「あれ、快斗に似合いそう………」 「そう?」 「うん。絶対」 「じゃあ、着てみようかな?」 新一がガラス越しにマネキンが着ているコートを指差して、快斗に嬉しそうに微笑んでいる。快斗は自分に似合うと新一が言ってくれること自体が嬉しかった。なぜなら、その洋服を見た時快斗を思い出すということだから。快斗のことを考えてくれるということだから。今回はコートだが、それを着た快斗を想像してくれたとう証拠だ。 二人は店の扉を潜った。 中は空間に余裕があり、十分二人並んで見ることができるつくりだ。静かな店内には耳に心地いいくいらいの音楽が聞こえる。 「いらっしゃいませ」 奧から店員がやってきて声をかける。 「ディスプレイされているコートなんですけど」 「ああ。こちらです。色違いもありますよ」 店員は二人を誘導して店の奧に連れていく。そして、コート類、丈の長いものが下がっている棚に近付いてハンガーを取り出してこれですよね?と二人に見せた。 「ええ」 「色目はブラック、グレー、茶色、白です。よろしかたら、羽織ってみて下さいね」 「はい」 店員はごゆっくりと会釈して二人の前から退く。押しつけがましくない、でも確かに心使いがある対応に気持ちが穏やかになる。洋服など見るとき付いて回られると、見張られているみたいで嫌になる。必用な時は声をかけるから、放って置いて欲しいと思うことが多い。だから、揺るやかな空間で楽しく見ることができる店は貴重だ。 その点、この店はこれから来てもいいかもしれないと思わせる。 「快斗、どの色がいい?」 「そうだね………ディスプレイされていたのが黒だったから、それにしてみようかと思ったけど、白もいいかも」 新一は黒と白のハンガーをそれぞれの手にもって首を傾げながら考える。 「う〜ん、どっちも似合うと思うけど。どうせなら、両方着てみてたら?」 「そうしようか」 「じゃあ、はい」 新一はまず先に黒のコートをハンガーから外して快斗に渡す。快斗はそのうちに荷物を置いて自分の上着を脱ぐ。脱いだ上着を新一が受け取り代わりにコートを差し出す。渡されたコートを手に取り袖を通し、身体にあうようにして襟を直して………。 「どう?」 新一に快斗は聞いた。 「………うん。格好いい」 満足そうに笑みを浮かべる新一が、とても可愛い。 それに、似合うではなく格好いいと言ってくれるのが、これまた嬉しくて快斗の機嫌を上げていた。 「どうぞ」 そんな二人の空気を読んでいたのか、店員が可動式の全身が映る鏡を押して側に置く。 「ありがとうございます」 新一は軽く頭を下げて微笑んだ。それに店員も穏やかに会釈して返すと勧めることもせず去っていった。 そう、二人の邪魔はしない。それが店員の配慮である。 快斗は鏡に映った姿を見つめる。サイズはちょうどいいようだ。袖丈も身丈も身体にフィットしている。ロングコートなのだが重く感じない軽い素材のようで、決して厚くないのに暖かい………。 「シルエットがいいなあ………」 快斗がそんなことを考えていると新一は快斗の全身を隈無く見て回り、感心したように呟く。 「背が高くて肩幅がないとこういうコート似合わないもんな」 少し羨望を込めて、でも大部分は賛美して新一は瞳をきらきらさせて快斗を見上げた。 (随分嬉しいこと言ってくれるなあ………) そんな言葉を言ってもらって快斗が嬉しくない訳がない。だから、くすりと微笑みながら新一に自分の気持ちを返した。 「じゃあ、新一の趣味がいいんだね。俺に似合うって一目でわかったんだから」 「趣味っていうか、だって、それくらいわかるだろ?一緒にいる時間が長いんだから快斗の趣味だって似合うものだってわかる」 「そうだね。