1999年7月の欲望


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7/1

新橋亭(中国料理/港区虎ノ門2-9-16/03-3595-2360)でランチ。バークレーバウチャーを使える店である。5種の料理から1種を選べる日替わりのランチが1000円。メインの価格帯もそのあたりだが、ごはんのおかわりが自由なので食べがいは満点(食べ過ぎかも(笑))。オーダーしたホイコーローは、きっちりとした辛みでおいしかった。


7/2

おかず(小料理/港区虎ノ門3-8-26/0120-047347・ 03-3433-8655)で飲む。内装の上品な小料理屋である。メニューもオーソドックスなものから、少し変わったものまでバラエティーに富んでおり、なかなか楽しめる。がんがん飲んで食べて満足できた。


7/3

鈴(前菜屋/新宿区新宿3-17-13-3F/40席/03-3341-4807)で飲む。内装も料理もわりといい感じの店である。女性のグループ客も多い。土曜日の19:00すぎに行ったのに、さくっと入れて超ラッキーだった。


7/4

横浜ロイヤルパークホテルニッコー(ホテル/横浜市西区みなとみらい2-2-1-3/045-221-1111)で開かれた披露宴に出席。昼間っから心置きなく酔っぱらう。


7/5

来八(居酒屋/港区虎ノ門3-4-7-B1/03-3434-5465)でランチ。価格帯は900円前後がメインである。やきとり定食を頼んだのだが、わりとおいしかった。


7/6

一口坂スタジオに行く用事があり、ひさびさに市ヶ谷でランチ。パク森(カレーハウス/新宿区市ヶ谷左内町1-1-A/03-3267-2906)でカレーを食べることにする。前から名前だけは知っていた店ではあるが、行くのは初めて。最近、渋谷の道玄坂にも支店ができたようである。価格帯は、プレーンカレーが550円でトッピングが増えるごとに値段が上がる。その他、中盛が+100円、大盛が+200円、ゆで玉子が+100円、生玉子が+50円。店名の付いたパク森カレーは、ドライカレーと普通のカレーが同時に食べられるもので850円である。パク森カレーをオーダーしたのだが、一皿で2つのテイストが楽しめてひじょうにうれしい。カレーとしての完成度も高く、満足できた。

ライブ
GRAPEVINE(at:赤坂BLITZ)のライブへ行く。客の入りはひじょうによく、会場はすごい熱気。最終日ということもあり、メンバーの気合いもすごく入っているようで、演奏も迫力満点である。中でも『光について』は、ライティングも効果的に使われすごくよかった。彼らのライブを観るのは、デビューしてすぐくらいのバナナホールでのライブ以来で、その成長ぶりには驚かされた。


7/7

CD
『シオノギミュージックフェア35thアニヴァーサリーワールドワイドセレクション』(V.A/PCCY-01384)
『マウンテン』(ザ・ユウヒーズ/PCCA-01350)
『冒険王』(ORIGINAL LOVE/PCCA-01341)

ミュージックフェアのコンピレーションに関しては、この曲リストを見てください。曲リストを見ているだけでも、けっこう楽しめます。
ザ・ユウヒーズはホフ・ディランの小宮山雄飛くんの別ユニット。涼やかかつ疾走感のあるロックで、聴いていて心地いい。
ORIGINAL LOVEは渋い。どんなことをやっても、ORIGINAL LOVEの中に消化している感じ。


7/8

キッチンジロー(洋食屋/港区虎ノ門1-24-13/03-3503-5625)でランチ。キッチンジローというと神田・お茶の水近辺にやたらあるというイメージだったが、ここにもあったかキッチンジローという感じである(ちなみに42店もあるそうです(笑))。料理は学生街の洋食屋の流れのボリュームのあるもので、懐かしくもワイルドなおいしさ。価格帯はカレーライスが700円〜、メンチカツ・ハンバーグ・スタミナ焼きなど単品メニューが700円〜、単品メニューをいろいろ組み合わせた盛り合せが850円〜。みそ汁が豚汁なのと、バークレーの食券が使えるのがポイントが高い。

