1999年12月の欲望


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12/1

欲望充たされず。


12/2


『成沢大輔のゲーム仁義』(成沢大輔/双葉社/1300円)
『悪党の裔・上』(北方謙三/中公文庫/544円)
『悪党の裔・下』(北方謙三/中公文庫/466円)

『成沢大輔のゲーム仁義』は『週刊漫画アクション』の連載エッセイが基になった本。柴尾さんのホームページで見かけて購入した。最近はほとんどゲームをやらなくなったんだけど、ゲームについて熱く語っている本を読むのは好きなのです。
『悪党の裔』は北方南北朝もので、赤松円心が主人公の小説。主人公がどんな人物だかほとんど知らないので、読むのが楽しみである。


12/3

仕事の終了が遅かったため、家の近所で軽く飲む。立ち上がりが遅いとどの店に行くかというより、とにかく空いている店に行くって感じである。まあ、肉じゃががうまくてよかったけど。


12/4

映画
『梟の城』を観る。フジサンケイグループが関係している作品なので、やっぱ社会人としては観とかないとまずいでしょうというわけです(笑)。
内容はひとことで言っちゃえば忍者もの。ただ忍者をスーパーマン的に描くのではなく、現実の人間として捉えたストーリーになっている(若干の例外はあるけど)。オーソドックスな作りの中に、けっこうびっくりしてしまうようなポイントもあり、わりと楽しめた。個人的には、セットや美術のリアル感に感心させられましたね。

膳や惣家新宿3丁目店(居酒屋/新宿区新宿3-4-8-8F/03-3226-7661)で飲む。わりと早い立ち上がりだったので、頭悪い感じで酔っぱらう(笑)。その後、パセラ(カラオケボックス/新宿区歌舞伎町1-3-16/03-5291-8351)へ流れ、ザボン(ラーメン屋/新宿区歌舞伎町2-45-2/03-3200-8159)でネギラーメンを食べて終了。


12/5

国立競技場にラグビーを観に行く。早稲田v.s.明治のゲームである。ラグビーの早明戦ってほんっと〜にチケットが取れないんだけど、今回はタナボタのように入手できてしまったのである。今年は明治の調子が今一つで既に2敗してしまっているせいか、明治の学生の、チケットにかける熱意が低かったのかもしれない。スタンドにも若干空席が見られたし、後ろの席に座った人なんかはダフ屋から定価の半額で入手できたそうだ。
やや盛り上がりには欠けるといえそれでも久々の早明戦、下馬評では早稲田有利と出ているし、勝ちを期待して行ったわけですよ。先日の早慶戦は、負けちゃったけどいい感じだったからね。
だが、しかし・・・・・・・・・。10対27。いいとこなしの敗戦・・・・・。
はーーーーー。大学選手権ではがんばってほしいよ・・・。
なんかこのままじゃおさまらないんで、12/19の大学選手権1回戦にも行っちゃうかもしれない。

ビデオ
『ノッティングヒルの恋人』を観る。映画スターと一般人が恋に落ちちゃうという話である。こんなことあるわけねえだろと思いながらも、なかなかよくできている話でけっこう楽しめた。脇役がいい味出しているのも、アクセントになっていたような気がする。


12/6

欲望充たされず。


12/7

平五郎(洋食屋/港区虎ノ門1-17-9/03-3504-8516)でランチ。ロールキャベツを食べる。限定メニューでなかなか食べられなかったのだが、ようやく念願がかなった。さてお味の方は、これが絶品。ソースはブラウンソースで、深い味わい。キャベツは煮崩れする寸前くらいで留まっているという絶妙さ。内部の肉はミートローフ状で、きめ細かな感触。まじうまい。
もう、ほんとにおすすめですね、これは。


12/8

昼休みにポンキッキーズの番組収録があり、ポニーキャニオンの社員30名ほどで『でたらめな歌』を踊る。この私も頭の悪さを全面に出して踊りましたよ(笑)。
オンエアは10日の16:00です。