お互いわかるよね。俺だって新一に似合うものはわかるよ?」 それはそれは嬉しそうな笑顔を浮かべて快斗は同意した。それに新一は瞳を和らげて「こっちも着るんだろ?」と白の色違いを差し出した。 「ありがとう」 快斗は受け取って、今度はその白色を着てみる。 純白ではなく、少し生成がかった暖かい色は店内の照明に微妙に反射していた。 「………」 「………どうしたの?」 無言で見上げる新一の視線を不思議に思いながら快斗は首を傾げる。 「似合わない?」 新一は小さく首をふって否定する。 「違う。………似合い過ぎだ、馬鹿」 つまり、新一は快斗に見とれてくれたらしい………。 その事実に行き着いた快斗は歓喜が沸き上がってくる。 「お前、本当に白が似合うよな………。黒だって何だって似合うけど、白が似合う人間なんてそんなにいないぞ?」 自身が極上に似合うというのに新一はそう言って快斗を誉めた。 KIDの時も服装はどうかと思っても純白は似合うと思っていた新一である。だから、自然と言葉が出たのだが、その行為が快斗を喜ばせているなど想像もしなかった。 「………これにしようかな?ね、決めた」 快斗は長い裾を翻して、きっぱりと告げた。 もちろん新一に異存はなかった。 「すみません、これお願いします」 快斗は店員を呼んでコートを渡す。 「畏まりました。他にご用はございますか?」 「いいえ。まだ見て回りたいので包んでおいてもらえますか?」 「はい。では、ごゆるりとどうぞ」 一礼して店員は奧に下がり丁寧にたたんで包装する準備を始めた。それを目で追って、新一にあわせると快斗はにっこりと微笑んだ。 「じゃ、次は新一ね」 「………は?」 「いいから、いいから」 快斗は新一の不思議そうな顔を楽しそうに見ながら、彼の細い腕を取ると引っ張った。コートが置いてあったすぐ隣にジャケットやオーバー等並んでいる。冬物らしく暖かな素材のものや厚手のもの、色も白、黒、茶、グレーの定番以外はレンガ色やカーキ、オレンジ、芥子色など暖かな色合いが多い。 その内の何着かをてきぱきと見て、一つを手に取る。タグに目を走らせ、サイズや素材を確かめて新一にはい、と差し出した。 「え?………俺?」 「そう。着てみなよ」 自分の前に押し出された上着に新一は目を丸くして、次いで苦笑した。 先ほどの会話を思い出す。自分が快斗の好みや似合うものがわかると言ったら、『お互いわかるよね。俺だって新一に似合うものはわかるよ?』と彼は返したのだ。つまり、そういうことだった。 新一は軽く頷いて、今着ている上着を脱いだ。そして、快斗の手から受け取り袖を通す。サイズはぴったりだ。大きずぎず、小さすぎない。 ジャケット仕様のコートみたいなものだろうか?襟の部分に気持ちのいいファーが付いていて、一番上に飾りボタンがありジップアップになっている。色は暖かそうな焦げ茶。 「どう………?」 新一は首を傾げて快斗を伺い見る。 快斗はふむ、と思案げに顎に手を当てて新一の全身を見回す。 「一度ターンしてみて?」 言われるままに新一はくるりと回る。そうすれば、後ろ姿などわかるのだろうか?と思いつつ再び快斗の返事を待った。 (可愛いなあ………。俺の目に間違いなし!) 快斗は思う。そして、もちろん率直に答えた。 「とっても似合う。very goodって感じ?」 満足そうに見つめてくる快斗が大層嬉しそうで、新一は少し照れくさい。 「まあ、鏡見てみなよ」 新一を鏡の前に立たせて、快斗はほらねと肩に手を乗せ後ろから鏡に映る新一を見つめる。一方新一も鏡に映る快斗の顔に、そうか?と瞳で聞いた。 「気に入らない?」 「そんなことない。