ライブ
嶋野百恵(at:渋谷QUATRO)のライブへ行く。会場に入ると、客の入りが尋常でない。QUATROってスタンディングのスペースとそれを取り囲むスペースとに別れていて、ふつう周縁のところはそれほど混んでいないんだけど、周縁部まで立錐の余地なし。650人の観客に加え、媒体・ショップなどを含め関係者が300人入ったそうだ。人数も人数だが、観客がすごい熱気でノリもいい。バーカウンターの中のQUATROの兄ちゃんまでノリノリだった(笑)。


7/9

平五郎(洋食屋/港区虎ノ門1-17-9/03-3504-8516)でランチ。洋食屋なのに“平五郎”だが、中身は煉瓦亭のようなクラシカルな雰囲気を感じさせる店である。売りであるロールキャベツ(950円)が売り切れていたため、ジャーマンステーキ(900円)を食べる。一見、ハンバーグだが、外側の固め方と内部のふっくら感が、他の店とはひと味違っていておいしかった。


7/10

『Good Day Afternoon』(Chappie/AICT-1059)
『水中メガネ/七夕の夜、君に逢いたい』(Chappie/AIDT-5048〜5049)

ChappieのCDはとにかくジャケットがきれいで、買う気にさせられる。アートワークも凝っていて、所有するのがうれしくなるソフトである。HMVで買ったら、HMVのユニフォームを着たChappieのステッカーが付いてきて、ちょっとラッキーだった。ちなみにチェキッ娘の『CXCO』(PCCA-01293)のジャケットは、Chappieを意識して作ったそうだ。まあ、発想はナイスだけど、客層が違うじゃん、つうかChappieを知ってるぼくでも言われるまで気づかなかったぞ(笑)。
楽曲は『Good Day Afternoon』がCOILのプロデュース、『水中メガネ』が作詞・松本隆、作曲・草野正宗。『七夕の夜、君に逢いたい』が作詞・松本隆、作曲・細野晴臣、編曲・TIN PAN ALLEY。


7/11

『ガシャポンHGシリーズコンプリートブック1994〜1999』(鈴木雅之/勁文社/1980円)
『この文庫がすごい! '99年版』(宝島社/743円)
『裁判はわからない』(パーネル・ホール/ハヤカワ文庫/840円)

最近のガシャポンのできのよさは尋常ではなく、見かけるとついついやってしまうのである。31なのに。ま、少年のような心を持っていると思っていただいてもけっこうですが(笑)。そんなわけでガシャポンの既発のリストである『ガシャポンHGシリーズコンプリートブック1994〜1999』を購入。こんなにたくさん出ているのかとあらためて感心したが、ハカイダーを取ろうとして、アンドロイドマン3体とカイメングリーン1体が連続で出てきて挫折したり、仮面ライダーのサイクロン号を取ろうと思って、サボテグロン2体、ヒトデンジャー2体が連続して出てきて挫折したり、いやなことまで思い出してしまった。
『この文庫がすごい! '99年版』は、柴尾さんのホームページで新しいのが発売されているのを知って購入した。
パーネル・ホールの作品はお約束である。


7/12

杏庵(レストランバー/東京都渋谷区東3-22-9/30人くらい)で飲む。隠れ家っぽいテイストのレストランバーである。わかりにくい入り口に、入っていきなり畳敷き(土足禁止)、なのにテーブルがあって店員はレストラン風という、なんだか文章にするとへんてこな店っぽいが、ひじょうにシックなムードの店である。店の雰囲気に味覚が影響される男としては、出てくる食べものにもひじょうに満足できた。その後、ODIN(バー/渋谷区恵比寿南1-8-18K-1ビルB1/20人くらい)へ行く。店員におすすめの果物を聞くと「マンゴウ」ということだったので、それで適当にカクテルを作ってもらう。激うま。


7/13

ライブ
rough laugh(at:ON AIR EAST)のライブに行く。最近の心の一押しのユニットである。現在、『らせん』(CX系木曜22:00〜)の主題歌『誰がために鐘は鳴る』を歌っている。かなりの雨だというのにON AIR EASTは激混み。途中、バックの音とボーカルのバランスが悪いかなと思う所もあったが、全体としては満足できる出来上がり。中でもセカンドシングルの『First step』がよかった。MCも和やかでありつつ、わりと笑えるもので、聞いてていい感じだった。


