1999年4月の欲望


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4/1

CD
『Welcoming Morning』(Chappie/AICT-1046)
『DOMINO』(ROUND TABLE/PHCL-5087)
『花鳥風月』(スピッツ/POCH-1776)
『Buzz Songs』(Dragon Ash/VICL-60270)
『ミラーボーリズム』(ダンスマン/AVCD-11651)

実はgroovisionsが描くところの、チャッピーって好きなんですよ。というわけで『Welcoming Morning』を購入。初回限定のジャケットはすごくきれいでおすすめ。
『DOMINO』はROUND TABLEをアベちゃんとあやめさんがおすすめしていたので、購入。フリッパーズの香りがただよう、ひじょうに心地いいCDです。
『花鳥風月』は『野生のチューリップ』(オリジナルのシンガーは遊佐未森)にひかれて購入。『愛のしるし』や『スピカ』も入っていて、なんか得した感じである。
『Buzz Songs』は今さらながらという感じもするが、手許に置いておきたいという欲望に負けた。
ダンスマンは、さくまあきらさんのおすすめのアーティストである。収録曲は『空耳アワー』の拡大再生産的な楽曲群。ある楽曲の中の、本来の意味とは違った意味に聞こえる一部分を発展させて、ひとつの曲に仕立て上げている。要するに村上春樹の『螢』が『ノルウェーの森』になったようなものだ(って、ちょっと違うか・・・(笑))。


4/2

録音録画部の中山さんに誘われて、同部の花見に参加。一口坂スタジオ近くのお堀端まで出かける。市ヶ谷の駅に降り立つと、いきなり舛添要一に出くわした。花見客目当てに遊説しに来たのだろう。
天候がいま一つなせいか、思ったよりも人出が少ない。花見の場所まで桜の下を歩く。入社して5年くらいは、この道を通って通勤したものである。すごく懐かしかった。
その後、フェードアウトして、サランバン(韓国料理/新宿区大久保1-14-18-B1/40人くらい)へ。金曜日だというのにがらがら。値段も驚く程安かった。で、勢いにまかせ、パセラ(カラオケボックス/新宿区歌舞伎町1-3-16/たくさん)へ流れる。


4/3

台南市場(台湾小皿料理/新宿区歌舞伎町1-17-4/たくさん)で飲む。埼玉方面が中心のチェーン店である。唐揚げのマヨネーズ和えという料理が出たのだが、少し醤油をたらすと抜群に美味しくなった。
そして連日のパセラ(カラオケボックス/新宿区歌舞伎町1-3-16/たくさん)。Mr.Childrenの『抱きしめたい』は大失敗・・・。『終わりなき旅』もいまひとつ。『星になれたら』とか『Replay』はまあまあかな。
いろいろ歌った中で、スピッツの『花鳥風月』シリーズはけっこう歌ってて楽しかった。スーパーカーの『マイガール』はメロディーが平易で歌いやすい。驚いたのはrough laughの『sometime somewhere』が入っていたこと。しかもX2000-PRO。もちろん歌いましたさ。Daily-Echoの『メランコリー』も入ってくんないかな〜。


4/4

おとなしく一日を過ごす。


4/5

一風堂(ラーメン屋/渋谷区恵比寿1-3-13-1F/34席)でランチ。とんこつ系のラーメン屋である。メインの白丸ラーメン(通常のとんこつラーメン)は600円。赤丸ラーメン(とんこつスープに特製辛子味噌をのせたもの)は700円。サイドメニューとして、ごはんが150円、明太子ごはんが280円。替え玉が150円。ランチタイム(11:30〜15:00)は、ラーメン、ギョウザ、ライスのセットが700円である。スープはオーソドックスなとんこつ味、麺も細麺と九州ラーメンの定番的スタイル。うまいことはうまいが、個人的には九十九ラーメンの方が好みの味だった。


4/6


『星ぼしの荒野から』(J=ティプトリー・ジュニア/ハヤカワ文庫/840円)
『ヘミングウェイのスーツケース』(マクドナルド=ハリス/新潮文庫/705円)

J=ティプトリー・ジュニアは前から好きだった作家。ソリッドな雰囲気の作風で、代表作『たったひとつの冴えたやり方』は、プリンセスプリンセスの『19 GROWING UP』の歌詞にも引用されている。
『ヘミングウェイのスーツケース』はタイトル買い。ミステリっぽいんだけど、どうも純文学のようだ(笑)。


4/7

猿(ゑん)(ODEN BAR/渋谷区渋谷3-7-5-2F/テーブル22席・カウンター8席)で飲む。要するにおでん屋なのだが、ODEN BARと自称するだけあり、内装がきれいでおしゃれなテイストの店である。平日なのに、客の入りも良好。価格帯はビールの中ジョッキが550円、酎ハイが300円。おでんは大根が250円、玉子が150円、京がんもが200円。他の料理ではペーパーチキンが400円。肝心のおでんの味だが、あっさりとしただしで好感の持てる味わい。煮込み具合も長からず短からずほどほどでよかった。他の料理で売りとなるのは、ペーパーチキンのようだ。これはろう紙の中に味付けしたチキンを包み込み、油の中で蒸し焼きにした料理である。ガーリック味、ハーブ味があり、今回、ガーリック味をオーダーしたのだが、けっこうおいしかった。
その後、道玄坂の天に流れた。なかなかいい感じの店だったけど、データを取ってくるのを忘れる。すっかり酔っ払っていたんですねえ(笑)。


