたが
 春日建設の社長さんは「4畳半では使い道が限られる。6畳あれば1人住むこともできる」と。
 なるほどなぁ。

 リビングの隅に4畳半程度の畳スペースを作って、その隅に化粧柱というのを建てて簡易な仕切りにすると
 広がりがあって、ごろごろもできて、使い勝手が良いなるのではないかと。

 ピアノは、階段下を利用してうまく置けるかもしれない。

 FPの家の特徴は、居室と廊下とか 家の中で気温差が少ないため、各部屋にドアは必要ありません。
               というか、ないほうがいいくらい?
 玄関からの視線に配慮すれば、玄関ホールからリビングに空間が続き、実際以上に広く
 ゆったり作ることができるそうです。

 廊下やトイレを、年とってからのもしかしたらの車椅子生活も想定して広めに作る、
 隣接する和室の畳サイズを少し狭くすればok・・みたいな話も出ました。

 なかなか満足のいく1階平面プランになりました。
 「あっ、これで希望のものが全部入った」という感じ。
 友人・知人に、「平面プランをあれこれ考えてるころが、一番楽しかったよ。
 1つずつ希望を削っていかなきゃいけないんだけど。」なんて話も聞いていたので、
 「こんなに簡単に決まってしまっていいんだろうか・・・」と不安になるくらいです。

 2階については、階段の位置が決まったので、そこから夫婦の部屋と子供室の配置。
 納戸も取りたいです。

 ベランダに通じる廊下の前にデッドスペースができてしまったので
 「小さな椅子と机とパソコンでも置いてみんなのスペースにしたら却って面白いかも?」なんて
 話も出ましたが、そのへんは、もう少しいろんなことを考えてみたいところです。

 2階については、とりあえず仕切りを作ってみた・・・という感じ。

 1階については、とりあえず大満足の出来なので、これから春日建設さんのほうで
 立面図や、詳細についてももう少し考えてくれることになりました。


7月13日

 我が家に来ていただいての打ち合わせ。
 事前に、前回6/30に話に出たことを図面化して送っていただいていたので
 それを見ての「やっぱり こういうほうが。。。」みたいな話をしながら
 図面を少し書き直していただく。

 とても気に入ってしまった1階の配置から、階段の上がってくる位置が限定されてしまって
 いるので、2階の配置に制約がある。

 家のほぼ中央に階段・・という格好なので、そこから左右に3部屋とっていこうと思うと
 どうしても階段に沿って長い通路が必要で、それはそれで余裕があっていいんだけれど
 「もっと無駄なく配置できないかしら?」とも。

 何だか、勢いだけで平面プランを考えてしまったので、総坪数も概算見積りのときよりオーバーして
 いる。(約34坪→約38坪)

 この先、気に入った平面プランができたら、それに窓の大きさと電気の関係を考えて
 詳細見積りを出してくれるそうだけど、もう少し坪数を減らす方向も考えなければいけないかも?


7月20日

 FPの家・完成見学会に行く。
 住宅密集地に建てた3階建てのお宅。実はこれは私のFPの家初体験。>妻。
 外気温38度という暑さでも、1階2階3階それぞれについているクーラーは断続的にしか回って
 いない、それでも湿度60%程度を保つことができて、快適だとのこと。
 確かに快適なんだけど、「えーっ、クーラー3台も稼働しているの?」と、
 ちょっと私の期待のほうが大き過ぎた? (なにせ、クーラー無しで育ったもので。。)
 いや、天井をはっていない3階の部屋がクーラーが止まっている時間も長くて
 まるっきり暑さを感じないといのは、かなり驚異的なことのはずなんだけど。
 
 完成見学会のお宅を借りて、我が家のプランについても打ち合わせ。
 なんと北側斜線が、私たちの町は5メートルということが判明!
 (建設会社の所在の町は7.5メートルだそうで、これまで7.5のつもりでいた私たち。。)
 「大きい軒がきれいに見える切り妻の屋根がいいな」って思っていた私たちだけど
 北側斜線5メートルでは、私たちのプランの南北に長い家でそのまま切り妻にするのは無理みたい。
      ・・・・ショック〜