さくまあきらさんの出版記念パーティー(at:センチュリーハイアット)に行く。幅広い仕事をなさってきた方だけに、招待客もサザンオールスターズの関口和之さん、漫画家のいしかわじゅんさん、夏目房之介さん、ドラクエの堀井雄二さんなどなどバラエティ豊かである。こういったパーティーのスピーチは退屈なものが多いのだが、興味深い話が多く楽しめた。
続けてエルタワーのワインバーで行なわれた二次会ヘ行き、よりディープな話で盛り上がった。


12/9

CD
『ニヒリズム』(及川光博/TOCT-24282)
『Bonnie's Kitchen #1』(Bonnie Pink/PCCA-01402)

『ニヒリズム』は及川光博のベスト盤。ミッチーファンならずとも、必携のアイテムでしょう(笑)。
『Bonnie's Kitchen #1』はBonnie Pinkのベスト盤。通して聴くと、あらためて彼女の才能を感じる。


12/10

有休取って大阪へ行く。久々の大阪である。着くなり梅田へ行き、日々一献で飲む。鰻の骨を揚げたのがメニューにあり、ちょっとうれしかった。けっこう好きなんだけど、これ、「単価が安い割には油が汚れる」というんで、メニューから落ちがちなんですよ。パリパリかじってカルシウムを補給しつつ、酒をがんがん飲む。いや、ほんとに飲んだね〜(笑)。


12/11

ランチは天狗で串かつ。やっぱ大阪来たら、ジャンジャン横丁でソース二度づけ禁止の串かつでしょう。もちろんビール付きで(笑)。ぼく的には八重勝のほうが好みなんだけど、天狗は並ばなくてもよかったので、まあいいかと。
大阪テイストを味わった後は、パートナーズでカラオケ。またまた『A・RA・SHI』。着々と上達しているのが自分でもわかるよ(笑)。初挑戦の『SECOND COMING』はダメダメだったけど。
友人が歌ったaikoの『カブトムシ』、ともさかりえの『カプチーノ』に感心させられる。『カプチーノ』はやっぱ名曲だと思ったね。
その後、飲み会だったんだけど、もうこれが最高(笑)。おもしろすぎ&みだれすぎ(笑)。石田靖ばりのつっこみを、連発せずにはいられませんでした(笑)。


12/12

ナンバを歩いていたら風月(大阪で2番目に好きなお好み焼き屋・ちなみに一番は東三国のせんじゅ)を発見。だがけっこう行列ができていたので千房でランチ。けっこう高いんだけど、大阪に来たら粉ものを食べないとねえ。
その後、吉本新喜劇を観にナンバ花月に行く。キャストのトップが吉田ヒロということからもわかるように、メンバー的にはちょっと物足りない。まぁそれなりには笑えたけど、ある程度新喜劇を観ていないとわかりにくいギャグが多かったような気がする。漫才では大木こだま・ひびきの「往生しまっせ」が聴けたのはうれしかったね。
帰りに551の逢莱で豚マンを食べる。ぼく的には大阪食い倒れツアー(笑)のいい締めになりました。


12/13


『ヒカルの碁・4』(ほったゆみ・小畑健/集英社/390円)
『モンキーターン・11』(河合克敏/小学館/390円)
『じゃじゃ馬グルーミンUP!・21』(ゆうきまさみ/小学館/390円)
『天使な小生意気・2』(西森博之/小学館/390円)

ひじょうにお約束な展開ですねえ。もっといろいろなマンガを読みたいとは思っているのですが。


12/14

『謀将・真田昌幸』を読み終える。表題には“真田昌幸”と謳われているが、実質内容は真田二代記というべきものである。上下巻の内、上巻の大半は昌幸の父・幸隆の話で、上巻のラスト近くになってようやく昌幸が登場してくる。真田昌幸は幸村の父として、武田信玄・勝頼の側近として、わりと名前を見かけたのだが、真田幸隆がここまで登場する本を読むのはまったく初めて。どこまで史実に則っているかはわからないものの、没落した一族を再興させていく展開はひじょうにドラマティック。幸隆の長男・次男が長篠の合戦で戦死して、昌幸が小説の表舞台に登場してからは、より一層、真田一族が領土を拡大していく。それにあわせてストーリーが拡がっていく様は、読んでいてひじょうにわくわくさせられた。後半になるとややパワ−が落ちるが、それまでの戦乱から平穏な世の中になったことが、ストーリーに影響を与えているからだろう。
構成・文体など小説的なできはそれほどいいとは思わなかったものの、真田幸隆という好素材をが使われているおかげで、最後までおもしろく読むことができた。