4/8

欲望充たされず。


4/9

夜、ボナペティ(レストランバー/渋谷区恵比寿西1-13-6/定員30人くらい)で酒。ほどほどに飲む。


4/10

ル・デコ(レストランバー/港区北青山3-5-11-B1F/不明)でパーティー。ビンゴも当たったしめでたしめでたし。その後、月の兎(ホームバー/港区南青山3-18-20-B1F/不明)へ。店名のロゴがきれいだったので試しに入ってみた。内装の雰囲気がいいし、店員もすごく感じがよい。料理もなかなかおいしかった。場所柄、価格はやや高めで、グラスビールが650円、料理も700円くらいからのスタート。この店、HUMAXグループとのことである。三四味屋とかモーモーパラダイスも同グループだそうだ。で、次の天真爛漫へ。この店を出る頃はかなり酔っぱらっていて、データを取ってくるのを忘れてしまった。今週、二度目(爆)。


4/11


『カーニバル』(清涼院流水/講談社ノベルス/1700円)
『密送航路』(フィリップ=カー/新潮文庫/781円)

清涼院流水は、ぼく的にはバカ作家(笑)である。くっだらねえと言いながらも、デビュー作の『コズミック』以来、ついつい買ってしまってるんだよねえ。
フィリップ=カーは、パラレルワールドのベルリンシリーズでデビューして以来チェックしている作家。もともと『鉄の夢』とか『高い城の男』とかのパラレルワールドものが好きで、この作家もその流れで読み始めたのである。哲学的なアプローチの『殺人探究』とかビルパニックものの『殺人摩天楼』とか、最近の芸風は変わってきているが、オリジナルな世界が多いため、今回もなにか新しいものを読ませてもらえるのではという期待から購入した。


4/12

欲望充たされず。


4/13

CD
『光について』(Grapevine/PCCA-01322)
『Kiss me』(Say a Little Prayer/BFCA-10015)
『531』(嶋野百恵/PCCA-1329)
『ONE and ONLY』(木村佳乃/PCCA-01277)
『ESPECIAL』(露崎春女/TKCA-71572)
『I'm in BLACK』(Patty's Oblien/KICS-709)
『becoming』(谷口崇/KICS-707)

押阪くん、松本さんありがとうございました。
Grapevineはファーストアルバムから押さえてはいたんだけど、いいなと思うようになったのは『白日』から。『スロウ』もよかったし、この『光について』もいい感じ。でもいい曲だと思うけど、『スロウ』に比べるとキャッチーではないね。ブリグリが『there will be love there』の後に『冷たい花』を出したのと同じような感じだなあ。
Say a Little Prayerをまともに聴くのは、実は初めて。だってサンプルが手に入んなかったんだも〜ん(笑)。なんかアレンジが古い映画のサントラみたいだった。


4/14


『亜愛一郎の狼狽』(泡坂妻夫/創元推理文庫/640円)
『信長の親衛隊』(谷口克広/中公新書/740円)

『亜愛一郎の狼狽』は、創元文庫のキャンペーン「著名作家10人が選んだベスト5」の、北村薫のチョイスに影響されて購入。北村薫が選んだのならまちがいはないだろうということで。我ながらつくづく広告とかキャンペーンに弱い男である。またの名を電博に踊らされやすい男ともいう(笑)。
『信長の親衛隊』は、さくまあきらさんのホームページでタイトルを発見したもの。今まで店頭では見かけなかったが、ふと入った本屋で出くわして購入した。


4/15

とんかつ天津(とんかつ屋/渋谷区恵比寿1-8-14/カウンター15席くらい)でランチ。この店、いつも行列ができている人気店である。11:30〜14:00のランチタイムは通常850円のメンチカツ・チキンカツ・串カツが750円になる。他のメニューはロースカツが1050円、ヒレカツが1150円。全体にボリューム感が非常にあり、気合いを入れて食べたい時にも満足させてくれる。11:45分をまわると並び始めてしまうので、早めに行ったほうがベター。


4/16

ちょっと足を伸ばして代官山でランチ。HISAMA(フレンチ/渋谷区恵比寿西1-33-18/テーブル4人x11・カウンター6)へ行く。さくまあきらさんのホームページで知った、TVなどによく出ている平野寿将の店である。昼のコロッケランチがおいしいということなので、食べてみたいと思ったわけだ。価格帯はコロッケ御膳が1000円、海老と百合根のクリームコロッケが1200円、但馬牛テール桜味噌煮が1500円。すべて食後にコーヒー or 紅茶が付いてくる。内装はモノトーンを基調としたシックなもの。店員もひじょうに感じがいい。コロッケ御膳を頼んだのだが、じゃがいもがほくほくとしており上品な味わい。下味が軽くついていてそのままでもおいしいが、ソースもふつうのとカレー味のと2種類があり、味のバリエーションが楽しめる。付け合わせに岩のりの佃煮がでてきて、これまたおいしかった。食後にお茶を飲んでいたら、平野氏が登場。予想外にでかいのには驚いた。

