2000年1月の欲望


前月へ  画面の最下部へ バックナンバーへ トップページ(最新情報)へ

1/1

昼間からのんびりと酒を飲んで過ごす。名古屋グランパスが天皇杯を制するのを観た日にゃ、より酒も進むってものである。


1/2

またまた昼間から酒を飲んで過ごす。早稲田大学が箱根駅伝の往路で8位になるのを観た日にゃ、より酒も進むってものである。明日の復路では、がんばってシード権を確保してほしいね。


1/3


『ヨコハマ買い出し紀行・1』(芦奈野ひとし/講談社/427円)
『隕石誘拐・宮澤賢治の迷宮』(鯨統一郎/光文社/838円)
『モース警部、最大の事件』(コリン・デクスター/ハヤカワ文庫/680円)

『ヨコハマ買い出し紀行』は、Kissy氏が『ダメ人間日記』でほめていたので購入。舞台は海面水位が上昇した世界、主人公は女性型アンドロイドといった設定なのだが、ほんわかしたいいお話である。
『隕石誘拐・宮澤賢治の迷宮』は、作者の前作(デビュー作)『邪馬台国はどこですか』がおもしろかったので購入。1999年6月30日発売なので、まったくの新刊ではないんですけどね。
『モース警部、最大の事件』はモース警部シリーズの短編集。以前読んではいるんですが、また読みたいなと思って。持っているポケミス版が行方不明なんですよ。


1/4

CD
『RECYCLE』(スピッツ/POCH-1900)
『Bonnie's Kitchen #2』(Bonnie Pink/PCCA-1405)

スピッツのベスト盤を入手。ありがとうございました、ナイスなお年玉でした。
というわけで早速聴いてみたわけなんだけど、いやあ、やっぱすごくいいよ、これ。
まさに必携のアイテムですね。
ボニピンのベスト盤第2弾は全曲英語詞。彼女のもう一つの面を鮮明に打ち出した内容になっています。


1/5

欲望充たされず。


1/6

『狂骨の夢』(京極夏彦/講談社ノベルス/1068円)を読み終える。髑髏にまつわるさまざまな猟奇的な事件を骨格としたストーリーである。2人分の記憶を持つ女性、異常な夢に悩む精神分析学者、トラウマを抱える牧師といったキャラクターがからんで物語はふくらんでいく。ストーリーは非常に長く、進行していくにつれ謎は錯綜していくのだが、それが解きあかされた時にはひじょうにカタルシスを覚えた。京極夏彦の作品は、その分厚さに気後れしてなかなか読み始めることができないのだが、読み出すとけっこう一気呵成にいってしまう。
この作品もまさにそんな感じだった。


1/7

とり安(やき鳥/港区虎ノ門1-8-3-2F/03-3501-0337)で飲む。“とりやす”といえば、早稲田大学関係者的には高田馬場の店だけど、まあ、ありがちな店名なわけでしょうね。
虎ノ門だけに馬場ほど安くはなかったけど、それなりに満足できる味&価格だった。


1/8

パセラ(カラオケボックス/新宿区歌舞伎町1-3-16/03-5291-8351)でカラオケ。今年の歌い初めである。小沢健二の『愛し愛されて生きるのさ』で始まり、スピッツの『運命の人』で締める展開。今年は運命の人と愛し愛されて生きたいものである(笑)。
今回はいろんな人のすごい芸が見れて、もう大満足のカラオケでした。


1/9


『笑芸人Vol.1』(ムック/白夜書房/1500円)
『スミソン氏の遺骨』(リチャード・T・コンロイ/創元推理文庫/560円)
『鉄鼠の檻』(京極夏彦/講談社/1456円)

『笑芸人』は“土曜8時テレビ戦争”という特集にひかれ購入。『8時だョ!全員集合』と『オレたちひょうきん族』に関する企画である。それぞれの番組の年表・裏話など興味深く読んだ。ちなみにぼくは『ひょうきん族』の方が好きでしたね。
『スミソン氏の遺骨』はスミソニアン博物館を舞台にしたミステリである。舞台設定にひかれて購入した。
『鉄鼠の檻』は、『狂骨の夢』を読み終えた勢いに乗じて買っちまいました(笑)。それにしても2段組825ページ。分厚いなあ・・・。


1/10

ちょっと体調を崩しちゃって、おとなしくしてました。


1/11

欲望充たされず。


1/12

ZOAR(カラオケボックス/港区虎ノ門2-5-8-2F/03-3506-1120)でカラオケ。久々に尾崎豊の『15の夜』を歌ったら、なんだか尾崎部の部会をやりたくなってしまった(笑)。※註・・・尾崎部とは尾崎豊の歌を歌う部のこと。大阪にいた時に同僚と結成したのです。ちなみにポニーキャニオンには焼肉部もある。