7/14

欲望充たされず。


7/15

歓送迎会があり、かなり飲んで満足。でも場所は忘れた(笑)。


7/16

会社の近所でさらっと飲んで帰る。


7/17


『合同ナイン・1』(若狭たけし/小学館/505円)
『美味しんぼ・71』(雁屋哲・花咲アキラ/小学館/505円)
『モンキーターン・9』(河合克敏/小学館/390円)
『名探偵コナン・24』(青山剛昌/小学館/390円)

『合同ナイン』は、同作家の『ラブレター』が気に入っていたので購入。
他の3作はお約束である。


7/18

映画
『ラン・ローラ・ラン』

ストーリー自体は、20分間の内に10万マルクを手に入れて、彼氏の元に届けるというごくごく単純なものである。しかし赤毛の女の子がベルリンの街を疾走するビジュアルや、アニメシーンが挿入されたり、変わった画面レイアウトがあったりで、映像的なおもしろさががんがん伝わってくる。内容的にもいろいろ工夫されているけど、これ以上ネタばらしをするとやばいんでここまでにしときます。とにかく、この作品はほんとうにおもしろいです。絶対に観とけって感じ。ちなみに観るまえにパンフは読まないようにね、ネタばらししてるから。


7/19

カレーハウスタマキ(カレー/港区虎ノ門1-12-9/03-3501-9680)でランチ。価格的には、チキンカレーが600円、ポークが700円、ビーフが700円、野菜が750円、カツカレーが850円。その他、辛口・大盛りが+100円、野菜サラダが150円、生玉子が50円。味自体はごくごくオーソドックスな喫茶店系のカレーライスだった。


7/20

台南市場(台湾小皿料理/新宿区歌舞伎町1-17-4/たくさん)でランチをとった後、カラオケ館歌舞伎町本店(カラオケボックス/新宿区歌舞伎町1-17-10/03-5285-7007)へ行く。スガシカオの『夜明けまえ』はちょっと下手すぎ。ちなみにJOYSOUNDにはrough laughが入っていない。ここのところ強化月間中なので、残念だった。
カラオケの後は、天狗新宿中央店(居酒屋/新宿区新宿3-20-5/03-3354-3046)でかわいく飲んで終了。


7/21

欲望充たされず。


7/22

欲望充たされず。


7/23

八剣伝銀座中央店(居酒屋/中央区銀座3-3-9/03-3564-4862)で飲む。この店のいいところは、いつ行っても入れるところである(笑)。特にまずいわけではないし、値段も安いのにねえ・・・。ありがとう八剣伝。



7/24


『πの神秘』(デビッド・ブラットナー/アーティストハウス/1600円)
『最後の物たちの国で』(ポール・オースター/白水Uブックス/880円)
『名探偵登場』(ウォルター・サタスウェイト/創元推理文庫/920円)
『名探偵の掟』(東野圭吾/講談社文庫/590円)
『笑わない数学者』(森博嗣/講談社文庫/695円)

『πの神秘』は映画『π』の関連本だと思って買ったら、数学の本(円周率を解きあかしていく歴史)だった(笑)。教訓:本はきちんと立ち読みしてから買いましょう。
ちなみにこの本には、円周率が小数点以下100万桁まで全掲載されています。
『最後の物たちの国で』は、作者であるポール・オースターが好きなので購入。
『名探偵登場』は、主人公が奇術師で脱出王のハリー・フーディーニ、脇役がアーサー・コナン・ドイルというのにそそられた。
『名探偵の掟』は、新本格の作家が書くミステリのパロディーである。ひねりの利いた設定に心ひかれた。
『笑わない数学者』は犀川助教授と萌絵のシリーズである。1作・2作とひじょうにおもしろかったので、今回も購入した。


7/25

三笠会館・大和(鉄板焼/中央区銀座5-5-17/03-3289-5663)でディナー。けっこうゴージャスな鉄板焼の店である。肉のやわらかさはさすがといったところで、塩・胡椒だけでもおいしく食べられる。にんにくだれ、ポン酢の2種類のたれも、適度に気分を変えることができてよかった。


7/26

『欲望図鑑』(及川光博/TOCT-24161)
『Big Wave'72』(ROUND TABLE/PHCL-8711)

及川光博のアルバムは、アートワークもすてき(笑)でけっこうナイスなんだけど、『欲望図鑑』だなんて、きっとおれ様の『欲望の日記』にインスパイアされたに違いない(笑)。楽曲的には、シングルで聴くと今一つだった『僕のゼリー』なんかも、アルバムの中ではわりと収まりがよかった。
ROUND TABLEはちょっと狙い過ぎな気がする。もっとポピュラリティがあるほうが、個人的にはうれしいんだけど。