 気を取り直し、屋根のかけかたについては また後ほど検討するとして
 とりあえず詳細見積りのための窓と照明・コンセント配置を考える。

   
7月26日

 屋根のかけ方を変えてのプラン図を夜自宅まで届けていただいた。
 南北に長いところに大きくかけるので、小屋裏部分がかなり高くって、有効に使えそうだけど。
      でも、何だか威風堂々としすぎちゃって、ちょっと抵抗あるなぁ。。
 「台所を出窓にして、下にごみ箱を置けるようにして、作業スペースを有効利用したい」などの
 希望を伝え、詳細見積りに入ってもらう。


8月3日

 春日建設でFPの家を建てた人が一堂に会してのバーベキュー大会に参加させていただいた。
 たくさんのFPの家ユーザーにいろんな話を聞けて、とても素晴らしい機会だった。

 主に奥さまたちとお話しした中で。

 ・冬寒い人、夏暑い人・・・家の形状によるのか、個人の感性によるのか、皆さんいろいろ。
  「住むコツが分かるまでは大変かもしれないとのこと」。通風や冷暖房機の運転のコツをつかんで
  自分に心地よい暮らしができるようになるには、慣れがある程度必要みたい。
  「冬寒いんです」と話していた方は、それまでじかに温風のあたるファンヒーターで暮らしていたので
  輻射の暖房機による ほんわかとした温かさというのは、物足りないのかもしれないとのこと。
  あと、「エアコンによる暖房と輻射の暖房機が近いと、干渉しあって良くないかも?」みたいな
  日々の暮らしの生活実感を伺えました。

 ・基礎は高いし、造りは頑丈だし、「家のハードの部分は春日建設を信頼して大丈夫」と話す皆さん。
  でも、コンセント配置や、ドアや窓の配置など、「あー、やっぱりこうしておけばよかった」という
  細かな後悔は、だれしも、どこかに残るみたい?
  「暮らし方はそれぞれの家で違うんだから、生活動線や、内装のアイデアなど、
   自分で一所懸命勉強しないと駄目よ」とのこと。

 ・屋根の断熱性能が高いFPの家ならではの小屋裏活用。
  ロフトの仕切り柵は、見た目より安全性で、高めにするべきとのこと。
  「自分のうちの子はしつけられても、よその子はしつけられない」とは名言だわ。

 ・「これから詳細見積りを出していただいて、うちの予算に入ったらGO!ってところなんです」と
  進捗状況を話したら、皆さん一様に、「そりゃ、オーバーするわよ」と一致した予想を下さった。
  やっぱり、家づくりって、かかるんですね!  (・・・当たり前ですかね。。)
  「でも FPの家は それだけの価値はある!」と皆様。
  「結露を見たことない」って、やっぱりすごいことだよね。 
  かかる光熱費に比べて、快適さは申し分ないようだし。

  予算を詰めるために、
     サイディングを安いものにした 
     ビニールクロスのランクを落とした
     外構は自分でゆっくり〇年計画でやっている・・・等々 
  皆さん、頑張っていらっしゃるお話をしてくださった。

 ・オール電化の家について、心配な風呂への給湯は、
  「泊まりのお客さんがあまり来ないなら、大きな容量にしておけば
   足りなくなるってことはないわよ」とのこと。
  ほとんどの方がオール電化にしていた。東京電力との契約も安くなるし。
  配管を短くしたほうがいいとのアドバイスもあった。

 ・「でも、きっと一番大事なのは相性だよ」とのアドバイスも。
  鍵もらって引渡が終わったら「はい、さようなら」っていうわけじゃなくて
  家っていうのは、後々までいろいろなお付き合いが工務店さんとは必要だから。
  「細かい話もいっぱいしなきゃいけないし、この人なら長く付き合えるな」っていう信頼感が大事
  とのこと。

 ・あと、すごいことも聞いたなぁ。
  「とにかく、自分で勉強すること。自分で現場監督をやるくらいのつもりで」。
  部屋やドアの配置で悔いが残るある方は、
  「FPの家は100年満足が続くことを目標に作っているそうだから、
  私、100年後悔しながら暮らさなきゃいけないところがあるんですよ」だって。
  
  細かな仕様も、現場が始まって「さあ、どうする」と現実に目の前にしてからでは、
  素人にはよく分からなくなってしまうので
  クローゼット内の仕切りや棚の高さひとつにしても、とにかく自分で使い勝手を考えて
  細かな研究をしておくことが大事だとのこと。

 皆さん、「家」というものにこだわりを持って、ものすごく真剣に家づくりをされた感じ。
 本当に真剣にいろいろなお話を聞かせていただけました。   とても感謝しています。