夜はプライムスクエアにある鹿角屋(こんにゃく料理/渋谷区広尾1-1-39/たくさん)で飲み会。キリタンポ鍋がおいしかった。その後、ODIN(バー/渋谷区恵比寿南1-8-18K-1ビルB1/20人くらい)へ行く。ブラッディマリーはあいかわらずバカうま。


4/17

満月廬(中華料理/新宿区新宿3-10-4/たくさん)で飲む。わりとこぎれいな中華系の居酒屋である。値段もこなれているし、味もまずまず。


4/18

おとなしく週末を過ごす。


4/19

高麗屋(エスニックバイキング/新宿区大久保1-15-12-2F/40人くらい)で飲む。『TOKYO 隠れ名店お宝本』(羽衣える/小学館/952円)でチェックした店である。エスニック系の食べ放題の店で、2時間で1680円。スカート付きの鍋で、焼き物と鍋をいっしょに食べることができる。周囲の人はさまざまな国籍の人ばかりで、異国情緒たっぷり。最初、どうやって食べたらいいかわからなかったのだけど、お店の人が懇切丁寧に教えてくれた。味もそこそこだし、けっこう楽しめる店である。


4/20

欲望充たされず。


4/21

元上司が本を出すことになり、その出版記念パーティーでスクワール麹町(イベントホール/千代田区麹町6-6/たくさん) へ行く。『トレインシミュレーター』をプロデュースした人なので、開会の挨拶をカシオペアの向谷実(『トレインシミュレーター』の作者)がしていた。それ以外にもすがやみつるの話が聴けたり、ここのところ会ってなかった人と久々に会えたり、それなりに楽しめた。ちなみに元上司が書いた本というのはこれ。
『触覚メディア』(中島誠一/インプレス/1700円)
みなさん、買ってあげてください。


4/22


『名探偵コナン・23』(青山剛昌/小学館/390円)
『モンキーターン・8』(河合克敏/小学館/390円)
『東京刑事・1』(鈴木けい一/小学館/390円)
『ファンシー雑技団・3』(黒葉潤一/小学館/390円)

どれもお約束の買い物である。『東京刑事』は同じ作家の『東京番長』が好きだったため購入。こうしてみると、つくづく小学館系のまんがが好きなことがわかりますねえ。


4/23

近所で新潟の妙高高原ビールのピルスナーと、岡山の独歩ビールのデュンケルを飲んで帰る。それほど個性は強くなく、ま、こんなもんかといった感じ。


4/24

暇をみつけてはプレイしてきた『レガイア伝説』(ソニー・コンピュータエンタテインメント/PS)がようやく終了。RPGをプレイするのはひさびさだったんだけど、親切設計のおかげで、投げ出さずに最後までプレイすることができた。ストーリーもすごく渋いし、大満足の1本だった。


4/25

ビデオ
『CUBE』(販売元・ポニーキャニオン)

立方体(CUBE)で構成されたダンジョンに閉じ込められた人たちが、そこから脱出していく様を描いたサスペンス映画。新本格のミステリのように、ゲーム的な色合いを持つ作品である。謎ときはロジカルだし、閉鎖空間に閉じ込められた人間の不安感もうまく表現されている。途中でだれることなく最初から最後まで緊張感の持続する、ひじょうにおもしろい作品である。


4/26

忙しいは風邪をひくはで、欲望を充たすどころではないです(号泣)。


4/27

一風堂(ラーメン屋/渋谷区恵比寿1-3-13-1F/34席)へ行き、赤丸新味を食べる。トンコツベースに、韓国風の辛し味噌と店独自の香油が加わったスープのラーメンである。トンコツスープって、味わいとしては茫洋としたものを感じるのだけど、スパイスが加えられることによってシャープに締まってくる。これはおすすめですねえ。けっこう支店があるようで、最近、心斎橋にもできたみたいですよ。


4/28

欲望充たされず。


4/29

思わず12時間近く寝てしまう。睡眠欲は充たせたけど、これでいいのか(泣)。


4/30


『ヒカルの碁・1』(ほったゆみ・小畑健/集英社/390円)
『まちこSHINING・3』(藤野美奈子/小学館/505円)
『うたの本 '99春』(TVガイド臨時増刊/東京ニュース通信社/457円)

『ヒカルの碁』は、囲碁という少年誌には向いていないような題材を扱っている。その特殊性にひかれて思わず購入してしまった。絵柄もけっこう好みだし。
『まちこSHINING』はこれが最終巻。独特の間が好きだったので、これで終わりなのはすっごく残念である。
『うたの本』はお約束。表紙がSomething ELseというのには驚いたが、『だんご3兄弟』の振り付けまで載っていたのには驚いた。



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