7/27

カレ−の店スマトラ(カレ−/港区西新橋1-24-16/03-3580-4591)でランチ。お店のキャラクターがふた昔くらい前のテイストで、なんだか渋くていい感じ。価格的にはスマトラカレ−が530円、大盛が650円、生玉子が50円、サラダが50円、ラッキョが60円といったところ。カレ−の味はインドっぽくなく、なんだかダシとスパイスが同居しているような感じだった。まずくはないけど、これはっていうこともないですね。


7/28

欲望充たされず。


7/29

欲望充たされず。


7/30

『花火』(aiko/PCCA-01357)
『羽根』(GRAPEVINE/PCCA-01359)
『Leaf』(SONO/PCCM-00003)

最近のぼくの心の中のベストテン、ぶっちぎりの第1位がaikoの『花火』です。とにかく聴いてくれ、以上、って感じ。このマキシはカップリングもよく、超おすすめです。
ここのところのGRAPEVINEはハズレ曲がないですね。『羽根』もすごくいい曲ですよ。
SONOは先輩が勧めていたのでようやく聴いてみた。既発のシングルのタイトル(『サクラサク』、『赤い花』)に、沢田知可子とか辛島美登里みたいなウェッティなものを感じていたので、どうにも聴く気にならなかったんだよね。実際の曲調は今井美樹を気持ちドライにした感じで、もろストライクゾーン。もっと早く聴いときゃよかった。
ちなみに一押しの楽曲は『赤い花』です。


7/31

GLAY EXPO 99へ行く。『GLAY DOME TOUR “pure soul”1999 LIVE IN BIG EGG』の即売を手伝うためである。10:30に海浜幕張駅に着いたのだが、いきなりの大行列。開演は16:30なのだが、幕張メッセでコンサートグッズを販売しているからである。人出のおかげもあってビデオもいい感じで売れ、めちゃめちゃ大忙しだった。昼の休憩で14:00過ぎに外へ出ても行列はまったく途切れず、ただただすっげえと思うだけだった。

仕事を16:00ちょい過ぎに終え、ライブに向かう。だがメッセから会場まで人人人でなかなか進めず、カウントダウンは会場わきの歩道橋から観ることになったのだが、結果的にはこれがラッキー。20万人のボルテージの高まりを俯瞰でとらえることができ、しびれるような感覚を味わうことができた。
ライブの内容はとにかく圧倒的。なんといってもオーディエンスが20万人なのである。会場が広いため、後ろの席の人たちはかわいそうだなと思っていたら、会場の後方にもステージを作ってあり、スタートしてしばらくはそこで演奏をしていた。開始が16:30と早いため、ライティングの使えない時間帯はメインステージでなくてもいいのだろう。あわせてヒットシングルをばんばん演奏することで、ライティングをしなくても観客が盛り上がれるような展開をしていた。途中、初期のナンバーを演奏している時に、当時の映像を背後のスクリーンで流していたが、おもしろい演出だったと思う。昔のファンは大喜びしていたし、新しくファンになった子たちにも新鮮に写ったのではないだろうか。
アンコールからは会場中央のステージに移り、アコースティックギターをフィ-チャ-したスタイルになった。客いじりをしながらだんだんと盛り上げつつ、『I'm in love』で会場すべてを一体にして終了かと思ったら、またメインステージに戻って演奏再開。そこからは激しい曲のオンパレードで、火薬類をばんばん使ってビジュアル的にもインパクトを与えつつ、大盛り上がりのフィナーレを迎えた。

とにかくすごかった。観ることができてよかった。以上。

20万人が一気に帰るといったいどんなことになるだろうか想像もつかなかったが、とりあえず最寄りの海浜幕張駅ではなく、やや離れた幕張本郷駅を使うことにした。海浜幕張だとホームにたどりつくまで、死ぬほど時間がかかるだろうと思ったからである。幕張本郷行きのバスも混むだろうと予想し、歩くことにする。30分ほどかかったのだが、幕張本郷からはさくっと総武線に乗ることができた。
へとへとに疲れていたので、家に帰って風呂に入ったら、少しビールを飲んだだけで睡魔に襲われてしまった。



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