8月8日

 詳細見積りが届けられた。
 ガーーーーーーン!
 ものすごい予算オーバー。
 確かに、概算見積りのときより総坪数増えちゃったし(約34坪→約38坪)
 屋根もかけ方変わっちゃったし
 オーバーしないほうがおかしいんだけど。。

 和室もビニールクロス仕上げでいいとか、随分妥協もしたつもりなのに、
 思い切り予算オーバー。

    1坪の風呂と、1階の廊下〜リビング床の無垢材仕上げは
    夫が譲らなかったんだよね〜。

 柱1本ずつとかの明細もちゃんと付いていて、柱1本ずつとか、クロス1平米ずつの値は
 大したことないんだけど、ぜ〜んぶ合計すると、もうガーーーン!って感じ。

 よく言われる「坪単価」っていう言い方をしたら、坪〇〇万の豪邸だわ。

 ここまで来て、内心思ってしまうのは
 総予算に限りってものがある私たちには
 FPの家って、外枠にお金がかかりすぎちゃって
 住みやすさや心地よさを実現するための内装には、工夫をこらすことができない。
      「もう、全部最低仕上げでやってください」って感じ。

      ほんとは、妻は、天井は木ではった家に住みたいんです。
         ぜーんぶ木・・・では、山小屋じゃないし、しつこい気がするけど
      壁も天井もべたっとビニールクロスをはるのは、とても味気ない。
      たとえ!合板でも、木調の雰囲気って、気持ちが和むと思うんだけどナ。

      夫は、まるっきり こだわってないのが、それがまたちょっと腹立たしい。
      「壁は、腰の高さくらいまで木をはって、その上はクロスでもいいなぁ」って
      お茶を濁して言うくらい。      

 もしかして、分不相応な家を建てようとしているのかも、私たち。
 正直なところ、
 「普通の家をきちんと建ててもらえさえすれば、風通しやそこそこの気密性は実現できるわけで
 内装にお金を回して、毎日気持ちよく暮らすっていう選択肢もあるんしゃないか?」というのも
 頭を一瞬よぎる。

 でも、やっぱりFPの家がいいんですよね。
 本体が長持ちするのが大前提で、そのために、FPの家を選んだのだから。

    「内装は後でやり直せるものだから、安く作って、子どもが大きくなって汚さなくなったら やり直す」
    って話も聞くことあるけど、住み始めちゃったら、結局なかなかできないんじゃないかな?って気もします。>妻

 というのは、まあ置いといて。

 いろいろ渡されたのが、キッチンや風呂の各カタログ。
 ショールームなるものに行って、現物を見て検討して、品番等を私たちが決めてくるんだって!
 で、それを建設会社からメーカーに発注して仕入れてもらって、それを据えつけてもらうことになる。

 どんな設備を入れるかで、総費用は随分変わるそうで
 特にシステムキッチンは予算が大きく動く要素の1つのよう。
 キッチン台そのもの以外に収納関係も併せて揃えていくと、調和感はあるけど
 半端じゃない値段になっていくようだ。

 外壁材や屋根材もショールームで見てこないといけない。


8月19日

 妻が子供たちを連れて実家に1週間帰省している間に、
 夫はせっせとショールーム巡りをしていてくれた。
        (ショールームは、夏の間は8時、9時までやっているところもあるとのこと)

 その成果をもとに、照明、キッチン、風呂、内装材、外装材と見るもの豊富な松下電工の
 ショールームへ行ってみた。

 キッチンは、クラスが違うと引き出しを開けるタッチまで違う。
 引き出し式で床ぎりぎりまで使えるタイプがあったり、
 頭の上の収納の中にラックをつけて、ラックだけぐいっと目の前まで落としてこれるものがあったり、
 見るもの豊富。

 お風呂も、やっぱり0.75坪では狭いかな〜と実感。(今のマンションがそうなんですけどね)
 湯船が狭くて、「足をのばせない」と、夫は不満。 

 あと、お風呂の床が随分進歩していて、とても水切れがよくなっているみたい。

 一番の収穫はサイディング。外壁の仕上げにイメージが全くなかったのが
 実物をいろいろ見たところ、限りなく無地?に近いものもあったりして
 無地タイプで ラインとなって出てくる つなぎ目を上手く活かすと、
 存在を主張し過ぎず、かといって無愛想でもなく
 妻好みの「違和感のない外壁」が実現できそう。
 