暖かそうだし、これから重宝しそうなのだと思う。色もいいし………」 焦げ茶とはいえ、綺麗な色である。深い艶のある色で、とても新一に似合っていた。 「じゃあ、気に入った?」 それに、こくりと新一は頷く。 快斗は新一の好みを知っているというより自身より似合うものがわかるのかもしれない。何より必用なもの、というかワードローブの中身を思考に入れて、服のチョイスまでしている。 「お前、俺よりわかってるかも………」 新一はしみじみと快斗に本心を告げた。 その信頼はありがたいことに、快斗が選んだもので間違いはないだろう、という認識を新一に植え付けていた。 「それは、嬉しい誉め言葉だね?」 快斗は瞳を和らげて新一を見つめると、光栄です、とまるでどこぞの怪盗のようにウインクした。そして、店員に「これもお願いします」と宣った。 「………え?快斗?」 当然新一は驚いて瞳を見開く。快斗を振り返って見上げる瞳は揺れていた。が、快斗は安心させるように新一に微笑すると首を傾げて瞳を覗き込んだ。 「俺に買わせて?」 「だって。何で………?」 「新一に、買いたいの。特別何ってないんだけど、俺がこれを着た新一が見たいなあって思ったから。駄目?」 「でも、快斗」 「俺の我が儘、聞いて?さっき聞いてくれるって言ったでしょ?」 「………こんなの我が儘って言わない」 新一は唇を尖らせて、抗議する。しかし、快斗からすればそんな表情は可愛いだけだった。だから内心ではその表情を堪能しつつ表面は普段の顔でお願いする。 「俺にとっては我が儘なの。どんな我が儘でもいいんでしょ?叶えて?………新一」 何かが違うとは思っても、快斗の願いを叶えたい新一は渋々頷いた。 だって、我が儘を聞きたいと言ったのは自分だ。どんな些細なことでも自分が快斗に与えられるなら嬉しい。その発想が己にはとんと及ばないものであってもだ………。 「ありがとう、新一。今度一緒に出かける時に着てね?」 「ああ………」 そう答えてくれる新一に快斗は楽しみだな、とその時に思いをはせて嬉しそうな笑顔を浮かべた。 「ありがとうございました」 そう背後で声を聞いて、二人は店を出た。 荷物も増えたので、快斗は先に買ったものと今買ったコートの包み、新一は快斗に渡されたコート・ジャケットの包みを持っていた。少々嵩張るがそれでも重いということはない。 買い物も終えて、そろそろ休憩も兼ねて珈琲ショップに行きたいところだ。 先ほどから地図に沿って歩いているから、もうすぐであることはわかっていた。あっているならほんの3分ほどで辿り着くはずだ。 きょろきょろと目印になる建物を確認して二人はあるビルの前に立った。 ビルの2階にある店が目的の珈琲ショップである。硝子張りの店内は外からでもその様子が伺えた。確かに、それらしい………。二人は顔を見合わせて手前にある階段を登っていった。 チリン。 扉を開けると、角に付いていた小さな鐘が可愛らしい音を立てた。 「いらっしゃいませ。お二人ですか?」 中から髭を蓄えた初老の人物が声をかけてきた。 「はい」 「お好きな席へどうぞ」 男が指し示す店内を見ると窓際の席がちょうど空いていたのでそこに二人は座ることにした。座ると同時にへえ、と店内を見回す。 落ち着いた空間で、静寂が満ちている。どこからかジャズの音色が聞こえてくる。お湯が沸いている音だけがそれに彩りを加えていて、余分な雑音がない。照明が絞られている店内に窓から差し込む光だけが柔らかく届き飴色のテーブルを照らしている。 ゆっくりと時間が過ぎるような、時間が止まっているような錯覚を覚える、場所。 肩の力が抜けるような気がして、二人は自然微笑んだ。 