12/15

仕事で販売計画とか売上傾向を分析したりするのに、『Business Objects』というデ−タ分析ソフトを使ってるんですが、大量のデ−タを扱うと、求めるレポートの抽出にえらく時間がかかるんですよ。で、ぽかっと空き時間ができたため、先日の旅を思い起こすとともに、ぼく的にベストな大阪ツアーを考えてみました。

【初日】・・・水曜日
東京9:30くらい発の新幹線に乗り、新大阪12:30くらい着、JR大阪駅に13:00前後に到着する。

※昼食
はがくれ(うどん/大阪市北区梅田1-1駅前第3ビルB2/06-6341-1409/日・祝休)で生醤油うどん。・・・ここは讃岐うどんの店だけど。

昼食後、第4ビル地下のワールドチケットなどのディスカウントチケット屋で、吉本の株主優待券を1000円程度でゲットし心斎橋へ向かう。株主優待券は15:30以降しか入れないので、アメ村などをぶらぶらして時間をつぶし、15:00くらいにナンバグランド花月入り口で並ぶ。株主優待券で行くと、満席で座れないこともあるので注意。ちなみに正規の入場券は3200円しますが、正規のチケットでも確実に座れるというわけではありません。

終演後はぶらぶら歩いて通天閣へ行き、ビリケンさんを眺めたり、通天閣見物。

※夕食
ジャンジャン横丁の八重勝(串かつ/大阪市浪速区恵美須東3-4-13/03-6643-6332/木休)で串かつ。

その後、京橋に出てグランドキャバレー天守閣へ。ここはウルフルズが『それが答えだ!』のPVを撮影した場所で、でかいステージでカラオケが歌えます。かなり笑えるスポットですよ。エロい店ではないので、女子が行くことも可能(男連れの方がベターだと思いますが)。


【2日】・・・木曜日
ナンバグランド花月へ、朝日放送で日曜日12:00よりオンエアされている『なんじゃそら3人組』の公開録画を観に行く。このプログラムは吉本新喜劇のバリエーションで、出演が山田花子、池乃めだか、石田靖、トミーズ雅、吉田ヒロとめちゃめちゃおいしいのである。これを観るために水曜日に大阪入りするわけなんですねえ(笑)。ちなみにこの公録は、観覧者募集も行なっており、これに当選すると無料かつめっちゃいい席で観ることができます。

〈応募先〉
〒530-8006
なんじゃそら3人組観覧希望係
・住所、氏名、生年月日、電話番号を明記
当選者には確認の電話がかかってきますので、つかまりやすい番号を書いておいた方がいいですね。

※夕食
鶴橋風月・道頓堀角座店(お好み焼/大阪市中央区道頓堀1-4-20/06-6214-2448)でお好み焼き。

食後は吉本の若手芸人が集まるたこしげ(居酒屋/大阪市中央区道頓堀1-4-27/06-6213-3398/元日休)で、芸人たちのトークを小耳にはさみながら飲む。


【3日】・・・金曜日
※昼食
黒門市場の川ひろ(うなぎ/大阪市中央区日本橋1-22-9/06-6643-5278/土・日・祝休)で大阪風のうなぎを食べる。

りくろうおじさんのチーズケーキでチーズケーキを購入した後は、空中庭園に行くもよし、万博記念公園で太陽の塔を見るもよし、とっとと帰るもよし。
帰り際には、551の逢莱で豚マンを買うのを忘れずに。

おお、なんか我ながらめっちゃすてきな旅行プランなんですけど(笑)。


12/16

欲望充たされず。


12/17

2/2にマキシsg『LIFE』(PCCA-01408)が発売されるMIHOが、ポニ−キャニオンに来社。
初めて実物を見たんだけど、いやあ〜、めちゃめちゃいいっすねえ〜。
なんか雰囲気のある女性で、すっごく魅力的でした。
スタッフで記念写真を撮ったんだけど、なんか緊張したね。思わず顔を赤らめてしまう、32歳・男のおれ様なのでした。


