HALよ来い!

 あいかわらず咳は止まりませんでしたが、心配していた心臓病の兆候は何も出ませんでした。Hill’sのh/dはほとんどダイエットフードみたいで、丸刈りから伸びつつあった毛がみるみるバザバサになってしまいました。体重もどんどん落ちていきましたがその割にいつもと変わらずとっても元気でした。10/24には相模湖ピクニックランドにシープドッグショーを見に行き、ドッグランでは沢山のボーダーの子たちとガンガンに走り回って結構ハラハラしましたが、HALはいつにも増して元気一杯で心臓病の兆候なんてゼンゼン感じられませんでした。バロンママさん&バロン君、メイちゃんベルちゃんをはじめネットのお友達も沢山来ていて楽しいお話もできました。11/6はボースケ、プースケを連れて、クリままさんの応援を兼ねてJFAのファイナルの見学に行きました。お天気はあまり良くなく、思ったほど沢山WAN子も来ていませんでしたが、HALのお姉ちゃんのミクちゃんやLOVE2のレナさんなど遠くのお友達にも会えました。レナさんはHALを一目見るなり「どっか悪いの?」と言い、何でって聞いたら、「見るからに具合が悪そうだ。」と言いました。HALのことをいろいろ説明すると、「その獣医さんが必ずしも正しいとは限らないから、もっといろいろな意見も聞いた方が良いヨ。」と言ってくれました。友人には獣医さん並にWAN子のことに詳しい人もいないので、結局次の日に違う獣医さんに行って見ることにしました。そこは馬事公苑の側の新しい綺麗な病院でした。エアデールを飼っていて、公園でも良く見かける先生でしたし、公園仲間も結構行っている割と評判の良い病院でした。日大出の先生なんで何かあったら日大動物病院を紹介してくれるというところに強くひかれて行きました。僕よりもずっと若い先生でしたがこちらの話を良く聞いてくれて感じの良い先生でした。レントゲンを撮ってもらいドキドキしながら説明を聞きました。
「確かに心臓は大きいけれど、それがすぐに病気のせいとは限らない。馬でもサラブレッドなどは走る事に特化しているので心肺機能が他の馬に比べて優れており、心臓も大きい。これはそういう機能の優れた馬同士で交配していく間に出来てきた特徴で、血統による特性だ。ボーダーも使役犬で、1日中走り回って羊を集められる優れた犬同士を交配させ出来てきた犬種なので、血統で心臓が大きいことも充分考えられる。この病院ではボーダーのレントゲンを撮ったのは初めてだし、ボーダーの臨床データはほとんど無いので何とも言えないが、もし心配なら大学病院で精密検査をしてみれば心臓の機能に異常があるかどうかはっきりする。咳については原因は分からないが、気管支の周辺を圧迫しても咳が出ないところを見ると、心臓の周囲の血管が膨らんで気管支を圧迫しそれが原因で咳が出ている可能性は少ないと思う。」
とのことでした。いろいろ迷いましたが、こんな時少しでも希望のあることを言ってくれる先生を信じるのが人情ってもんじゃありませんか。結局、大学病院で精密検査をしてもらうことにして、薬も止めてフードも元に戻しました。まだまだ半信半疑でしたが少しだけ希望が出てきました。

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