 価格は高くなるが、セラミック加工のものだと30年!は塗り直しなどのメンテナンスが不要だって。
                      ほんとかな?・・と一瞬疑ったりもしてしまったよ。(^^;)
 そんなに耐久性があるなら、使うだけの価値のあるものなのかもしれない。

 夫は、もともと、耐火性・耐久性で、「外壁はサイディングが一番!」って言ってたし。


(番外編・住宅展示場巡り)

 あまりたくさんのメーカーを回らないうちにFPの家に絞りをかけてしまった私たちは
 とにかく「家」体験が少ない。
 いろんなアイデアをもらおうと、横浜・平沼橋の住宅展示場も、この日回ってみました。
  
 最大の収穫は、夫が、妻主張の「木の天井」に、「結構いいなぁ」って
 とても関心を持ってくれたこと。

 輸入住宅のスウェーデン・ハウスで、床のほかに、天井もパイン材をはっている部屋が
 あったんです。(壁は、ビニールクロス)
 「落ち着くじゃん、これ〜」だって。よかった、よかった。

 壁も天井もビニールクロスでも、壁から天井に下がる角に回り縁だけでも木でつけると
 ぐっと雰囲気が落ち着く気がしました。

       スウェーデンハウスは、木製三重ガラス窓が素敵です。
       三重ガラスの防音効果もかなり高いみたいです。
            といっても、まるっきり外の音が聞こえないってわけではないようですが。

 三栄ハウスという、木造軸組工法で外断熱をやっている工務店のパンフレットにあった
 「壁と天井をはらない家」というのも興味深かったです。
 「あえて余分な工事はしない」ということで、天井も、配線もむき出しのまま。
 写真で見る限りは、自然でいい感じです。
       でも、「石膏ボードで仕切ってないということは、もし火事が起きたら
       いっぺんに火の手が回るんじゃないか」と、夫は言います。
           (3階建ての家は石膏ボードをはることが義務づけられているようです)
           (でも、現実には、木を全部燃やしていくのは、すごく時間がかかるみたいで
            石膏ボードはこだわらなくてもいいみたい?) 
       だけど、何だかおかしいなぁ。
       実は妻の実家は百ウン十年前の建築で、当然天井・梁全部むきだしの
       家でした。
       木調の家に住むためには、石膏ボードをはって、その上からまた木をはる・・・って
       変なのぉーーーー。
 それと、この三栄ハウスは、集成材を使いません。
 大黒柱という位置づけもあって、「大黒柱は、製材工場に行って、御自分で選んでいただきます」
 とのこと。こだわって木造軸組をやっているんだなって思いました。
       集成材を使わないという選択には、
       「建築後の木の収縮を考えているのか」という批判もあるそうですが。

   
 (今日の総括)

 住宅展示場を回ったとき、幾つかのところで金額的なことも少し聞いたけど
 やっぱり、なんだかんだで(自分たち好みの仕様にしたら)、どこも結局高くなるみたい。

 結論。
 「春日建設のFPの家は決して安くはないけれど、価値ある中身を考えれば、相応と言える。
 ただ、内装や設備面で お金をかけずに 居心地のいい住まいを作ってもらうには
 自分たちで勉強して、研究して、こちらからどんどんアイデアを考える必要があるんだな」と。

       ※同じFPの家でも、地域によって、使う部材によって、工務店によって
       施主の好みによって、結果的に値段の差はいろいいろあるようです。 


8月24日

 新宿西口でショールーム巡り。
 家の中にどんな設備を入れるかで、総額に大きな影響が出てくるし
 いずれにしろ、家づくりとなれば、早々に決めなければいけないものだから。
       私たちが建ててもらう建設会社の場合だと、メーカーの制約はないようですが
       建設会社、ハウスメーカーによっては、特別に提携しているところがあったりするのか?
       「この中から選んでください」と、あらかじめ選択肢を提示される場合もあるみたいです。 
 
 まずは、新宿エルタワー(小田急ハルク近く)に入っているINAXとTOTO。(なんと同じビル!)
     どちらも、エルタワーの地下駐車場に入れると、駐車券の補助がもらえるそうだ。
 混んでいる週末に積算などしてもらう場合は、予約しておくほうがいいそうだが
 まだ、我が家はそういう段階ではないので、あれこれふらふらと見て歩く。