12/18


『ライン・2』(西村しのぶ/講談社/695円)
『ハムスターの研究レポート・5』(大雪師走/偕成社/660円)
『美味しんぼ・73』(雁屋哲・花咲アキラ/小学館/505円)
『ユウ』(清涼院流水/幻冬舎/800円)

『ライン』『ハム研』はあやめさん情報のおかげで無事ゲット。どちらもなかなかリリースされない作品なので、見逃してしまいがちなんだよね。
あやめさん、ありがとうございました。
『美味しんぼ』と清涼院流水作品はお約束。


12/19

天気がよかったので、布団を干しといて秩父宮ラグビー場へ行く。全国大学ラグビー選手権1回戦・早稲田大学v.s.流通経済大学の試合を観戦するためである。
ゲームは点を取ったり取られたりの、緊迫感のある内容。早稲田は前半リードで折り返したものの、後半立て続けにトライを奪われ逆転を許してしまい、ひじょうに嫌な展開を見せる。流通経済大学は関東大学リーグ戦1部の2位だけに(ちなみに早稲田は対抗戦4位)、さすがに強い。選手1人1人が大きく、強いのである。ただいろいろな意味でプレーが荒く、ちょっといただけないシーンも見られた。
結果は、流通経済大学の荒さに端を発するプレイから、早稲田が再度逆転し、終了前にだめ押しトライを加えて逃げきり。57対41で勝利した。
早慶戦・早明戦と連続で負け試合を観てしまったため、観戦中はほんとにどきどきしたよ。なんとか勝ててよかった〜。
次の試合は同志社大学戦。相手ホームの花園開催である。残念ながら観戦できないんだけど、勝って国立に帰ってきてほしいな。

夕食は下北沢の風風亭(焼肉店/世田谷区北沢2-30-14/03-3460-8177)で焼肉を食べる。約4000円で飲み放題・食べ放題なんだけど、この価格であの内容だったらぜんぜんOK。食ったよ、飲んだよ(笑)。
その後、21BAR(バー/世田谷区北沢2-25-18-2F/03-3481-6531)で軽く飲んで終了。


12/20

ライブ
aikoライブ(at:ON AIR EAST)へ行く。『花火』『カブトムシ』の好セ−ルスを受けて、チケットは即日完売。下手すると入れないおそれもあったので、猛ダッシュで仕事を片付けて会場へと向かう。早めに入ったおかげでわりといいポジションをゲットできたけど、開演間際に行っていたら、まじやばかったかもしれない。
さて肝心のライブの内容だが、まさに大満足
なんといっても、彼女の“声”の持つパワ−に圧倒されましたね。
いやあ、ほんとにいいライブだった〜。


12/21

『奪取』(真保裕一/講談社文庫/上下巻・各714円)を読み終える。ミステリ系フォーラムで話題になっていたのに興味をひかれて購入した作品である。この作者の『ホワイトアウト』もすばらしくおもしろかったので、かなり期待はしていたんだけど、期待以上の出来。めっちゃくちゃおもしろかったですよ。
ストーリーの骨格となるのは偽札造り。友人の借金を返済するために偽札造りを始めた青年が、どんどんと偽札造りの深みにはまっていくお話である。最初はATMをだますだけの簡単なものだったのが、人間が見てもわからないくらいの本格的な偽札を造るようになっていく。
ストーリーは四転五転。転回の度にスケールも大きくなっていき、読んでいて次の展開がまったく見えない。なので長い小説にもかかわらず、一気に最後まで読まされていってしまう。またお札や印刷に関しての情報もぎっしりと盛り込まれ、知識を得る喜びまでをも感じさせてくれる。
これはほんと、文句なしにおすすめ。
ぜひぜひ読んでみてくださいね。


12/22

会社の忘年会でビストロ三十五段屋(ビストロ/渋谷区円山町1-20-B1F/03-3770-9835)で飲む。東急百貨店本店からON AIRへ向かう道の入り口の、渋谷シティホテルの地下にある店である。ロケーションも絶妙(笑)だが、料理も上々。なかでもチキンのブロックを焼いたのが絶品だった。皮がぱりぱり、中身がふんわり、いい塩梅の焼き加減なのである。この店はかなりおすすめですね。
ちなみに今回は飲まなかったんだけど、ドリンクではサングリアがうまいそうである。
ほどよく酔っぱらった後、BUTTU TRICK-BAR(バー/渋谷区宇田川町33-5-7F/03-3477-2208)へ流れ、終了。