テーブル脇にメニューが置いてあるので広げてみると珈琲の種類が多数とオーレやアーモンドなどのアレンジ、紅茶が少し並んでいた。それ以外にもサイドメニューとしてサンドウィッチやケーキ等々。 「どうする?」 「………うん、ここのブレンドにする。初めて来た店ではそこのブレンドを飲んで味を見るんだ」 「そっか。俺はね、オーレでいいや。どうせミルクたっぷり入れるなら最初から入っていた方がいいし、美味しいものね」 「ケーキとかいいのか?好きだろ?」 新一は首を傾げながら快斗を伺った。 甘いものが大好きな快斗は大抵入った店のケーキを試してみる。写真にあるケーキは新一が知っているようなどれもシンプルなものばかりだ。 「俺も、じゃあショートケーキだな。ショートケーキでそこの味がわかるから。スポンジの滑らかさや柔らかさに生クリームの甘さと口当たり、苺の新鮮さ。シンプルだけでそれだけで、その店のランクがわかる」 嗜好品にはそれぞれのこだわりというものが確かに存在するものだ。互いは珈琲や紅茶という分野においてかなりの知識と好みがあると知っていたし、そのこだわりを信用している。 「ご注文は、いかがしましょうか?」 出迎えてくれた初老の男性が穏やかな笑みを浮かべて寄ってきた。店内にはそれ以外に人は見えないことから、この男性が店長らしかった。こじんまりした店だから全てを一人でできるのだろう。 「俺はブレンド」 「俺はオーレとショートケーキね」 「畏まりました」 一礼して店長は去った。 ぼんやりと、窓から下を覗けば道行く人々が小さく見える。 楽しげに会話しながら買い物帰りなのか荷物を持っている人。これから人と約束があるのか急ぎ足で歩いている人。家路に付く人。人々の様子から思いまでが伺えた。 「こうして見ると、やっぱり休日は人が多いな………」 「そうだね。………新一は平日休日関係なく警察から呼び出しが多いからなかなか出かけてくる機会がないだろうけど、いつもこんなものだよ。不況とはいうけど街に人は多い。まあ、ウインドウショッピングがかなりの比率を占めるから、買い物に結び付くとは限らないかな………」 「ふうん………」 新一は肘を付いて顎を乗せる。 (俺も、あんな風に見えたのかな?) 仲良さそう歩く友達やカップル達。笑顔でとても楽しそうだ。 本人達にそれほど自覚がなくても、第三者から見ればその顔で仕草で一目瞭然だ。 こうして買い物していることが、とても楽しい。 だから、きっと誰から見てもわかるだろう………。 窓の下に向けていた視線を新一は快斗に戻して真っ直ぐに見上げた。 「何?」 新一の視線とかち合った快斗は不思議そうに問いかけた。 「別に………何でもない」 「そうなの?」 「ああ。気にするな」 腑に落ちないけれど、快斗はそれ以上は追求しなかった。 (快斗と一緒だからだよなあ………) 新一はわかっていた。 一人で出かけても楽しくない。快斗と一緒だからこんなにも楽しい時間が、幸せな時間が過ごせるのだ。 「あ、新一、見てみて。2杯目から半額って書いてある………」 快斗が指差した先にあるのはメニューなどを置くスタンドで、珈琲のイラストと共に『珈琲2杯目からは半額です。ごゆっくり、どうぞ』と書かれていた。 長時間いられる場所を目指す、そこから決して回転率など考えない店主の思考が伺える。それを証明するようにソファが大層座り心地が良くて長時間座っていられるものなのだ。 こんな場所で本などを読んで過ごせたらいいだろうな………と思わせた。 正しく、新一や快斗向きの店である。 喧噪など、この店には存在しないかのような居心地。 誰にも注目もされず、個々の時間を楽しむことができる。 「本当だ………。こういうのって、いいな?」 