 お風呂は、やっぱり0.75坪は狭いな〜という印象。今住んでるマンションの0.75坪よりもっと狭く
 感じてしまうのは、隣に1坪タイプが置いてあるからだろうか。

 INAXでは、セラミックの外壁材の実演もやっていいた。
 セラミックの外壁は、雨が降っても、それが水玉に残らず、水はけがいい?
 また、窓枠に使われるゴムのところからしみ出てくる脂(という表現でいいのかな?)も、
 セラミックの外壁なら、壁にしみ込まずに流れていく、と。

 それと、INAXではパンフレット一式をもらう際、わざわざ付箋をつけて
 タンク一体型のトイレ(便器の後ろのタンクスペースがなくていい)を勧められた。
 従来品より15cmも省スペースになっているそうだ。

         TOTOに同じコンセプトの商品があるかどうかも、調べてみよう。
 次に、
 新宿駅南口から都庁に向かう通りに。
 サンウェーブ、ヤマハ(住宅関係もやっているんですね)、ナス、タカラのショールームが
 並んでいた。
   (クリナップも同じ通りをまっすぐ行ったところにあったみたいだけど、もう子供の足が
   限界でした。) 
 
 ヤマハはキッチンを主に見たんだけど、色使いが独特な気がした。あと、木製ドア多数あり。

 タカラは、ホーロー製ということで、ほかのキッチン関係と大きく違う気がして注目!
 把手が七宝製・・っていうのは、あまり興味ないんだけど、扉がすべてホーローというのは
 とても心ひかれる。
 割れやすい・傷つきやすい・・というイメージのあるホーローだけど、
 「高品位ホーロー」というのは、極めて性能が高いよう。
 汚れが、これまた実演があったんだけど 本当にさっと拭くだけで落ちていく。
 キッチン回りも、タイルだと目地の汚れが気になるかもしれないけど、
 ホーローで仕上げるって、良いような気がするなぁ。 
      ホーローのデメリットを調べるのを今後の課題としておこう。
 あと、タカラのショールームでは、キッチンの後側にある食器棚がスライドできるようになっていて
 「一体何センチあければ、使い勝手がよいか」という実験を自分でできるようになっていた。
 流し台上の収納も、長さの違う吊り棚が吊ってあって、
 流し台トップから何センチ上が使いやすいか、床から何センチか、メジャーでひと目で分かるように
 なっていた。これは有り難い。

 とにかく、どこでもありとあらゆるパンフレットをもらってしまったため
 家には膨大なパンフレットの山ができてしまった。
 この量、本当に検討できるんだろうか??? 

      あと、ちょっと感激したタカラのショールームの話。
      写真満載の豪華カタログをどこのメーカーも何冊も!くれます。
      ところが。ナスのカタログの入った袋をぶら下げて入った私たちに
      タカラのショールームのお姉さんは「袋はそちらと御一緒でよろしいですか?」とおっしゃった。
      ちょっと すごくない? 自分のところのカタログを他社の袋に入れさせるの?
      でも、シブチンの妻には、この感性がばっちり訴えてきました。
      「こういう細かいお金を節約するメーカーは いい仕事をしているに違いない」って。
                 (って、ちょっと言い過ぎかな。)
 

9月8日

 ショールーム巡りと、銀行との話と、この間、並行して進めてきました。

 春日建設の詳細見積りによる予算オーバーを克服するには
    1)もっと安く建ててくれるところを探す
    2)坪数を減らす
    3)もっとたくさん銀行から借りる
           ・・・・・と、いろいろ方法はあるわけですが
 
 なんにしても「FPの家がいい」夫には、ほかのメーカー、工法という選択肢はないし
 リビングの隅に畳コーナーっていう間取りがすっかり気に入った 妻は、坪数を減らしたくない。

 となれば、もう、方法は 3)しかないわけです。

 銀行に当初予算を上回る額で融資のお伺いをしたところ、
 この度、何とかオーケーをもらうことができました。
       (借りたら、返さなきゃいけないんですけど、ね。)

 夫の希望で、「ならば、このままFPの家でどんどん話を進めていきたい」ということで
 春日建設に電話。
 「銀行融資のめどもつきそうなきで、話を進めたい」と。

       我が家が融資を打診した〇銀行の場合、
       手付けは建設会社の支払について
       手付け・中間金・最終決済一括で貸し付け
       その都度、その口座から下ろせる金額に限度を設けることによって
       つなぎ融資などを受けずに済むようにしているとのことでした。
       