12/23

映画『シックスセンス』を観に行く。「おもしろい、おもしろい」とは聞いていたもののなかなか時間がとれず、ロードショー館での上映終了間際になんとかすべり込んだわけである。
内容的には、ホラ一の色彩を帯びた1人の少年の成長譚。家庭環境や霊が見えてしまうことなどから心に傷を負った少年が、1人の医師の手によって癒されていく過程がストーリーの縦軸となっている。これだけを見ると普通のハートウォ一ミングなストーリーだが、「この映画の秘密は誰にも話さなぃでください」という宣伝文句は伊達ではなく、ラストには驚きの仕掛けが隠されている。
これ以上書くとネタバレやらかしそうなんで、これくらいにしておきますが、この映画、けっこうびっくりすると思いますよ。
口一ドショ一館での上映は24日で終わるものの、しばらくは2番館で上映されるので、まだ観ていない方はぜひご覧になってくださいね。


12/24

欲望充たされず。


12/25

カラオケ館歌舞伎町本店(カラオケボックス/新宿区歌舞伎町1-17-10/03-5285-7007)でカラオケ。ここのところ歌いたい新曲がカラオケに入らないので、スピッツの『チェリー』とかMR.CHILDRENの『星になれたら』など、わりと懐かしめの楽曲を中心に歌う。もちろん『A・RA・SHI』も歌ったけど(笑)。
夕食は玄菜(大皿料理/新宿区西新宿7-10-11/03-3371-7533)へ。岩崎さんにかなりを出していただく。ごちそうさまでした。
その後、友人の事務所へ行き、途中で購入したケーキを食べる。


12/26

大掃除をしたんだけど、途中でホームページめぐりをしてしまったりして、まるではかどらず。年賀状にもまったく手を付けていないし、ちょっとやばいかも。


12/27


『このミステリがすごい 2000年版』(別冊宝島編集部/宝島社/667円)
『うたの本 '99ベストヒット』(TVガイド増刊/東京ニュース通信社/648円)
『狂骨の夢』(京極夏彦/講談社ノベルス/1068円)

『このミス』と『うたの本』は年末のお約束。
『狂骨の夢』は冬ごもり用です。冬休み期間中に読み終えたいなあ。


12/28

DVD
『バロン』
ビデオ
『WHO AM I?』

SPEの田中さん、ありがとうございました。

銀座のジョン万治郎で飲む。来年は暴走特急になることを決意するが、ブレーキのよく効く性格なため、準急程度に納まりそうな見込み。


12/29

欲望を充たす暇、まるでなし。


12/30

新宿3丁目の天狗様で飲む。寄せ豆腐がうまいのにはびっくり。つくづく天狗はあなどれないねえ。
その後、アミューズメントメディア総合学院の生徒たちに呼び出され、渋谷の白木屋へ。担任していた生徒たちに飲み会に呼んでもらえるのはうれしいものですね。ありがとう、生徒たち。あらためて考えると、ぼくなんかはかわいげのない生徒だったんでしょうねえ(苦笑)。
久しぶりに会った生徒たちは、赤かった髪を就職活動のために黒くしていたり、内定をもらってもう仕事を始めていたり、まだ内定が取れていなくて悩んでいたり、もうそれぞれの道を進み始めていて、ちょっと感慨にふけってしまいましたよ。


12/31

『悪党の裔』(北方謙三/中公文庫/上・544円、下・466円)を読み終える。北方南北朝もので、赤松円心が主人公の小説である。赤松氏が播磨の土豪から室町幕府の守護大名へと成長していく姿が描かれている。これまで主人公に関してはほとんど知らなかったのだが、さすがに“男を描く作家・男の人生を描く作家”南畑剛三ならぬ北方謙三が書いているだけに、すごく魅力的な人物造型がなされていた。主人公だけでなく、楠木正成、足利尊氏、大塔宮などの“脇役”も魅力的で、ストーリーのディテイルに厚味を加えている。
満足の一冊だった。
いい作品で1999年の読書生活を締めることができた。



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1999年12月の欲望