「そうだね」 新一が瞳で微笑むので快斗も目を細めて同意した。 「美味しかったら、頼んでみようかな?」 「いいんじゃない?俺も挑戦してみようかな?」 「砂糖とミルクたっぷり入れてか?」 快斗の言葉に新一は突っ込む。 「そうだよ。俺にとっては美味しいからいいの」 「駄目なんて言っていないって。自分好みにすればいい。………俺は飲めないけどな」 快斗の味覚にあわせた珈琲は新一には飲めなかった。 甘すぎる珈琲は新一からすれば、「珈琲」ではなかった。あれは「珈琲牛乳」だ、と新一は常々思っている。 「どうぞ」 やがて、店長が銀色のトレーに香り高い珈琲を運んできた。新一の前にブレンド、快斗の前にオーレとショートケーキ。そして、二人で食べると踏んだのかショートケーキの皿には2本フォークが付いていた。 「ご注文は以上でよろしいですか?」 「はい」 店長は頷く二人に会釈して「ごゆっくりどうぞ」と言いおいて背中を向けた。 「いただきます」 「………ああ、いただきます」 一口すする珈琲の味は、割合濃い苦みがある。 酸味が少しで、後味に独特の香りと苦みが広がる。 「美味しい………」 新一はその琥珀の液体を目を細めて見つめた。湯気が立ち上がると同時に珈琲の香りが鼻腔を擽る。 「こっちも、美味しいよ」 快斗はショートケーキをフォークで一口大にして切り味わう。 口中に広がる柔らかな甘み、スポンジの滑らかさが溶けるようだ。 「新一も食べてみる?」 快斗はどう?と新一を見つめた。 「そうだな。もらう」 快斗が美味しいからと新一に勧めるのなら、味は保証されたようなものだった。 快斗は新一が取りやすいようにケーキの皿を彼の方にそっと押した。フォークは二つあるから、使われていないフォークで新一はケーキを小さく切る。そして固まりを口に入れて味わう。 「あ、美味しい」 「でしょう?」 新一が思わず漏らした言葉に快斗が笑みを浮かべた。 「あんまり甘くないな」 生クリームが美味しいのに甘くないのだ。 ケーキに関しては詳しくない新一だが、つまりは材料がいいのか、作り方がいいのか、新鮮なのか?と心中で考えた。しかし、結論が出る訳でもないのでその思考は放棄した。 知らなくても美味しいからいいか、と。 「………今度美味しいショートケーキ、作ってあげるよ。新一好みの甘すぎないやつ」 「本当に?」 「もちろん。約束するよ」 「楽しみにしてる」 にっこりと新一が無邪気に微笑むので、快斗は一瞬目を奪われた。 そして、これほど楽しみにしてもらえるなら、絶対美味しいケーキを作ろう心に決めた。 「帰りに、豆買おうかな?」 新一は再び珈琲をすすりながら、小首を傾げる。 「気に入ったの?」 「うん。美味しいから、帰ったらいれる。快斗もカフェオレにして飲むだろ?」 「喜んでご相伴に預かります」 ご機嫌で快斗は頷く。 新一がとても楽しそうで快斗としても嬉しい。 いいお店を見つけると、これから出かけても目当ての場所があると思うと出かけやすい。ゆっくり休憩する場所があれば、疲れやすい新一を誘いやすいのだ。 (美和さんに今度逢ったら、お礼を言わないといけないな。いい店教えてくれてありがとうって) 満面の笑顔の新一に快斗の顔もほころぶ。 快斗の中で、「いい人だなあ」と美和の評価も上がった。美和からすれば、棚からぼた餅の結果である。もちろん女性三人の魂胆など快斗も新一も知り得なかった。 1時間ほどその場でくつろぎ、帰途に付いたのは夕方になる頃だった。 寒くて厳しい気候であるが、彼らの心中はこれから過ごすお茶の時間を思って暖かかった。 一人だと寒いが、二人でなら暖かい。それは誰もが知る道理だろう。 |