 今日は、休日を利用して、タカラと松下電工のショールームで見積りのお願いをしてくる。

 タカラは、高品位ホーローの掃除のしやすさに惹かれて。
            (袋1枚ケチッた精神にひかれたわけでは決してない。。)
 新宿に行かずに、近所に見つけていたショールームで見積り依頼。
 食器洗浄機、IHクッキングヒーターを組み込む形で。
   タカラで組み込めるIHクッキングヒーターは、三菱と松下電工。
   三菱はダイヤル式で、松下はボタンをプッシュするやり方。
   魚焼きが、三菱は片面焼きだが水が不要なタイプ。松下は水を使う両面焼き。
   とりあえず、三菱で見積りをお願いした。

    実は食器洗浄機にも、いろいろな性能・タイプがあるらしいので、この選択ができなかったのは残念かも?

 松下のショールームは、新宿は予約制で、今日になってから電話したら(日曜で余計に混んでいた)
     (新宿のショールームは、その後汐留に引っ越してます。)
 「4時になります」とのこと。横浜のショールームは「お待ちいただくかもしれませんが
 予約制はとっておりません」ということで、横浜へ。
 引き出しが引く感じがスムーズで、かつ床面ぎりぎりまで収納のあるモデルで見積りをお願いする。

 また、キッチンやお風呂などは、いわゆる「定価」と、建設会社への納入価格は違うそうで
 見積りは自宅に送ってもらうのと、春日建設にも郵送してもらうよう依頼してきた。

 名前だけは知っていた キッチンハウスのシステムキッチキンにも興味あったけど、さすがに疲れてきたので、
 インターネットで資料請求することに。

      ショールームはとにかく疲れる〜
      それぞれの商品の違いや特性を次々に説明されるので、頭をとっても使わなければ
      いけないから。

      家を建てた友人たちが、「だんだん、あれこれ決めるのが面倒くさくなってきて、最後は
      投げやりになっちゃうよ」と言っていたのが、ちょっと分かりかけてきた? 

 ※移動の途中、環7と目黒通りが交差する近くに、サントリーの家具のショールームを発見。
  「山崎」をはじめとした、ウィスキー造りの樽で作った家具に興味があって、チラシをもらってきた。
  食卓だけなら、数万から10万ちょっとくらいで手が届きそうだけど、椅子を家族分そろえるのが高くつきそう。
  安いものでも1脚2万強。高いものは、3万、4万・・・。 


9月9日

 途中、少し気持ちが揺らいだりしたものの、 (なんてったって、予算を大幅オーバーというのが痛かった。。。)
 FPの家を春日建設で建ててもらうのが、やはり我が家の家づくりにはベストな選択・・と改めて決心して
 いよいよ、建築確認申請のために、間取り、窓、外壁、屋根等について春日建設の打ち合わせ。

          細かな中の造作や仕様、グレードは、追って相談。
          ただし、1階和室だけは、クロスを使ったりする簡単和室仕上げではなく
          塗り壁、板ばり風の天井の本格和室?にすることに決定。

 まず、玄関を少し狭めて、庭を広くする。後々、軽自動車程度ならもう1台止めることもできるようにしたい。

 屋根の形状を変更。
 斜めに特別にカットしてもらうFPパネルが増えると割高になるようなので、
 屋根のかけ方でコストダウンを少し!図る。 

 基礎パッキンをステンレス製の使用を検討してもらえるようお願いする。
      春日建設では、ゴム製のものしか使っていないので、厚さがゴム製のものより薄いという点と
      「汗をかかないか」という点で、検討が必要とのこと。値段はステンレス製のほうが高くなりそう。

 給湯は慣れ親しんだガスを考えていたけど、やっぱり「エコキュート」に。
      深夜電力で、家の外に置く大きな魔法瓶にお湯をわかしてためておく。
      電熱線でなく、エアコンのようにヒートポンプで温めているのが特徴。
      空気中の(地球の)熱をとってきて、その熱をお湯の中に捨てる?仕組みで
      より消費するエネルギーが少ない・・・っていうのが、ちょっと地球に優しい気がしたもので。
      キッチンもIHクッキングヒーターにするつもりだし、
      ガスはひかない、オール電化の家になります。
      