1/13

欲望充たされず。


1/14

ライブ
ミッチーこと及川光博のコンサート(at:武道館)へ行く。実は彼のアッパーなバカPOPがけっこう好きなんですよ。
コンサートの前半は新作『欲望図鑑』からの、ファンク色の強い楽曲中心の構成。わりとかっこよく展開されるものの、MCになるとキャラクターが前面に押し出され、かなり笑える。後半になると『三日月姫』や『バラ色の人生』などの定番の踊れる曲が多くなり、観客を盛り上げていく。お客さんはふつうな感じのOLさんたちが多かったんだけど、フリを覚えて踊り狂ってる姿がよかったですね。ちなみに『死んでもいい』ではぼくも踊りましたが(笑)。
その後、新宿へ流れ、一兆(中華系居酒屋/新宿区新宿3-7-5-2F/03-3356-0771)で飲む。以前は和食系の店だったのだが、フロアごとに中華、鉄板焼などに分かれていた。わりとどの料理もおいしかったけど、中でもたまりチャーハン(たまり醤油を使ったチャーハン)がよかったですね。


1/15

鈴(居酒屋/新宿区新宿3-17-13-3F/03-3341-4807)で飲む。入っているビルはきれいとは言い難いが、中はひじょうに上品な居酒屋である。料理もすごく美味しい。あこうだいの一夜干しを頼んだのだが、一口食べた瞬間、体が日本酒モードに切り替わる。つまみのおかげで酒が進むこと進むこと、ダメダメに酔っぱらってしまった。


1/16

前日のダメっぷりを思い出して、自己嫌悪に陥ってしまう。はぁ〜・・・。財布もおもいっきり軽くなってるし・・・。
というわけで、本日は欲望を封印したのでした。


1/17

欲望充たされず。


1/18

CD
『Reverb』(GRAPEVINE/PCCA-1407)
『Life』(MIHO/PCCA-1408)
『煌めきの瞬間』(深田恭子/PCCA-1406)

『Reverb』は、『スロウ』に連なるマイナーなメロディのロック。GRAPEVINEらしさのあふれる楽曲である。PVもかなりかっこいい。ちなみにぼく的には歌う気満々です(笑)。
『Life』は、ドラゴンアッシュの降谷建志が出てたSONYのMDラジカセのCMや、CDTVのエンディングに使われている楽曲。プロデュースはSteady & Co。ベース音が心地いいR&Bです。
『煌めきの瞬間』はガールPOPテイストあふれる楽曲。2ndの『イージーライダー』もよかったけど、これもけっこういい感じ。


1/19

鐵五郎(うなぎ/港区虎ノ門1-8-11/03-3592-0725)で飲もうと思って仕事を早めに切り上げたのだが、鐵五郎の閉店はそれ以上に早かった。20:30閉店だって(泣)。会社に戻って仕事したろうかと思ったんだけど、おとなしく帰って近所でさらっと飲みました。


1/20

欲望充たされず。


1/21

会社の近所で飲み倒す。けっこうワインを空けたのだが、ひどいだめっぷりは露呈しなかった(と思う)。


1/22

笑う犬の冒険のイベント(at:TSUTAYA渋谷)に行く。ネプチューン、中島知子(オセロの黒い方)、遠山景織子らが参加のトークイベントである。渋谷駅前のスクランブル交差点で信号待ちをしている人にも観ることができるよう、TSUTAYA渋谷の壁面ビジョンでその模様が流されていた。
個人的には遠山景織子の美しさと中島知子のかわいさにやられたね。中島知子は思ったよりも黒くなかったのが印象的でした。
その後、渡辺プロのお笑いライブPanicParty(at:ON AIR NEST)に行く。ピーピングトムをはじめ、渡辺プロの若手をひとまとめにしたライブイベントである。 それほど期待して行ったわけではなかったが、これがすっごく笑えたんですよ。次も行きたいと思わせる内容でしたね。


1/23

新しい『The Power Play』を作るべく、ネタのチェックを行なう。今回の出物はHarvestの『Feelin'Groovy』(あやめさん情報)。ROUND TABLEのテイストに、小沢健二の『LIFE』のフレーバーをちりばめたような感じで、かなりよかったです。 あとは我那覇美奈の『太陽』(アコさん情報)かな。名前がごついんで手を出していなかったんですが、いざ聴いてみると橘いずみの流れが感じられるアーティストで、けっこうストライクでした。


1/24

欲望充たされず。


1/25

CD
『Maybe』(OVER ALL/DNAC-005)

同期の伊達くんがレーベルプランナーをやっているDNA CAPSULESのアーティストのアルバムである。サウンド的には、初期ユニコーンの香りがただよう。関西を中心に活動しているバンドなので、関西在住の方はチェックしてみてください。JEUGIA三条でかなり厚めに展開中らしい。