 外壁材は、ジョリパットと、シンプルなサイディングと、とても迷うところ。
 単色で仕上げるなら帯板などをはって、アクセントをつけることも勧められる。

 春日建設のほうでは、建築確認申請に向けての図面作成に入ることになる。
 こちらも、早急に、いろんなものを見て、考えて、決めていかなきゃいけない。

 で、もう一度詳細見積りを出してもらって、いよいよ「契約」になる運び。

      ただし、うわさによれば
      建築確認に伴うものはともかく、内装などについては、春日建設は初めの契約時から変更があっても
      発注前は、差額精算でやってくれるとのこと。
      工務店によっては、マイナスの変更はそのまま返金なし、増額分は実費にて変更可能というところも
      あるとのこと。
      ハウスメーカーなどは、契約時以降の仕様変更は、かなり嫌がられるみたいな話も聞きましたが
      あくまで伝聞です。

 内装についてのアイデアも、こちらからいろいろ言いました。
 結局、建てるのは私たち。「私たち自身が、自分たちの暮らし方を考えていかなきゃいけないのよね」
 と、当たり前のことを、今更実感。

      ただね、いわゆる「注文住宅」じゃないですかぁ。
      春日建設の社長さん、あんまり安っぽいものは建てたくないみたいなんですよね。
      何かを考えるとき、妻の頭にまず浮かぶのは お金のことだったりするわけで
      例えばサイディングも、「これ一色でいいですよ」って思うんだけど
      「それじゃ、あまりに淋しいでしょう」って。
      まあトータルバランスを考えてアドバイスしてくれているのだと思いますが。


9月17日

 もう、これ以上、外枠や間取りについての大きな変更はあり得ないので
 実は、春日建設と正式な契約もしてないんですが
 「時間のかかる作業から先に」っていうことで、建築確認申請を出してもらう。

 同時に、古い家の解体に先駆けて、夫が春日建設の社長さんと御近所への挨拶回りをした。
 敷地の前は決して広くない道なので、工事中何かと御不便をおかけすると思われ、
 同じ道路を使うお宅にはひと通り菓子折りを持参。
 これから御近所づきあいをする方々でもあり、応対される一言一言に緊張します。

     「工事中、何かと御迷惑をおかけしますが・・」というこちらの挨拶に
     「いやぁ、こういうのはお互いさまですから」とおっしゃってくれる家もあれば
     「うちは留守が多いから、いろいろ気をつけてくださいね」というお宅があったり
             (隣接地なもので、うちの建物に傷つけてくれるなという趣旨?)
     「狭い道だから、通れなくなるときは、張り紙しておいて」という具体的な要望まで出たり
     春日建設の社長さんも、これから工事期間を通じての注意事項を頭の中にメモしている様子?

 21軒回る予定が、5軒は不在。
 不在のお宅は、我が家でも後で挨拶に行くが、解体の下見のときに、春日建設のほうからも挨拶して
 くれるとのこと。 

 また、今後の予定としては
 今週末にも解体を始めて
 細かなことは、解体→地盤調査→・・・となる過程で
 並行して詰めていくことになりました。 
     それにしても・・・まだ春日建設と「請負契約」してないんだけどいいのかなぁ?
     メーカーで建ててもらうときには、初めに細かな仕様まで全部決めて請負契約なのかしら?
     これは、春日建設ならでは? 

 春日建設のほうで「いつごろまでに、何を決める」とういスケジュール表を作ってくれるそうです。
 まずは、断熱のFPパネルの大きさを決めて発注する必要があるので
                    ↑外壁の窓を除いた部分に入るため。
 窓の仕様と大きさを決めてほしいとのこと。


9月28日

 ついに本日、契約しました。
      既に建築確認申請を提出し、解体工事は始まり・・・等々していたのに
      契約書の調印は、なぜかまだだったんです。。
      というか、仕様のあれこれを決めきれていなかったので、
      はっきりした費用の見積りができないからなんですが。
      未だに流動的な部分は多々ありますが
      一応「このくらいの仕様で」という適当な線で見積もってもらい
      その金額で契約をしました。
      仕様変更で増額になる分はもちろん追加代金となりますが
      安い仕様に変更しても、その分はきちんと減額してくれるそうなんで
      このへんは、小回りのきく建設会社でよかったーというところです。