『いさましいちびのトースター火星へ行く』(トーマス・M・ディッシュ/ハヤカワ文庫/540円)

水玉螢之丞のキャッチフレーズ「いさましいちびのイラストレーター」の元ネタである。前作『いさましいちびのトースター』に引き続き購入。イラストがキュートでけっこういい感じ。
ちなみにブエナビスタからビデオもリリースされます。


1/26

ポニ−キャニオン焼肉部の部会。焼肉工房李屋(焼肉/港区西新橋3-15-12/03-3433-2818)へ行く。生ビール190円キャンペ−ンという超素敵な企画のおかげで、みんな容赦なく食い倒し、飲み倒したのにもかかわらず、1人頭4000円弱。肉もまああんなもんでしょという感じのもので、この価格だったらなにも文句は言えないっすね。
その後、渋谷に流れ、だーっと飲んで終了。


1/27

おとなしく過ごす。


1/28

鳥良で飲む。柴尾さんのHPの掲示板で玉子料理の話題が出た際、「鳥良のどて玉子がうまい」と書き込んだおかげで、無性に食べたくなってしまったのである。まさに欲望のマッチポンプとでもいいましょうか、我ながら頭の悪さに惚れ惚れしてしまいますね(笑)。ちなみに「どて玉子」とは、ゆで玉子を赤味噌で煮たもののこと。東海地方には「どてやき」という、スジ肉を赤味噌で煮込んだ料理(煮ているのに「やき」とはこれいかに)があるんだけど、いわばそのバリエーションです。
というわけで、どて玉子とどて大根と手羽先(鳥良は手羽先の空揚げがメインなのだ)を頼む。
玉子うめ〜、大根うめ〜、酒うめ〜。
おかげさまで、いい感じで欲望を充たすことができたのでした。


1/29

ゲーム
『桃太郎電鉄V』(PS/SLPS-02458)

ご存知、さくまあきらさんの傑作ボードゲームである。人として購入。この作品は幸福な家庭の必需品でしょう。そして32歳独身の部屋にも、なきゃまずいでしょう。



『インド展の憂鬱』(リチャード・T・コンロイ/創元推理文庫/660円)
『はたらくお嬢ちゃん』(青木光恵/ぶんか社/900円)
『RIN X 2 MANIA』(矢野りん子/FOX出版/810円)
『美味しんぼ・74』(雁屋哲・花咲アキラ/小学館/505円)

『インド展の憂鬱』はスミソニアン博物館ものの2作目。前作に引き続き購入。
『はたらくお嬢ちゃん』は借金返済マンガ。青木光恵のまんがってもともとけっこう好きだったりするんですが、これは帯の「お金のためなら危ないバイトもなんのその!!」という惹句にやられて購入。
『RIN X 2 MANIA』はジャケ買い。イエローベースに、太い描線のイラストがいい感じ。
『美味しんぼ』はお約束。


1/30

プルコギ韓国食堂(韓国料理/新宿区歌舞伎町2-42-13/03-5272-0241)で飲む。コースを頼んだわけですが、キムチ、プルコギ(牛骨スープをかけながら焼くやわらかい焼肉)、ケジャン(生のわたり蟹を丸ごと1匹、韓国味噌に漬けこんだもの)、海鮮チゲ(韓国風海鮮鍋)、チヂミ(韓国風お好み焼き)、石焼きビビンパ、チャンジャ(タラの内臓の塩辛)など、食べたいものがほぼ網羅されており、3000円コースとしてはなかなかいい感じの構成。いやあ、プルコギうめ〜、ケジャンうめ〜。すごく辛いんだけど、おいしさが後を引くんだよね。はあ〜、満足満足。ちなみにこの店のホームページは、http://www1.webnik.ne.jp/‾hrkaku/index.htmlなんで、興味のある方はのぞいてみてください。
その後、もう1軒に流れる。ここでは飲みとトークがメインだったんだけど、プルコギ韓国食堂から続いて、毒舌オンパレ−ド(笑)。もうみんなおもしろすぎ(笑)。こむぎちゃんどうですか〜?・・・と、こんなとこでもふってみたりして(笑)。


1/31

1/19発売の『いっこく堂劇場』(PCVP-12836/2,800円)と、3/17発売の『一人で多声ライブ〜完売伝説〜』(PCVG-10667/3,800円)を受け、いっこく堂が来社。その芸を営業スタッフに見せていただく。
オーソドックスな腹話術に加え、あの“衛星放送”ネタを演じていただいたのだが、さっすがにすごい。口と声がまったくシンクロしていないよ。しかも声がしゃべり声そのまんまだしね。ごく短時間だったけど、大納得のパフォ−マンスでした。
古典的な芸である腹話術を、現代的にアレンジするという着眼点に、まじで感心させられましたね。



次月へ 画面の最上部へ バックナンバーへ トップページ(最新情報)へ

2000年1月の欲望