      でも、「とりあえず、こんな感じで契約をしちゃって、細かいところは
      後で精算しましょう」というのは、実は非常にアブナイ話になることも
      あるみたいです。 「こんなつもりじゃなかったのに〜」とか。
      これは、もう信頼関係なんですが、別に建築だけじゃなく、本当は、
      「判を押すときは、すべてきちんと文書で確認してから」が基本なんですけどね。      

 続いて、窓について。
 窓の大きさと、位置、材質などを決めました。

 今後、配管の工事と、発注の都合上、キッチン、風呂、トイレ、柱のたぐいは
 早急に仕様を決めてほしいとのこと。
 また、棟上げをしたらすぐに作業をする屋根材や、外壁材、玄関ドアについても
 順次決めていく必要あり。
 
      ・・・・・ということで、
      今後の進み具合は、別項目の工事日記のほうに書きます。
      また、細かな仕様については、仕様のページを作ります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 (追記)

・見積書の不思議

  「杉4.5寸柱〇本  1本〇.〇万×△本     キッチン〇〇社 △シリーズ 〇〇万・・」と
  1つずつの値段が細かく出ている詳細見積書ですが
  これだと春日建設の図面作成や、現場監理の費用、もろもろのコーディネートの費用の項目もなく
  一見、建設会社は ただ働きのように見えてしまいます。 (そんなことあるわけないって。。)

  これって、見積書の詳細な項目の1つずつに 仕入れ?と 私たちへの供給の間に
  春日建設が取り仕切ることによる上乗せ分があって、そこで建設会社の利益が出るようになっているらしい。

         こういう世界に馴染みのない私には、何とも不思議な商習慣です。
         全部原価で計算されて、+春日建設コーディネート料っていうほうが、分かりやすいなぁ・・・
         っていうのは、素人考えなんでしょうが。

  春日建設では、項目ごとに上乗せ分の割合が違うのかどうか、分かりませんが
         さすがに、確認するのは失礼な気がして、聞いてません。。
  ほかの建設会社やメーカーによっては、
  上乗せ分を「一律□%」というふうに決めているところもあるような話を聞いたことあります。


・「仕切り価格」の不思議 
 
  これまた、よく分からない話なんですが
  例えばキッチンや風呂、洗面所、ドアといったものは、
  それぞれのメーカーを施主が訪ね、「これがいいなあ」とプランを決め
  「こういうプランで見積書を作って、自宅(施主の自分のところ)と建設会社、両方に送ってください」
  というふうにしてくるみたい。

  そうすると、メーカーから建設会社のほうには、
  カタログ掲載とは違う値段の「実際はこの価格で取引しましょう」という仕切り価格による見積書が
  届くようです。   =卸値という理解でいいのかしら?

  そして、建設会社から施主のほうに、詳細見積りで
  建設会社で仕切り価格に自分のところのもうけ分をプラスアルファした価格を 
  定価〇〇のところ、あなたは幾らで設備に組み込めますという数字が入ってくる。
    
  で、複数のメーカーなどを現実に施主が入れてもらえる価格を前提に比較参考して
  「では、このメーカーの このシリーズをこういう仕様でお願いします」と建設会社に伝えると
  建設会社のほうからメーカーに発注をかけ、納入された品を据えつけてもらえることになります。

  各メーカーのカタログには、もちろん定価が載っていますが、
  詳細見積りで計算される金額は全く別物。メーカーや、力を入れている品によって随分違います。
  定価が高くても、仕切り価格がものすごく安いものもあれば
  定価は安くても、あまり割引感のないものもあります。

  家づくりにおける仕様・設備のあれこれは、
  家を造るための部品を、施主が決めて、建設会社に(業者価格で)取り寄せてもらって
  それを幾らか割り増しして取り付けてもらう・・・という理解を私はしました。

  また、中には「施主支給」といって、施主がみずから購入してきて
  自分で取り付ける道もあるらしいです。
       建設会社によっては、嫌がる会社や、嫌がるパーツもあるかもしれませんが。
  
  例えば我が家の場合は、照明に凝るつもりはないので
  「電化製品の安売り店で安い品を買ってきて、『施主支給』こしようか」とも思いますが
  建設会社から発注してもらえば、大手メーカーのものも安く手に入る可能性もあるところで
  「じゃあ、商品性能と価格のバランスでどちらが得か?」となると、実に悩ましいところです。